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「何なんだよ。俺じゃ、ヒモになれないって言うのかよ。」
「いやいや、そうじゃない。
若いあんたがあまりにも古いことを言うから。」
「どういうことだ!?」
「だから、この国に男が少なくなってたのは、もうずっと前の話だってことだ。
あんたが言ったような時代は確かにあった。
その時は、男達が押し寄せたという。
だけど、それから、この国には男が急激に増えたんだ。
なぜだか、生まれて来る子は男ばかり。
男がどんどん増えて、今じゃ結婚出来ない男達があぶれている始末だ。」
「なんだって!そんな馬鹿な!?」
「ちょっと通りに出てみなよ。
それだけでも、男が多いことがわかるはずだ。」
ダグは走って店を出ていった。そして、直ぐに戻ってきた。
「チクショウ!
まさか、こんなことになってるなんて。」
どうやら、マルコの言ったことは真実だったみたいだ。ダグは明らかに機嫌が悪い。
「この国は暮らしやすくて良い国だがな。世帯が持ちたいなら、他所に行くことだな。
ここにいたんじゃ、良い女との出会いは、まずないからな。」
マルコの言葉に、ダグは大きな溜め息を吐いた。
「いやいや、そうじゃない。
若いあんたがあまりにも古いことを言うから。」
「どういうことだ!?」
「だから、この国に男が少なくなってたのは、もうずっと前の話だってことだ。
あんたが言ったような時代は確かにあった。
その時は、男達が押し寄せたという。
だけど、それから、この国には男が急激に増えたんだ。
なぜだか、生まれて来る子は男ばかり。
男がどんどん増えて、今じゃ結婚出来ない男達があぶれている始末だ。」
「なんだって!そんな馬鹿な!?」
「ちょっと通りに出てみなよ。
それだけでも、男が多いことがわかるはずだ。」
ダグは走って店を出ていった。そして、直ぐに戻ってきた。
「チクショウ!
まさか、こんなことになってるなんて。」
どうやら、マルコの言ったことは真実だったみたいだ。ダグは明らかに機嫌が悪い。
「この国は暮らしやすくて良い国だがな。世帯が持ちたいなら、他所に行くことだな。
ここにいたんじゃ、良い女との出会いは、まずないからな。」
マルコの言葉に、ダグは大きな溜め息を吐いた。
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