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「次は仕事だな。
あんたは何をするんだ?
また貴族の屋敷の使用人か?」
「まだ決めてないよ。
ダグは?」
「俺は、力仕事しかしたことがないから、ここでも力仕事を探すよ。」
どうしようかな?
私は、OLくらいしかしたことがない。
この世界で私は何が出来るんだろう?
多分、私に出来そうなのは商店の店番とか?
「じゃあ、ここからは別々に探そう。
みつかってもみつからなくても、夕方またここで。」
ダグと離れたら、なんだか急に心細くなってしまった。
でも、そんなことは気にしちゃいられない。
商店街を歩いていると、確かに男性が多いと感じられた。
お城は歩いて10分くらいだろうか?
(お城……?)
そうだ!
城で働いたら、魔法使いに会える機会もあるんじゃない!?
そう思ったら、いても立ってもたまらず、私はお城に向かって駆け出していた。
*
(近くで見たら、けっこう大きな城だね。)
門の前には、厳しい面構えの門番が二人立っている。
(なんだか聞きにくいなぁ…)
そう思ってたら、中から桶を持ったおばさんが出て来た。
「あ、あの、すみません!」
「なんだい?」
「このお城で仕事はないでしょうか?」
「残念だけど、人手は余ってるよ。
女ならいくらでも仕事はあるんだけどね。」
「えっ!?」
あんたは何をするんだ?
また貴族の屋敷の使用人か?」
「まだ決めてないよ。
ダグは?」
「俺は、力仕事しかしたことがないから、ここでも力仕事を探すよ。」
どうしようかな?
私は、OLくらいしかしたことがない。
この世界で私は何が出来るんだろう?
多分、私に出来そうなのは商店の店番とか?
「じゃあ、ここからは別々に探そう。
みつかってもみつからなくても、夕方またここで。」
ダグと離れたら、なんだか急に心細くなってしまった。
でも、そんなことは気にしちゃいられない。
商店街を歩いていると、確かに男性が多いと感じられた。
お城は歩いて10分くらいだろうか?
(お城……?)
そうだ!
城で働いたら、魔法使いに会える機会もあるんじゃない!?
そう思ったら、いても立ってもたまらず、私はお城に向かって駆け出していた。
*
(近くで見たら、けっこう大きな城だね。)
門の前には、厳しい面構えの門番が二人立っている。
(なんだか聞きにくいなぁ…)
そう思ってたら、中から桶を持ったおばさんが出て来た。
「あ、あの、すみません!」
「なんだい?」
「このお城で仕事はないでしょうか?」
「残念だけど、人手は余ってるよ。
女ならいくらでも仕事はあるんだけどね。」
「えっ!?」
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