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なんと、しばらくしたら、昼食だった。
かなりゆっくり眠ってたみたい。



「ミライ、具合は悪くないか?」

「は、はい。大丈夫です。」

今日は頭痛すらしないよ。
胃も快調。
なんでもパクパク食べられる。



私って、けっこう図太いのかな?
昨夜はあんなに落ち込んでたのに、今日はもうだいぶ立ち直ってるよ。



あの曲のおかげもあるよね。
この世界には、私以外にも異世界から来た人がいたんだって思ったら、なんだか支えになったんだよね。



その人達はどんな風にここで生きたのかなぁ?
幸せだった人もけっこういたのかな?
あ、今現在は、異世界の人は私だけなのかな?
それとも、他にもいる!?



いたら、話してみたいなぁ。
そういうのは、記録かなんかされてるのかな?
一応、ここにも戸籍みたいなものはあるのかな?



(あっ!!)



そうだ!
ここには、語り部っていう人がいるんだ。
その人は、昔のことをいろいろ知ってる。
メガネをかけた、確かハロルドっていう人だったよね?



あの人なら、異世界から来た人のことも知ってるんじゃ…
それを知ったからと言って、何かがどうにかなるのかはわからないけど、とにかく訊いてみよう!
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