竜の花嫁〜最弱回復術師から世界最強の花嫁への道〜

本編

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｢天使様は…妊娠なされていたんですね｣
｢ん…よくわからないけど…そうみたい｣

かなり膨らんだお腹をなでなでしながらのティータイム｡お腹重い｡

｢もうすぐ陣痛が来てもおかしくありませんわ｡悪阻がないようで安心しました｣
｢つわり…？｣

つわりって何？フィオナそれはまだ教えてもらってない…｡

｢妊娠中に体調を崩してしまうことがあるんですの｡陣痛は物凄く痛いので覚悟してくださいね｣
｢え…｣

痛いのやだ…この子に会いたいけど痛いのや…痛くしないで｡

｢わたくしもついておりますわ｡ついでに玩具にも手伝ってもらいましょう｣
｢玩具…｣
｢番様が仮名を決めなければこのままですわ｣

どうしよう!!早く決めないと!!でも…名前考えるなんて出来ないよ｡

｢…むり｣
｢ふふ｡意地悪をしたい訳ではありませんの｡お子の名前を決めるための練習とでもお思いくださいな｣
｢そっか…｣

この子の名前…僕が決めなきゃいけないんだ｡サトに任せようかな｡僕じゃ…いい名前が思いつきそうにない｡