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*
「ミライよ、この一ヶ月、本当に良く頑張った。」
「は、はい。」
「……合格だ。」
「え!?」
「そなたを侍女として採用する。」
「あ、ありがたき幸せ!感謝致します。」
やった、やった!
合格したよ!侍女になれたよ!
「そなたは今日から、マーガレット王女の第7侍女だ。」
「はい、誠心誠意、務めさせていただきます。」
「この後のことを聞いたら、もう帰って良い。
明日は休みだ。家に帰ってゆっくりしてくれば良い。」
「ありがとうございます!」
*
「あなたがミライ?」
メイサさんが出ていって程なくして、若いメイドさんが私の部屋に来た。
「は、はい、そうです。」
「ふ~ん…」
メイドさんは、私をじろじろ見てから…
「私はマーガレット様の第1侍女のリアン。
これ、新しい制服ね。
それから、今後も読み書きの勉強は続くらしいわ。」
「わかりました。どうもありがとうございます。」
「読み書きさえ出来ずに、侍女になれるなんて、よほど、女が足りないのね。」
それって、嫌味だよね?
でも、第1侍女ってことは私より偉いんだから、ここは我慢しなきゃいけないよね?
そう思って、私は無理して微笑んだ。
「ミライよ、この一ヶ月、本当に良く頑張った。」
「は、はい。」
「……合格だ。」
「え!?」
「そなたを侍女として採用する。」
「あ、ありがたき幸せ!感謝致します。」
やった、やった!
合格したよ!侍女になれたよ!
「そなたは今日から、マーガレット王女の第7侍女だ。」
「はい、誠心誠意、務めさせていただきます。」
「この後のことを聞いたら、もう帰って良い。
明日は休みだ。家に帰ってゆっくりしてくれば良い。」
「ありがとうございます!」
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「あなたがミライ?」
メイサさんが出ていって程なくして、若いメイドさんが私の部屋に来た。
「は、はい、そうです。」
「ふ~ん…」
メイドさんは、私をじろじろ見てから…
「私はマーガレット様の第1侍女のリアン。
これ、新しい制服ね。
それから、今後も読み書きの勉強は続くらしいわ。」
「わかりました。どうもありがとうございます。」
「読み書きさえ出来ずに、侍女になれるなんて、よほど、女が足りないのね。」
それって、嫌味だよね?
でも、第1侍女ってことは私より偉いんだから、ここは我慢しなきゃいけないよね?
そう思って、私は無理して微笑んだ。
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