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幼児編
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「…おふろ…」
「父さんと一緒に入る?」
「え?」
そういや…父さんと一緒に入ったことなかったな。
父さんなら…大丈夫かな?
僕はこくっと頷いた。
「じゃあ行こうね」
「うん!!」
お風呂自体は好きだもん。
「痒いところはないですか~?」
「ふにゅぅ…らいじょーぶ…やよ」
「蕩けちゃって…倒れると危ないから父さんにもたれててね」
「はぁい」
僕は父さんに背中を預けた。
「柚はお風呂嫌い?」
「んにゅ。きりゃいじゃないよ。みんにゃにあまあまされりゅのがやなの」
「そうなんだ。みんないつもどんなことしてくるの?」
えっと…。
「みみはむはむしたり」
「うん」
「からだじゅうあらわれたり」
「うん」
「おふろのなかでだきしめられるの」
「それ今、父さんもやってるけどいいの?」
え?
体を見下ろしてみると父さんの手はいつの間にか僕のお腹の上にあった。
「…とうさんはいたずらしないからいいの」
「イタズラされるの?」
「うにゅ。こしょこしょされりゅ」
「こしょこしょ?くすぐりのこと?」
「にゅ!!」
僕は激しく頷いた。
「じゃああとで叱っておかないとね」
「むにゅぅ……やん!!」
「ん?」
僕は慌てて口を覆った。
変な声出た!!
「…なるほど。イタズラってこういうことか。嗜虐心を唆られるね…」
「ちぎゃきゅちん」
「さらに酷くなってるね。呂律ほぼ回ってないでしょ」
「…ぅゅ」
「さて、そろそろ湯船入ろうか。ちょっと体冷えちゃったね」
「おふりょー!!」
僕はすぐに父さんに手を伸ばした。
「ん?」
「…おふりょ、いれちぇ」
「あぁそっか。届かないのか。腰掛ける場所付きのお風呂作らないとね」
やった!!
それがあれば僕、1人でもお風呂入れる!!
いつも溺れるからダメって言うけど座れば溺れないもんね。
「父さんと一緒に入る?」
「え?」
そういや…父さんと一緒に入ったことなかったな。
父さんなら…大丈夫かな?
僕はこくっと頷いた。
「じゃあ行こうね」
「うん!!」
お風呂自体は好きだもん。
「痒いところはないですか~?」
「ふにゅぅ…らいじょーぶ…やよ」
「蕩けちゃって…倒れると危ないから父さんにもたれててね」
「はぁい」
僕は父さんに背中を預けた。
「柚はお風呂嫌い?」
「んにゅ。きりゃいじゃないよ。みんにゃにあまあまされりゅのがやなの」
「そうなんだ。みんないつもどんなことしてくるの?」
えっと…。
「みみはむはむしたり」
「うん」
「からだじゅうあらわれたり」
「うん」
「おふろのなかでだきしめられるの」
「それ今、父さんもやってるけどいいの?」
え?
体を見下ろしてみると父さんの手はいつの間にか僕のお腹の上にあった。
「…とうさんはいたずらしないからいいの」
「イタズラされるの?」
「うにゅ。こしょこしょされりゅ」
「こしょこしょ?くすぐりのこと?」
「にゅ!!」
僕は激しく頷いた。
「じゃああとで叱っておかないとね」
「むにゅぅ……やん!!」
「ん?」
僕は慌てて口を覆った。
変な声出た!!
「…なるほど。イタズラってこういうことか。嗜虐心を唆られるね…」
「ちぎゃきゅちん」
「さらに酷くなってるね。呂律ほぼ回ってないでしょ」
「…ぅゅ」
「さて、そろそろ湯船入ろうか。ちょっと体冷えちゃったね」
「おふりょー!!」
僕はすぐに父さんに手を伸ばした。
「ん?」
「…おふりょ、いれちぇ」
「あぁそっか。届かないのか。腰掛ける場所付きのお風呂作らないとね」
やった!!
それがあれば僕、1人でもお風呂入れる!!
いつも溺れるからダメって言うけど座れば溺れないもんね。
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