普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

幼児編

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｢柚､夏｡帰るよ｣
｢｢はぁい｣｣
僕達は急いで広げていた紙やクレヨン､色鉛筆をしまった｡
｢はい､上手にお片付けできました｣
｢えへへ｣
｢ぼくはそんなこどもじゃないっ!!｣
熱を出して寝込んでからみんな僕に過保護になった｡
前も過保護だけどそれ以上に｡
何段階あるんでしょうか…｡
｢柚の荷物は樹くんが持ってるし…忘れ物はないね｣
｢うん!!｣
…早急に筋トレを始めよう｡
せめて自分の荷物は自分で持つ!!
｢おじい様にさようならは？｣
｢｢さようなら!!｣｣
｢あぁ｡またおいで｣
｢｢うん!!｣｣
創一叔父さんにもまた会いたいな｡
お菓子食べたいし作ってみたい!!
チョコレートなら作れるかな？
僕でも作れるもの…見つける!!
本当ならホットケーキとかのが簡単なんだろうけど卵触れないから｡
｢ゆず？｣
｢…そーいちおじしゃんも…こんどはいっしょにあそびたい｡いーい？｣
｢…あぁ｡呼んでおこう｣
｢うん!!｣
創一叔父さん絵描けるかな？
僕と夏はいつもお絵描きしてるから…｡
そうだ!!
今度来る時までにおじいちゃんと創一叔父さんの絵を描く!!
父さん達も出来たら描く!!