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幼児編
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「ぷはっ…ごめんね、ゆずるくん。しんぱいかけちゃって」
「ううん。ほたるくん、だいじょーぶ?」
「なんとか。きをつけてはいたんだけどね。どうしてもそとってあついから…」
なるほど。
…オメガ弱くない?
…あれ?
待って?
僕…その中でも弱いの?
あれれ?
下の中でも下なの!?
「…これ、おいしいね」
「なんかね。ぼくようにつくってくれたけいこーほすいえきだって。りょうおおいからよかった」
もしかしてこうなることを見越して多かったのかな?
…そんなことないか。
僕はそっとコップに口をつけた。
「…でもはしれただけマシかな」
「いいなぁ。ぼくもはしりたい。…ちょっとだけ」
「ちょっとなの?」
だって走りたくないもん。
苦しいし足痛くなるもん。
僕は兄さんをちょっとだけ見た。
「テントから出ないようにね。今は人いないから大丈夫だけど次は…やばいから」
…次?
次の競技ってなんだっけ?
僕と蛍くんは顔を見合わせた。
「…あれ?知らない?高等部の種目。通称『学園祭』。…変な通称だよね。やることは柚達がやったのと同じ借り物競争なんだけど…借りるものが鬼畜なんだよ。てことで僕も行ってくるね。黒田先生よろしくお願いします」
「はいはい。…包帯間に合うかな。2人にもちょっと手伝ってもらうね」
「「はぁい?」」
「ううん。ほたるくん、だいじょーぶ?」
「なんとか。きをつけてはいたんだけどね。どうしてもそとってあついから…」
なるほど。
…オメガ弱くない?
…あれ?
待って?
僕…その中でも弱いの?
あれれ?
下の中でも下なの!?
「…これ、おいしいね」
「なんかね。ぼくようにつくってくれたけいこーほすいえきだって。りょうおおいからよかった」
もしかしてこうなることを見越して多かったのかな?
…そんなことないか。
僕はそっとコップに口をつけた。
「…でもはしれただけマシかな」
「いいなぁ。ぼくもはしりたい。…ちょっとだけ」
「ちょっとなの?」
だって走りたくないもん。
苦しいし足痛くなるもん。
僕は兄さんをちょっとだけ見た。
「テントから出ないようにね。今は人いないから大丈夫だけど次は…やばいから」
…次?
次の競技ってなんだっけ?
僕と蛍くんは顔を見合わせた。
「…あれ?知らない?高等部の種目。通称『学園祭』。…変な通称だよね。やることは柚達がやったのと同じ借り物競争なんだけど…借りるものが鬼畜なんだよ。てことで僕も行ってくるね。黒田先生よろしくお願いします」
「はいはい。…包帯間に合うかな。2人にもちょっと手伝ってもらうね」
「「はぁい?」」
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