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選択編
蛍ルート 4
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蛍視点
「…え?」
「…うん。だから…お金溜まったから…結婚式あげよう?」
「僕達2人でお金貯めてたんだ。…蛍と柚の実家からお金出すとは言われてたんだけど…2人で頑張りたくて」
「そこまで立派なものじゃないけど…」
柚琉くんはなんかぽかーんとしていた。
うん、多分意味わかってない。
「いいの?…本当にお金かかるんだよ?僕達…それなりに家の会社大きいし招待客も…」
「う…」
「…ま…まぁそこはなんとか…」
なんとか出来ない顔だ。
「あっ!!」
柚琉くんは突然何かを思い出したかのようにリビングの棚から何かを取り出してきた。
「んとね…えっと…」
ピンク色の可愛い袋から出てきたのは…いくつもの通帳。
「これがおじいちゃんからで、これが父さんから、こっちは翔兄さんと直人兄さんから貰ったやつ!!」
「え…あの…柚琉くんどうしたの?」
「…お金ないなら僕も出すよ?」
「柚。それは柚の貰ったお金なんだから大切に…」
「母さんが僕の持ってるお金も結婚したら夫婦のものになるって言ってたよ?」
…あぁ…柚琉くんのお母さん…正しい教育だけど変なところで活用されてます…。
「…僕も」
僕も通帳を出した。
「結婚式は僕達が主役なんだから…夫だけで頑張ろうとしないで?」
「金銭的援助なら任せてっ!!というか最近勝手にお金が増えてて怖いの!!」
うん、柚琉くんちょっと黙ろっか?
そして増えてるのは過保護の家族の仕業だと思うよ?
「…ありがとう」
「でも柚…あの…これ…通帳ごとに金額違うけど……なんか…8桁見えるんだけど」
「僕知らないよ?」
…今度言っといた方がいいんじゃないかな。
あ、これよく見たら普通に夏羽くんと稼いだお金も…。
「はぁ!?」
「どうした?蛍」
「…え…あの…柚琉くん?これ…何枚売った?」
「ん?1枚だけだよ?月に1枚描いて売ってるの」
「…1枚だけで…100万超えるのか…」
…有名なのは…知ってたけど…凄いなこれ。
「えへへ。結婚式…綺麗なのにしたいね!!」
「あ…うん。そうだね」
僕達は…柚琉くん(の実家の凄さ)に慣れないといけないんだよなぁ…。
プルルル。
「あ、兄さんだ!!」
『柚?体調大丈夫?何か足りないものとかない!?』
…焦りすぎです。
「…先週連絡しなかったから焦ってるのかなぁ…」
『そうじゃなくて!!柚が通院しなかったからでしょ!!今日病院行く日だよ!?』
「「「え!?」」」
そんなこと全然知らなかった…。
柚琉くんを見ると…顔を青ざめて汗をだらだらと流していた。
「みんなに知られずにいたのに!!」
『知られずにって…これからは通院の日はそっちに迎えに行くからね』
「ふぇ!?」
「…柚、言ってくれないと僕達知らないままだったよ。ね?危ないからもうこんなことしないでね」
「…はぁい…」
…反省してくれるといいけど。
1ヶ月後
「こんにちは。柚いる?」
「え?…柚なら…蛍と一緒に買い物に…」
「…また逃げたのか…もう」
「もしかして…また通院の日だったとか…」
「そうだよ。これからは浩樹くんにもメールで予定送っておくね。柚に送ると伝わってないみたいだし」
「ありがとうございます」
反省してなかった。
「…え?」
「…うん。だから…お金溜まったから…結婚式あげよう?」
「僕達2人でお金貯めてたんだ。…蛍と柚の実家からお金出すとは言われてたんだけど…2人で頑張りたくて」
「そこまで立派なものじゃないけど…」
柚琉くんはなんかぽかーんとしていた。
うん、多分意味わかってない。
「いいの?…本当にお金かかるんだよ?僕達…それなりに家の会社大きいし招待客も…」
「う…」
「…ま…まぁそこはなんとか…」
なんとか出来ない顔だ。
「あっ!!」
柚琉くんは突然何かを思い出したかのようにリビングの棚から何かを取り出してきた。
「んとね…えっと…」
ピンク色の可愛い袋から出てきたのは…いくつもの通帳。
「これがおじいちゃんからで、これが父さんから、こっちは翔兄さんと直人兄さんから貰ったやつ!!」
「え…あの…柚琉くんどうしたの?」
「…お金ないなら僕も出すよ?」
「柚。それは柚の貰ったお金なんだから大切に…」
「母さんが僕の持ってるお金も結婚したら夫婦のものになるって言ってたよ?」
…あぁ…柚琉くんのお母さん…正しい教育だけど変なところで活用されてます…。
「…僕も」
僕も通帳を出した。
「結婚式は僕達が主役なんだから…夫だけで頑張ろうとしないで?」
「金銭的援助なら任せてっ!!というか最近勝手にお金が増えてて怖いの!!」
うん、柚琉くんちょっと黙ろっか?
そして増えてるのは過保護の家族の仕業だと思うよ?
「…ありがとう」
「でも柚…あの…これ…通帳ごとに金額違うけど……なんか…8桁見えるんだけど」
「僕知らないよ?」
…今度言っといた方がいいんじゃないかな。
あ、これよく見たら普通に夏羽くんと稼いだお金も…。
「はぁ!?」
「どうした?蛍」
「…え…あの…柚琉くん?これ…何枚売った?」
「ん?1枚だけだよ?月に1枚描いて売ってるの」
「…1枚だけで…100万超えるのか…」
…有名なのは…知ってたけど…凄いなこれ。
「えへへ。結婚式…綺麗なのにしたいね!!」
「あ…うん。そうだね」
僕達は…柚琉くん(の実家の凄さ)に慣れないといけないんだよなぁ…。
プルルル。
「あ、兄さんだ!!」
『柚?体調大丈夫?何か足りないものとかない!?』
…焦りすぎです。
「…先週連絡しなかったから焦ってるのかなぁ…」
『そうじゃなくて!!柚が通院しなかったからでしょ!!今日病院行く日だよ!?』
「「「え!?」」」
そんなこと全然知らなかった…。
柚琉くんを見ると…顔を青ざめて汗をだらだらと流していた。
「みんなに知られずにいたのに!!」
『知られずにって…これからは通院の日はそっちに迎えに行くからね』
「ふぇ!?」
「…柚、言ってくれないと僕達知らないままだったよ。ね?危ないからもうこんなことしないでね」
「…はぁい…」
…反省してくれるといいけど。
1ヶ月後
「こんにちは。柚いる?」
「え?…柚なら…蛍と一緒に買い物に…」
「…また逃げたのか…もう」
「もしかして…また通院の日だったとか…」
「そうだよ。これからは浩樹くんにもメールで予定送っておくね。柚に送ると伝わってないみたいだし」
「ありがとうございます」
反省してなかった。
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