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中学生編
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「~♪」
兄さんが珍しく鼻歌を歌っている。
…うん僕のお世話してるから。
「柚、お水飲む?」
ちょこっとだけ兄さんの指を握った。
…赤ちゃんの時に戻ったみたいで嫌。
だって仕方ないよ?
赤ちゃんは手の中に指を差し込まれると思わず握っちゃうんだもん。
なのにみんなデレデレするから…。
「果実水だよね。待ってて」
お世話は樹くんがいるからいいのに…。
ぼーっと上を眺めているとあることに気がついた。
あ、この絵また変わってる。
いつもベッドに入るとすぐ寝ちゃうから気づかなかった…。
夏…新しい絵描いてくれたのかな?
夏の夜空だ。
えへへ、夏は大好き。
だってね?
夏と僕の2人が生まれた時だもん。
僕はこの家に生まれてすっごく幸せになったもん。
でもね…神様、運のぱらめーたー上げたならもうちょっと怪我を減らしてもらえませんか…?
走って転んだだけでその日は走るの禁止!!って言われちゃうの。
「柚、お口開けれる?」
直人兄さんは僕の体を起こして口にコップの縁を当てた。
ほんの少しだけ口を開けるとそこから水が入ってきた。
美味しい。
梨の果実水かな?
りんごも好きだけどこれも好き~。
「柚、体辛くない?大丈夫?」
大丈夫~。
…動かせなくってちょっと暇なだけ。
「あとでテレビの配置変えるから見ようね。何見たい?」
え!?
…じゃあね、この間やってたクイズ番組見たい。
僕ね、クイズ番組みて夏よりも早く答えられるか競争してるの。
今はね~5勝2敗3引き分けで僕の勝ちっ!!
夏が帰ってきたら夏も一緒に見よ~。
兄さんが珍しく鼻歌を歌っている。
…うん僕のお世話してるから。
「柚、お水飲む?」
ちょこっとだけ兄さんの指を握った。
…赤ちゃんの時に戻ったみたいで嫌。
だって仕方ないよ?
赤ちゃんは手の中に指を差し込まれると思わず握っちゃうんだもん。
なのにみんなデレデレするから…。
「果実水だよね。待ってて」
お世話は樹くんがいるからいいのに…。
ぼーっと上を眺めているとあることに気がついた。
あ、この絵また変わってる。
いつもベッドに入るとすぐ寝ちゃうから気づかなかった…。
夏…新しい絵描いてくれたのかな?
夏の夜空だ。
えへへ、夏は大好き。
だってね?
夏と僕の2人が生まれた時だもん。
僕はこの家に生まれてすっごく幸せになったもん。
でもね…神様、運のぱらめーたー上げたならもうちょっと怪我を減らしてもらえませんか…?
走って転んだだけでその日は走るの禁止!!って言われちゃうの。
「柚、お口開けれる?」
直人兄さんは僕の体を起こして口にコップの縁を当てた。
ほんの少しだけ口を開けるとそこから水が入ってきた。
美味しい。
梨の果実水かな?
りんごも好きだけどこれも好き~。
「柚、体辛くない?大丈夫?」
大丈夫~。
…動かせなくってちょっと暇なだけ。
「あとでテレビの配置変えるから見ようね。何見たい?」
え!?
…じゃあね、この間やってたクイズ番組見たい。
僕ね、クイズ番組みて夏よりも早く答えられるか競争してるの。
今はね~5勝2敗3引き分けで僕の勝ちっ!!
夏が帰ってきたら夏も一緒に見よ~。
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