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レジスタンスの番犬

捜査開始4

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ギミックとラニーはウルフが準備した部屋に入るとため息をついた。

「ふ~、で、今回の事件は裏切り者がって話だが劣化と荒らされて痕跡は殆ど消えてるぞ。場所は砂漠でもらったモノはデータバンクのキーコード。俺はこう言うの無理なんだが?」

「ギミック、まずは色々と現場を回るとしましょう。データバンクのキーコードはイヴ…フェイに渡しておきます。」



二人は外に出て最前線だった所を調べ始めた。

「さて、先ずは戦闘が激しかった所って…アイツらかなり強かったみたいだな。」

「何故そう思うのですか?」

ギミックはそう言うとある兵器の前に立った。

「これはあの基地の電気回路をショートさせるモノなんだよ。IVー025またの名を,スパークマン,データによると起動される前にウルフが潜入して破壊したそうだな。」



「彼女は狙撃特化型と言ってなかったですか?」

ギミックはラニーの頭を小突くと呆れたと言わんばかり皮肉った。

「推理する回路は回るのにそう言うデータは無いんだなポンコツ新人。」

「武器に関してのデータはあまり無いもので。」

ギミックは近くの岩場に背もたれた。

「戦場においての鉄則は如何に相手に情報を漏らさないかが重要なんだよ。つまりは…」

ギミックは地面に落ちてるスクラップを拾って持ち上げた。

「どこ産か?武器は何か?個体の指示系統はどこからか?ハッキリ言うとデータの元を辿ればどこを攻撃すればその組織の弱点なのかをばらしてたら勝てる戦争にも勝てない。あくまでも俺らみたいな奴らは駒だ。駒にはアイツを殺せって任務だけをインプットされてればいいんだよ。」

ギミックはそう言ってスクラップを投げた。

「レジスタンスの番犬はその逆の嘘のデータや自由意思を持たせた事で情報をバラけさせて罠にハメたり逃亡を阻害したりと偽の作戦をわざと漏らて強襲したりしてたそうだ。」

「だとしたら…データバンクのデータも…」

「信用度合いは低いな。」

ギミックはケタケタと笑ってラニーの肩をガンガンと叩いた。


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