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番外編
柚アレルギー発覚時パート2
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直人視点
「柚!!」
卵を口にしてしまってから数分後、柚の全身に蕁麻疹が出始めた。
やっぱり卵アレルギーが…。
「柊二!!車!!今すぐ!!」
「表に回してあるよ。…くそ、誰も食物アレルギーなかったから油断した…」
父さんは柚を毛布で包んで抱き上げた。
「直人。お前も来てくれ」
「う…うん」
「…大丈夫だ。病院に着けば治るよ」
…でも…柚は僕のせいで…。
車の中でも僕はずっと俯いていた。
「…にぃた」
「…ん?」
柚が…喋った!?
「にぃた…あぅ…」
「…うん。にぃただよ。柚」
「っひゅ」
「まずい!!」
病院の駐車場に着いた時だった柚の容態が急変した。
「…え?母さん…どうしたの?」
「雫達はロビーで待ってて!!」
父さんは電話をしながら走っていった。
「…柚どうしたの?」
「…ちょっと息が苦しくなっちゃったのよ。適切な処置をすれば大丈夫よ」
「父さん走っていったよ」
「…早い方がいいもの」
…柚…大丈夫かな。
やっぱり僕のせいで…。
その後しばらくして僕達は父さんに呼ばれて病室へ向かった。
「少しの間点滴するけど大丈夫だって」
「…ほんとに?」
「そうだよ。…さっきパッチテストもやって卵アレルギーだと完全に判明したよ。口にすることは危ないし柚に卵使ったものあげるのはやめようね」
「うん」
…あれ?
じゃあもしかして…。
「…柚用のお菓子夏にあげなきゃね」
やっぱり。
小さい子でも食べられる『たまごボーロ』ってお菓子買っておいたんだけど夏にあげないと。
夏はアレルギー検査済んでるし大丈夫だったから。
「柚。ごめんね…苦しかったよね」
「あぅ?ぃ…びゃぁぁ!!」
「…柚、気づくの遅いよ」
やっと点滴をされていることに気づいた柚は暴れだした。
といっても動きは弱々しいから外れることは無いけどね。
「柚、いたいのいたいのとんでけ~する?」
「ぅ」
頭をこちらに差し出してきた。
撫でて、と言っているみたいだ。
…でもいたいのいたいのとんでけって痛いところ触るんだけど…まぁいっか。
柚を抱きしめて頭を撫でてやるとふにゅ、という謎の鳴き声をあげた。
「柚は直人のこと大好きね」
「直人も助かるよ。ご飯とかおむつとかお世話色々やってくれて」
「僕がやりたいだけだから。ね、柚」
「ゅ?」
伝わるわけないか。
「柚!!」
卵を口にしてしまってから数分後、柚の全身に蕁麻疹が出始めた。
やっぱり卵アレルギーが…。
「柊二!!車!!今すぐ!!」
「表に回してあるよ。…くそ、誰も食物アレルギーなかったから油断した…」
父さんは柚を毛布で包んで抱き上げた。
「直人。お前も来てくれ」
「う…うん」
「…大丈夫だ。病院に着けば治るよ」
…でも…柚は僕のせいで…。
車の中でも僕はずっと俯いていた。
「…にぃた」
「…ん?」
柚が…喋った!?
「にぃた…あぅ…」
「…うん。にぃただよ。柚」
「っひゅ」
「まずい!!」
病院の駐車場に着いた時だった柚の容態が急変した。
「…え?母さん…どうしたの?」
「雫達はロビーで待ってて!!」
父さんは電話をしながら走っていった。
「…柚どうしたの?」
「…ちょっと息が苦しくなっちゃったのよ。適切な処置をすれば大丈夫よ」
「父さん走っていったよ」
「…早い方がいいもの」
…柚…大丈夫かな。
やっぱり僕のせいで…。
その後しばらくして僕達は父さんに呼ばれて病室へ向かった。
「少しの間点滴するけど大丈夫だって」
「…ほんとに?」
「そうだよ。…さっきパッチテストもやって卵アレルギーだと完全に判明したよ。口にすることは危ないし柚に卵使ったものあげるのはやめようね」
「うん」
…あれ?
じゃあもしかして…。
「…柚用のお菓子夏にあげなきゃね」
やっぱり。
小さい子でも食べられる『たまごボーロ』ってお菓子買っておいたんだけど夏にあげないと。
夏はアレルギー検査済んでるし大丈夫だったから。
「柚。ごめんね…苦しかったよね」
「あぅ?ぃ…びゃぁぁ!!」
「…柚、気づくの遅いよ」
やっと点滴をされていることに気づいた柚は暴れだした。
といっても動きは弱々しいから外れることは無いけどね。
「柚、いたいのいたいのとんでけ~する?」
「ぅ」
頭をこちらに差し出してきた。
撫でて、と言っているみたいだ。
…でもいたいのいたいのとんでけって痛いところ触るんだけど…まぁいっか。
柚を抱きしめて頭を撫でてやるとふにゅ、という謎の鳴き声をあげた。
「柚は直人のこと大好きね」
「直人も助かるよ。ご飯とかおむつとかお世話色々やってくれて」
「僕がやりたいだけだから。ね、柚」
「ゅ?」
伝わるわけないか。
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