美人爆命！？異世界に行ってもやっぱりモテてます！

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「さぁ、これに着替えて。」

お城に戻ると、私の部屋にメイサさんがいて、すでに侍女の服が準備されていた。
濃紺のドレスに真っ白なエプロン、所謂、メイド服だね。
そして、靴のサイズを採寸された。



「そういえば、そなたは文盲らしいな。」

「え？」

文盲って何？



「夜にそれも教える。
まずは、仕事だ。」

「は、はい！」



休む間もなく、私は仕事をさせられた。
仕事というか、最初は挨拶の仕方からだった。
お辞儀の仕方や、挨拶の作法、そして、服の着せ方や脱がせ方、脱がせた服の処理等、今日はそんなことを教えられた。
どれも簡単そうだけど、意外と難しい。
その間に言葉遣いも一緒に仕込まれた。



夕飯は、意外と質素なものだった。
それは、私がまだ研修生だからかな？
宿屋の食事より粗末な気がする。
夜は、読み書きの勉強だった。
文盲っていうのは、読み書きが出来ない人のことだったんだね。
勉強は深夜まで続いた。



半ば、意識を失うような感じで眠り、次の日の朝はまだ薄暗い時間から叩き起された。
すごく眠いよ。
こんな調子で、やっていけるのかな？
いや、弱気になってはいけない！
頑張らないと。