美人爆命！？異世界に行ってもやっぱりモテてます！

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パレードも問題なく済んだ。
馬車に乗って、町を一周した。
手を振ってくれるのは、なんとなく老人や子供が多い気がする。
お城まで来られなかったのかな。
皆、笑顔で手を振ってくれた。
私はともかく、セバスチャンのことは受け入れてほしいな。



パレードが終わり、部屋に戻る。
何事も無かったことに、ほっと胸を撫で下ろす。
お風呂に入ったら、体と共に気持ちの緊張もほぐれたような気がした。
今日は朝から忙しかったよね。
夜中にはあんなことがあったし。
不思議とあのことが、ずっと前のことみたいに思える。



お風呂からあがったら、ようやく夕食だ。
お昼は忙しくて、食べる暇がなかったからお腹は減ってるはずなのに、お腹がすきすぎたせいか、疲れたのか、あまり食欲がない。
食前酒を飲んだら、眠くなってきた。



「今日は疲れただろう。
だが、明日もあるんだ。
しっかり食べておいた方が良い。」

「は、はい。」



そうだった。
明日は結婚式と、夜には来賓達との晩餐会がある。
まだ気は抜けない。
ちゃんと食べて、スタミナ付けとかないと。
そう思って、半ば無理やりに料理を口に運んだ。



例のこと、早く聞きたかったけど、お腹が膨れたらなおさら眠気が強くなり、夕食が済んだらすぐに眠ってしまっていた。