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中学生編

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「ちーかーれーたー…」
「アイスでもお持ちしましょうか?」
「しろくま…」
「かしこまりました。夏羽様はいかがいたしましょう」
「夏もー!!」
「では行ってまいりますので少しお待ちくださいね」
樹くんは睦樹くんと一緒に屋敷の方へと戻って行った。
ちょっと乾燥しはじめてべたべたしてた海水は樹くんがきれーいに拭き取ってくれました。
水滴ひとつありません。
僕はシートの上に丸くなった。
「柚~何して遊ぶ?」
「僕…ちょっと寝る…」
「わかった!!」
…小学校の時よりは体力ついたもん。
ちょっと寝れば回復するはず…。
僕はゆっくりと目を閉じた。



「ふぇ?」
起きたら誰もいなかった。
…樹くん達は戻ってないって分かってるけど夏はどこ行ったの?
「What's wrong?Lost child?」
なんか話しかけられた!!
えっと…こういう時は…。
「アイキャントスピークジャパニーズ!!」
(訳:私は日本語が話せません)
「ぷっ…」
なんか笑われた!!
僕、変な事言った?
女の子達に外国の人に絡まれた時はこう言えって教わったんだけど…。
なにか違ってたのかな?
「What's your name?」
あ!!
ネームって聞こえた!!
……何聞いてたの?
ネームってなんだっけ?
名前…だったよね?
何の?
誰の?
…僕?
「お待たせー!!あ!!柚起きてる!!おはよっ!!」
「ふにゃ!?」
僕は後ろから夏に追突されてしまった。
「…誰この人」
「わかんない…多分…英語話してるんだけど…わかんないの」
夏は僕の前に立ち、すうっと息を吸った。
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感想 530

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