美人爆命！？異世界に行ってもやっぱりモテてます！

１７０

＊



（わぁ、とても良い天気だわ。）



前夜、熟睡したせいか、今朝はとても清々しい目覚めだった。
空は高く澄み渡り、白い雲がゆっくりと流れていた。



いろいろあったけど…まさか、結婚式まで挙げるとはね。
お父さんやお母さんに伝えたら、きっとびっくりするよね。



朝食を食べてから、また慌ただしく結婚式の準備が整えられていった。
ここでは、ウェディングドレスは何色でも良いらしいのだけど、迷った末に、結局、白にしてもらった。
白を選ぶ人は珍しいらしい。



「真っ白なウェディングドレスは初めて見ましたが、とても美しいですね。」

侍女さん達も、感動してる。
そうだよね。
白って、なんか良いよね。
セバスチャンにはまだ言ってないから、見たらびっくりするかな？



「まぁ！！」



ドレスを着て、髪を結い上げてもらうと、侍女さん達がみんな私に見とれてた。
鏡に映る私は、確かに良い感じ。



「なんとお美しいのでしょう！」

「まるで女神様のようです。」



褒めすぎだけど、悪い気はしない。
でも、やっぱりこの姿は両親や友達に見て欲しかったな。
スマホも充電が切れてるから、画像も残せないのが残念だね。