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「ルネスさん、今日はいろいろとどうもありがとうございました。」

「こちらこそ。貴重な情報をどうもありがとうございました。
また何か気になったことが出来たら、答えていただけますか?」

「はい、私で出来ることならなんでも。」

ルネスは微笑み、グラスの水を一気に飲んで、彼は部屋を出て行った。



(はぁ~……)



意外と緊張してたみたいで、なんだか急に力が抜けた。
結局、わかったことは、私は元の世界には戻れないということだけだったけど…



ある意味、ここは第二の地球みたいな所なんだから、そう思えば、寂しさもマシにはなる…かな?
皆、悲しみを乗り越えて、家族を作り、ここに根を張ったんだよね。



(私も、そんな風になれるかな?)



まだ自信はないけれど、頑張ってみるよ。
これが、私の運命なら仕方ないもんね。



それにしても、異世界に地球人の子孫がたくさん住んでるなんて、ものすごいスクープだよね。
伝える術はないけれど、私はすごい秘密を知ってしまったんだね。
そう思ったら、小さく身震いした。
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