541 / 839
中学生編
144 (411)
しおりを挟む
「柚~?…全く…どこに隠れちゃったのやら」
うぅ…見つかりたくないよぉ。
病院連れていかれちゃう…。
「…前から言っておいたはずなのになぁ。柚~痛いことしないから出ておいで~」
痛いことしないって言って前に採血したもんっ!!
もうその言葉は信じない!!
僕は小さくまるまった。
…僕の隠れてるとこ?
階段下の収納の中にしまわれていたタンスの中の洋服の下。
てへっ。
僕も学習してるんだよっ♪
「…病院行くならお菓子買ってあげるよ?」
お菓子は作ってくれるもん。
「ただいま~あれ?父さん?柚は?今日から入院するからって学校休んだんでしょ?」
「そうなんだけどね…逃げられちゃった」
「柚が?柚いい子だよ?」
…夏の中での僕はいい子なんだ。
「ん~じゃあ夏が柚探そうか?」
「探せるの?」
…あ、やばい。
「分かるよ~だって夏、柚の匂い覚えてるもん」
「じゃあ任せようかな?」
「はぁい」
夏はすぐに階段下収納のタンスを開けた。
「えへ。柚みっけ!!」
「…むぅ!!夏が見つけなかったら僕は入院しなくてもよくなったのに!!」
「はいはい。病院行こうね。もうかなり遅刻してるんだから」
「にゅー!!」
僕は父さんに抱えられて車に乗せられた。
うぅ…見つかりたくないよぉ。
病院連れていかれちゃう…。
「…前から言っておいたはずなのになぁ。柚~痛いことしないから出ておいで~」
痛いことしないって言って前に採血したもんっ!!
もうその言葉は信じない!!
僕は小さくまるまった。
…僕の隠れてるとこ?
階段下の収納の中にしまわれていたタンスの中の洋服の下。
てへっ。
僕も学習してるんだよっ♪
「…病院行くならお菓子買ってあげるよ?」
お菓子は作ってくれるもん。
「ただいま~あれ?父さん?柚は?今日から入院するからって学校休んだんでしょ?」
「そうなんだけどね…逃げられちゃった」
「柚が?柚いい子だよ?」
…夏の中での僕はいい子なんだ。
「ん~じゃあ夏が柚探そうか?」
「探せるの?」
…あ、やばい。
「分かるよ~だって夏、柚の匂い覚えてるもん」
「じゃあ任せようかな?」
「はぁい」
夏はすぐに階段下収納のタンスを開けた。
「えへ。柚みっけ!!」
「…むぅ!!夏が見つけなかったら僕は入院しなくてもよくなったのに!!」
「はいはい。病院行こうね。もうかなり遅刻してるんだから」
「にゅー!!」
僕は父さんに抱えられて車に乗せられた。
0
お気に入りに追加
2,071
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ザ・兄貴っ!
慎
BL
俺の兄貴は自分のことを平凡だと思ってやがる。…が、俺は言い切れる!兄貴は…
平凡という皮を被った非凡であることを!!
実際、ぎゃぎゃあ五月蝿く喚く転校生に付き纏われてる兄貴は端から見れば、脇役になるのだろう…… が、実は違う。
顔も性格も容姿も運動能力も平凡並だと思い込んでいる兄貴…
けど、その正体は――‥。
噂の補佐君
さっすん
BL
超王道男子校[私立坂坂学園]に通う「佐野晴」は高校二年生ながらも生徒会の補佐。
[私立坂坂学園]は言わずと知れた同性愛者の溢れる中高一貫校。
個性強過ぎな先輩後輩同級生に囲まれ、なんだかんだ楽しい日々。
そんな折、転校生が来て平和が崩れる___!?
無自覚美少年な補佐が総受け
*
この作品はBのLな作品ですので、閲覧にはご注意ください。
とりあえず、まだそれらしい過激表現はありませんが、もしかしたら今後入るかもしれません。
その場合はもちろん年齢制限をかけますが、もし、これは過激表現では?と思った方はぜひ、教えてください。
傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。
風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
眺めるほうが好きなんだ
チョコキラー
BL
何事も見るからこそおもしろい。がモットーの主人公は、常におもしろいことの傍観者でありたいと願う。でも、彼からは周りを虜にする謎の色気がムンムンです!w
顔はクマがあり、前髪が長くて顔は見えにくいが、中々美形…!
そんな彼は王道をみて楽しむ側だったのに、気づけば自分が中心に!?
てな感じの巻き込まれくんでーす♪
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる