美人爆命！？異世界に行ってもやっぱりモテてます！

８３

「マーガレット様は、側室のナタリー様の第二王女よ。
おとなしく優しい方だから、お世話はしやすいわ。」

「そうなんですね。
教えて下さり、どうもありがとうございます。」

「それと、部屋もマーガレット様のお部屋の近くに変わるからね。
今から行くわよ。」

「あ、は、はい！」

私は大急ぎで荷物をまとめ、リアンさんの後を着いて行った。



「あ、あの…私は第７侍女だそうですが、マーガレット様には７人の侍女がいるということですか？」

「そうよ。いくら側室の娘だといっても、７人は少なすぎるわよね。
あなたが来るまでは、６人だったんだから。」

そういえば、ベルガアート城にいた時、私にはたくさんの侍女さんがついてたな。
私自身は偉くもなんともないけど、女王の器ともなれば、大切にされるんだね。
いつもそばにいた二人は、きっと偉い侍女さんだったんだろう。



「はい、ここがあなたの新しい部屋よ。」

鍵を渡され、扉を開けた。
前の部屋とほとんど変わらない狭い部屋だった。



「あなた、町に住んでるのよね？」

「はい。」

「休みは月に１度しかないんだし、ほとんどこっちにいるんだから、家は引き払った方が良いわよ。
家賃がもったいないわ。」



確かにそうかもしれない。
そっか、休みは月に１回きりなんだね。
だったら、引き払おうかなぁ。