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番外編
柚の前世 2
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「りーおーくん!!」
「わっ!?」
僕は後ろから抱きつかれた。
「おはよっ。今日調理実習だよね。エプロン持ってきた?」
「…それがね、お母さんがね…間違えて僕のエプロン捨てちゃったんだって。だからお母さんのエプロンなの…」
「え!?あのフリフリ!?」
…ふぇ?
「笑海ちゃんいなかったよね…?」
「なななななんでもないわ!!」
なんでもないんだ。
「…そっか…フリフリか…うん、先生に要相談だね」
「どうして?」
「なんでもな~い。さ、学校行こ!!」
「うん」
今日の調理実習…いつもみたいに女の子の班に入るのかな?
あのね、男の子と女の子で班を分けてるんだけどね(自由なのにわかれちゃうの)。
男の子は奇数だから1人余っちゃっていつもそれが僕なの。
女の子達はみんなおいで~って行ってくれるけど僕も男の子の班に入りたいです…。
「みんなおはよー!!それでねー!!」
笑海ちゃんはいつも通りみんなの方へ駆けて行ってしまった。
あ、今日僕日直だ。
先生のところに日誌取りに行かなくちゃ。
僕はランドセルを片付けて教室を出た。
「理央くんどこ行くの~?」
「職員室。日誌取りいくの」
「私も行くよ~」
「何か用事あるの?」
「ないけどいいでしょ?」
理恵ちゃんは僕についてきてくれた。
理恵ちゃんね、最初『漢字一緒だね』って言ってくれたの。
理央って名前気に入ってるから嬉しかった!!
職員室にたどり着き、数回ノックをして入った。
「「失礼します」」
「4年3組の相川理央です」
「4年3組の山本理恵です」
「「杉原先生いますか」」
「ここよ」
先生は自分の机のところにいた。
たたたっとそっちに走っていったのだが、何かにつまづいて転んでしまった。
でもね、近くにいた体育の先生が支えてくれたの。
「理央くん大丈夫かい?」
「はい。ありがとうございました」
…ん?
先生なんで手、離してくれないの?
平先生は僕の腰を支えるために回した手を離してくれなかった。
「たーいーらーせんせっ!!ちょーっとお話しましょう!!」
理恵ちゃんはそんな平先生を引っ張っていってしまった。
…どうしたのかな。
もしかして理恵ちゃん平先生に用事だったのかな?
「理央くんどうしたの?」
「日誌ください」
「これね。理央くん最近嫌なことない?」
「嫌なこと…?」
なんにもないよ?
給食の嫌いなものは女の子達が食べてくれるしわからない所も教えてくれる。
「ないですっ!!」
「ならいいわ。……あの子達ちゃんと守れているのね」
…なんか先生ちょっとおかしいな。
あ、調理実習だから楽しみなのかな?
待ってて!!
僕美味しいの作る!!
お母さんといっぱい練習したもん!!
一方その頃の理恵ちゃん
「平先生どういうつもりですか」
「何がだい?」
平先生は私の前にしゃがんだ。
「理央くんに手を出そうとしているんですか?変態」
「…理恵ちゃん、言っていい事と悪いことが…」
「じゃあ今すぐこの写真をネットにアップしても大丈夫ですよね?私の友達が体育の先生にセクハラされてますって。…先生腰から手を離さずに何をするつもりでした?ねぇ、この片方の手の行き先はどこですか」
「…」
「これ直線で結ぶと理央くんの胸を触ろうとしてますよね?男の子だからってダメですよ?セクハラ。知ってますよね?セクシャルハラスメント。しかも未成年だから性犯罪にもなりますよね?」
「…」
「バラされたら教師としてやばいんじゃないですか?知ってますよ、私。教師って1回でも悪いイメージがつくとコネでもない限り再就職が難しくなるんでしょう?」
「…何を言っているんだい?」
「とぼけるんですか。へぇ…ではポチッとな」
私はスマホのボタンを押した。
「これで校長と理事長と私の友達である陽菜ちゃんのお父さんにあの写真が無修正で渡りました。ちなみに陽菜ちゃんのお父さんは現役の警察ですよ~しかもお偉いさん。終わっちゃいましたね~教・師・生・活♪私達の理央くんに手を出すからこんなことになるんですよ~だ」
ふふふと笑いながら私はその場を去った。
さっきの話は全部本当。
校長と理事長は真里亞ちゃんのお父さんの友人だしメアドは交換済み。
何かあったら連絡してって女の子みんなに言われてるからみんなの緊急連絡先なんだよ(理央くん絡みの)。
「さ~て。理央くんとの調理実習楽しみだな~」
理央くん練習したって言ってたし今回は私達は褒め役かな~。
…やっと私達の班の番だもん。
たっくさん甘やかしてあげないとね~。
「わっ!?」
僕は後ろから抱きつかれた。
「おはよっ。今日調理実習だよね。エプロン持ってきた?」
「…それがね、お母さんがね…間違えて僕のエプロン捨てちゃったんだって。だからお母さんのエプロンなの…」
「え!?あのフリフリ!?」
…ふぇ?
「笑海ちゃんいなかったよね…?」
「なななななんでもないわ!!」
なんでもないんだ。
「…そっか…フリフリか…うん、先生に要相談だね」
「どうして?」
「なんでもな~い。さ、学校行こ!!」
「うん」
今日の調理実習…いつもみたいに女の子の班に入るのかな?
あのね、男の子と女の子で班を分けてるんだけどね(自由なのにわかれちゃうの)。
男の子は奇数だから1人余っちゃっていつもそれが僕なの。
女の子達はみんなおいで~って行ってくれるけど僕も男の子の班に入りたいです…。
「みんなおはよー!!それでねー!!」
笑海ちゃんはいつも通りみんなの方へ駆けて行ってしまった。
あ、今日僕日直だ。
先生のところに日誌取りに行かなくちゃ。
僕はランドセルを片付けて教室を出た。
「理央くんどこ行くの~?」
「職員室。日誌取りいくの」
「私も行くよ~」
「何か用事あるの?」
「ないけどいいでしょ?」
理恵ちゃんは僕についてきてくれた。
理恵ちゃんね、最初『漢字一緒だね』って言ってくれたの。
理央って名前気に入ってるから嬉しかった!!
職員室にたどり着き、数回ノックをして入った。
「「失礼します」」
「4年3組の相川理央です」
「4年3組の山本理恵です」
「「杉原先生いますか」」
「ここよ」
先生は自分の机のところにいた。
たたたっとそっちに走っていったのだが、何かにつまづいて転んでしまった。
でもね、近くにいた体育の先生が支えてくれたの。
「理央くん大丈夫かい?」
「はい。ありがとうございました」
…ん?
先生なんで手、離してくれないの?
平先生は僕の腰を支えるために回した手を離してくれなかった。
「たーいーらーせんせっ!!ちょーっとお話しましょう!!」
理恵ちゃんはそんな平先生を引っ張っていってしまった。
…どうしたのかな。
もしかして理恵ちゃん平先生に用事だったのかな?
「理央くんどうしたの?」
「日誌ください」
「これね。理央くん最近嫌なことない?」
「嫌なこと…?」
なんにもないよ?
給食の嫌いなものは女の子達が食べてくれるしわからない所も教えてくれる。
「ないですっ!!」
「ならいいわ。……あの子達ちゃんと守れているのね」
…なんか先生ちょっとおかしいな。
あ、調理実習だから楽しみなのかな?
待ってて!!
僕美味しいの作る!!
お母さんといっぱい練習したもん!!
一方その頃の理恵ちゃん
「平先生どういうつもりですか」
「何がだい?」
平先生は私の前にしゃがんだ。
「理央くんに手を出そうとしているんですか?変態」
「…理恵ちゃん、言っていい事と悪いことが…」
「じゃあ今すぐこの写真をネットにアップしても大丈夫ですよね?私の友達が体育の先生にセクハラされてますって。…先生腰から手を離さずに何をするつもりでした?ねぇ、この片方の手の行き先はどこですか」
「…」
「これ直線で結ぶと理央くんの胸を触ろうとしてますよね?男の子だからってダメですよ?セクハラ。知ってますよね?セクシャルハラスメント。しかも未成年だから性犯罪にもなりますよね?」
「…」
「バラされたら教師としてやばいんじゃないですか?知ってますよ、私。教師って1回でも悪いイメージがつくとコネでもない限り再就職が難しくなるんでしょう?」
「…何を言っているんだい?」
「とぼけるんですか。へぇ…ではポチッとな」
私はスマホのボタンを押した。
「これで校長と理事長と私の友達である陽菜ちゃんのお父さんにあの写真が無修正で渡りました。ちなみに陽菜ちゃんのお父さんは現役の警察ですよ~しかもお偉いさん。終わっちゃいましたね~教・師・生・活♪私達の理央くんに手を出すからこんなことになるんですよ~だ」
ふふふと笑いながら私はその場を去った。
さっきの話は全部本当。
校長と理事長は真里亞ちゃんのお父さんの友人だしメアドは交換済み。
何かあったら連絡してって女の子みんなに言われてるからみんなの緊急連絡先なんだよ(理央くん絡みの)。
「さ~て。理央くんとの調理実習楽しみだな~」
理央くん練習したって言ってたし今回は私達は褒め役かな~。
…やっと私達の班の番だもん。
たっくさん甘やかしてあげないとね~。
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