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「これからどうなさるつもりなんですか?」

「ベルガアートに帰るつもりだ。」



やっぱりか…
でも、大丈夫なのかな?
私は怖いよ。
あの二人には、もう二度と会いたくないよ。



「……マクラーレンが怖いか?」

わぉ、お見通しだね。
私は黙って頷いた。



「そうだろうな…
だが、心配することはない。
私が命を懸けて、君を守る。」

そう言いながら、セバスチャンは私の手を握った。



(わぁ……)



胸がドキドキする。
命を懸けて守るだなんて…
恥ずかしいやら嬉しいやら。
顔が熱いよ。



あれ?
なんかおかしいな。
私、なんでこんなに…



(まさか……)



これは、トキメキってやつなのかな?
え?
私、セバスチャンにときめいてるの?
まさか、そんな……



でも、確かにセバスチャンはカッコイイ。
今迄もカッコイイ人には出会って来たけど、その時はなんとも感じなかったのに、どうして今回だけ?



とても不思議だけど、私は現にときめいている。
それに、セバスチャンが一緒なら、ベルガアート城に戻るのも大丈夫な気がしてきたよ。
ますます不思議だね。
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