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そんなことを繰り返しながら、一週間くらいの日々が流れた。









「わぁ、やっと着いたな。
ここがサリーナか。」

「けっこう遠かったね。」



サリーナは大きな町ではあるようだけど、わりと田舎っぽいっていうか…
ベルガアートみたいに洗練されてない。
お城も、ベルガアート城より小さいな。



さて、ようやくここまでは来たけれど、これからどうするか、だ。
お城の魔法使いには、どうやったら会えるのかな。



「とりあえず、宿屋を探すか。」

「……そうだね。」

私たちは、宿を探した。
大きな町だけに、宿屋も何軒かあるみたいだ。
最初に入った宿屋は満室だったから、次に入った宿屋に泊まることにした。
今回は三人部屋で、マルコという中年の男性がすでに部屋にいた。



「俺はダグ、こっちはミライだ。よろしくな。」

「俺は、商人のマルコだ。よろしく頼む。」

それから程なくして、夕食の時間となった。
私たちは、食堂に移動して三人でテーブルに着いた。



「あんたら、サリーナには何しに来たんだ?」

「何って…サリーナっていったら、決まってるだろう。
俺はここで天国みたいな暮らしをしようと思ってるんだ。」

「え?天国!?」

マルコは、そう言って肩を揺らした。
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