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選択編
夏羽ルート 8
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「柚、ここに座って」
「ん~?」
柚をクッションに座らせて栄養たっぷりの野菜クッキーを入れた器を持たせる。
「柚はここで夏が描き終わるまでそれ食べてて」
「…え?…僕も一緒に描いちゃ…ダメ?」
「いつもみたいにうつ伏せで描いてると赤ちゃんに負担かかっちゃうから。しばらくはキャンバス立てて描こう?」
「むぅ…」
柚はすぐにうつ伏せになるからなぁ…何かいい方法ないものかな。
柚が映画を見ながらクッキーを食べ始めたのを確認して夏は隣で絵を描き始めた。
…やっぱり夏だけだと上手くいかないな。
なんかよくわかんないけど…何か違う。
この間行ったおじい様の花畑の絵を描こうと思ったんだけど…夏は色作るの苦手だから。
星の絵とかいつも描いてるけどそれは黒と白と黄色とあと青系統、赤系統だけ使えば描けるからだし…。
「…柚」
「ん~」
「色だけやって。…夏はよくわかんないから」
「はぁい」
柚はパレットに様々な色の絵の具を出すと何色もの色を作り出した。
「お花だったらこの辺の色かな?空の色だったらこの青をもう少し薄めないといけないんだけど…」
「柚は色作るの得意だよね。この色どうやるのって聞くとすぐ作ってくれるし」
「…え?わかんないの…?」
…え?
「…色見たら…この色混ぜればいいなって分からないの?」
「いやいやいやわからないよ!?普通分からないからね!?」
「…色の分解するだけなのに…」
…柚は天才だった。
勉強も、絵の方も。
運動以外は大体出来るんじゃない?
…運動は…すぐ転ぶしまず参加できない時もあるし…。
「…ふぁぁ…」
「眠いなら寝てていいよ」
「ぅにゅ……色…わかんなかったら…本棚の…色見本…ぐぅ」
「…寝ちゃった」
話しながら寝るなんて器用だよね。
…えっと…本棚の…色見本…これか。
夏は本棚から色見本と書かれた本を取り出した。
あれ?
…これ手作りっぽい?
開いてみると…柚の字で作りたい絵の具の色、それを作るために必要な絵の具、分量、ポイントなどが細かく書かれていた。
「柚いつのまにこんなものを…」
…しかも夏がいつも使う色わかってるから種類分けされてるし…。
付箋に『空』『花』とか書かれてるから多分空の色とかで分けてるんだろうな…。
試しに空のところを開いてみると…曇り、晴れ、晴れ(天気雨)などさらに細かく分かれていた。
本当にいつのまにこんなことやってたの!?
夏ここ最近家から離れてないよ!?
「ん~?」
柚をクッションに座らせて栄養たっぷりの野菜クッキーを入れた器を持たせる。
「柚はここで夏が描き終わるまでそれ食べてて」
「…え?…僕も一緒に描いちゃ…ダメ?」
「いつもみたいにうつ伏せで描いてると赤ちゃんに負担かかっちゃうから。しばらくはキャンバス立てて描こう?」
「むぅ…」
柚はすぐにうつ伏せになるからなぁ…何かいい方法ないものかな。
柚が映画を見ながらクッキーを食べ始めたのを確認して夏は隣で絵を描き始めた。
…やっぱり夏だけだと上手くいかないな。
なんかよくわかんないけど…何か違う。
この間行ったおじい様の花畑の絵を描こうと思ったんだけど…夏は色作るの苦手だから。
星の絵とかいつも描いてるけどそれは黒と白と黄色とあと青系統、赤系統だけ使えば描けるからだし…。
「…柚」
「ん~」
「色だけやって。…夏はよくわかんないから」
「はぁい」
柚はパレットに様々な色の絵の具を出すと何色もの色を作り出した。
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「柚は色作るの得意だよね。この色どうやるのって聞くとすぐ作ってくれるし」
「…え?わかんないの…?」
…え?
「…色見たら…この色混ぜればいいなって分からないの?」
「いやいやいやわからないよ!?普通分からないからね!?」
「…色の分解するだけなのに…」
…柚は天才だった。
勉強も、絵の方も。
運動以外は大体出来るんじゃない?
…運動は…すぐ転ぶしまず参加できない時もあるし…。
「…ふぁぁ…」
「眠いなら寝てていいよ」
「ぅにゅ……色…わかんなかったら…本棚の…色見本…ぐぅ」
「…寝ちゃった」
話しながら寝るなんて器用だよね。
…えっと…本棚の…色見本…これか。
夏は本棚から色見本と書かれた本を取り出した。
あれ?
…これ手作りっぽい?
開いてみると…柚の字で作りたい絵の具の色、それを作るために必要な絵の具、分量、ポイントなどが細かく書かれていた。
「柚いつのまにこんなものを…」
…しかも夏がいつも使う色わかってるから種類分けされてるし…。
付箋に『空』『花』とか書かれてるから多分空の色とかで分けてるんだろうな…。
試しに空のところを開いてみると…曇り、晴れ、晴れ(天気雨)などさらに細かく分かれていた。
本当にいつのまにこんなことやってたの!?
夏ここ最近家から離れてないよ!?
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