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とぅえんてぃせぶん 家出します。するったらするんだからぁ!
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「ハル、行ってくるからな。ちゃんと留守番してるんだぞ」
「やだ」
「…」
翌日から本当にギルドに連れて行ってくれなくなりそうだ。嫌だからね、僕は徹底的に抵抗するから。
と、ぷんぷん怒っていたらいつの間にかバルドお兄さんがいなくなっていた。
転移魔法使われた!くそぅ!なんのためにドアの前でとおせんぼしてたんだよ!連れて行ってもらうためだろうが!
「僕にも魔法が使えれば…」
魔力開放だっけ?どこでできるんだろ。ちょっくら探しに行くか。
と、思ってドアに手をかけるとビーというけたたましい警報音が鳴りだした。
「ハールーキー?」
「ひゃっ」
「やっぱり出ていこうとしたな…新しくつけておいてよかった」
「だって…バルドお兄さんが友達出来るからって連れて行ったのに友達から引きはなすなんてひどいよ」
「…友達か」
「うん」
まぁ嘘ですけども。魔力開放しに行こうとしましたけどもね。
「…今度外に出たり魔物に襲われて怪我をするなんてことになったら本当に閉じ込めるからな」
「うん!約束守るよ!」
確約はしない。なぜならば僕は好奇心旺盛な春樹だからな!だが人に話しかけられるとは言っていない。
「次勝手に出たら鎖でつなぎとめるぞ」
「バルドお兄さんのそばから離れません!」
まさかのヤンデレさんですか!?僕はペットじゃないよ!?
「およ」
いつの間にかギルドのバルドお兄さんの部屋にいた。
「じゃあいってきまーす」
「待て」
…今度は何?また何か付けられるの?
バルドお兄さんは僕の首にペンダントをかけた。
「治癒のペンダントだ。軽い傷ならばすぐに治る」
「ありがとー」
つまり軽傷ならばバルドお兄さんに隠せると。
「使った回数は俺の方に伝わるからな」
無理だった。
「えー…」
「使い方はかけておくだけでいい。勝手に作動するからな」
「…マジで隠せない奴だった」
あー家に監禁される日は近いかもしれない。
「やだ」
「…」
翌日から本当にギルドに連れて行ってくれなくなりそうだ。嫌だからね、僕は徹底的に抵抗するから。
と、ぷんぷん怒っていたらいつの間にかバルドお兄さんがいなくなっていた。
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「僕にも魔法が使えれば…」
魔力開放だっけ?どこでできるんだろ。ちょっくら探しに行くか。
と、思ってドアに手をかけるとビーというけたたましい警報音が鳴りだした。
「ハールーキー?」
「ひゃっ」
「やっぱり出ていこうとしたな…新しくつけておいてよかった」
「だって…バルドお兄さんが友達出来るからって連れて行ったのに友達から引きはなすなんてひどいよ」
「…友達か」
「うん」
まぁ嘘ですけども。魔力開放しに行こうとしましたけどもね。
「…今度外に出たり魔物に襲われて怪我をするなんてことになったら本当に閉じ込めるからな」
「うん!約束守るよ!」
確約はしない。なぜならば僕は好奇心旺盛な春樹だからな!だが人に話しかけられるとは言っていない。
「次勝手に出たら鎖でつなぎとめるぞ」
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「およ」
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「じゃあいってきまーす」
「待て」
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「ありがとー」
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無理だった。
「えー…」
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「…マジで隠せない奴だった」
あー家に監禁される日は近いかもしれない。
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