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幼児編
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「「いってきます」」
「いってらっしゃい!!」
「…いってらっしゃい」
僕はしゅんとしながら兄さん達を見送った。
「…柚は寂しいのよね。1ヶ月も一緒だったのにもう夏休みがおしまいなんだもの」
「…でもあたりまえのこと…ぼくもがんばっておべんきょうしなきゃ」
「夏も柚と一緒に勉強しないの?」
「なつはゲーム!!」
「じゃあ僕も行ってくるよ」
「いってらっしゃい、あなた」
「え…とうさんもいっちゃうの…?」
「ごめん。もうこれ以上家でできるのないから」
父さんは僕と夏の頭を少し撫で、母さんとキスをしてから出ていった。
…朝から両親のキスを見てしまった。
「…ずるい。なつがゆずにキスしたらとめるのに」
「あなた達は兄弟でしょう?いくら男しか生まれなくなっても血が近すぎる結婚はまだ認められてないわ。…男が妊娠、出産出来るようになってからもう100年も経つのにね」
…奇形種が生まれるからだよ。
遺伝子が近すぎて異常をきたす。
だから兄妹での結婚…いや、兄弟での結婚、子作りは認められてないんだよ。
生まれる子供に異常が見られるからって。
「…ゆずはすきだよね?なつとのキス」
「…くちにするのはどうかとおもう。ほっぺならあいさつでもあるし」
「やだ。ちゃんとキスしたい」
「こらこら。…もう、夏は柚のことが好きすぎよ。あなたにもいつか番が現れるんだから」
「…つがい?」
僕は首を傾げた。
…ただ1人だけ。
「…あら?柚にはこれも教えてないのね。ならお母さんからは教えられないわ」
なんで…。
いいもん、僕にはスマホがあるもん。
グー○ル大先生がついてるもん。
僕は部屋へ戻り、ベッドに寝転びながらスマホを開いた。
「えと…」
数分後…
ぷすぷすぷす…。
「かあさーん!!ゆずから、ゆずからゆげがでてるぅぅ!!」
「いってらっしゃい!!」
「…いってらっしゃい」
僕はしゅんとしながら兄さん達を見送った。
「…柚は寂しいのよね。1ヶ月も一緒だったのにもう夏休みがおしまいなんだもの」
「…でもあたりまえのこと…ぼくもがんばっておべんきょうしなきゃ」
「夏も柚と一緒に勉強しないの?」
「なつはゲーム!!」
「じゃあ僕も行ってくるよ」
「いってらっしゃい、あなた」
「え…とうさんもいっちゃうの…?」
「ごめん。もうこれ以上家でできるのないから」
父さんは僕と夏の頭を少し撫で、母さんとキスをしてから出ていった。
…朝から両親のキスを見てしまった。
「…ずるい。なつがゆずにキスしたらとめるのに」
「あなた達は兄弟でしょう?いくら男しか生まれなくなっても血が近すぎる結婚はまだ認められてないわ。…男が妊娠、出産出来るようになってからもう100年も経つのにね」
…奇形種が生まれるからだよ。
遺伝子が近すぎて異常をきたす。
だから兄妹での結婚…いや、兄弟での結婚、子作りは認められてないんだよ。
生まれる子供に異常が見られるからって。
「…ゆずはすきだよね?なつとのキス」
「…くちにするのはどうかとおもう。ほっぺならあいさつでもあるし」
「やだ。ちゃんとキスしたい」
「こらこら。…もう、夏は柚のことが好きすぎよ。あなたにもいつか番が現れるんだから」
「…つがい?」
僕は首を傾げた。
…ただ1人だけ。
「…あら?柚にはこれも教えてないのね。ならお母さんからは教えられないわ」
なんで…。
いいもん、僕にはスマホがあるもん。
グー○ル大先生がついてるもん。
僕は部屋へ戻り、ベッドに寝転びながらスマホを開いた。
「えと…」
数分後…
ぷすぷすぷす…。
「かあさーん!!ゆずから、ゆずからゆげがでてるぅぅ!!」
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