普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

幼児編

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僕がこのお部屋で過ごすようになってから3日経った｡
もう熱も下がったし薬も飲み続けてるから発情期の症状もあんまり出てない｡
でも樹くんはまだ出ちゃダメだって言うの｡
毎朝ね､体温計みたいなのを首に押し当てて調べるの｡
発情期中はずーっと37度の微熱が続くんだって｡
だから37度以上あるうちはこのお部屋からは出ないでくださいって｡
｢今日のお昼は何にします？｣
｢んとね…ハンバーグ!!｣
｢…食べられますか？｣
…食べれない｡
けど気分だけでも食べた気になりたいもん｡
ここ最近ずーっとお粥なんだよ？
お粥とパンしか食べてないもん｡
あと､おうどん｡
｢みそにこみうどんっ!!｣
｢分かりました｡かまぼこ入りですよね？｣
｢かまぼこいっぱい｡ネギなし｡ちくわいっぱい!!｣
｢味噌煮込みうどんに練り物を2種類入れるのは柚琉様だけだと思いますけどね｣
…え｡
お気に入りなのに…｡
｢今持ってきますから待っててくださいね｣
｢うん!!｣
樹くんは洗濯物などを持って下へと降りていった｡
ふふふ～ん♪
あ､あとでアイスも頼も～♪
ん？
今の季節？
秋だよ？
でもぬくぬく～ってしながら食べるアイス美味しいでしょ？
こたつはまだ出してないけど毛布でぐるぐる巻きになって食べるの!!
美味しいんだよ？