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ばいばい 2
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柊二視点
「ひっく…えぐ…」
「…寂しくなっちゃったの?」
「でも柚お昼寝もしてなかったし…ご飯も食べなきゃ」
「やぁや…あそぶの…」
「…また呼んでいいから。今日はご飯食べてねんねしよ?ね?パパが一緒にねんねしてあげるから」
「やー…」
え?
パパと一緒にねんねが効かない!?
「…柊二、ここ最近はメイドが添い寝していたそうよ」
それでか!!
そりゃ他に添い寝してくれる人がいれば釣られないよね!!
「柊二、貸して」
雫は僕から柚を受け取ると優しく抱きしめて小さく歌を歌い始めた。
「…やぅ………すぅ…」
「すごい…もう寝ちゃった」
「お祖母様から教わった歌だもの」
「ん?お祖母様?」
「セイレーンのお祖母様よ」
…本職の方だよね。
歌うたって人を眠らせることに関してはセイレーンに叶う人はいないよそりゃ…。
「…お祖母様は良いセイレーンだったけどあのピクニックの湖にいたのはもう…」
「かなり穢れてたね。あそこまでいくと浄化できても消滅するんじゃないかな」
「…そうね」
僕達魔族は最初っから悪いやつばかりじゃない。
まぁ確かに子供のうちはイタズラ好きな子が多いけど大人になればそれも収まる。
…それでも人間に手を出してしまうのは穢れてしまったもの。
濃い魔力は魔族を狂わせるんだ。
時に人を狂わせることもあるみたい。
…だってテレビとかでやってる犯罪者とかって魔力の欠片が見えるからね…。
一体どこでそんなの手に入れたのやら…。
「…ぅむ…」
「あらあら、抱っこしたままだと窒息しちゃうわね。寝かせてくるわ」
「あ…いってらっしゃい」
…結局添い寝無しになった…。
久しぶりに仕事休みだから柚のそばにいようと思ったのに…。
「ひっく…えぐ…」
「…寂しくなっちゃったの?」
「でも柚お昼寝もしてなかったし…ご飯も食べなきゃ」
「やぁや…あそぶの…」
「…また呼んでいいから。今日はご飯食べてねんねしよ?ね?パパが一緒にねんねしてあげるから」
「やー…」
え?
パパと一緒にねんねが効かない!?
「…柊二、ここ最近はメイドが添い寝していたそうよ」
それでか!!
そりゃ他に添い寝してくれる人がいれば釣られないよね!!
「柊二、貸して」
雫は僕から柚を受け取ると優しく抱きしめて小さく歌を歌い始めた。
「…やぅ………すぅ…」
「すごい…もう寝ちゃった」
「お祖母様から教わった歌だもの」
「ん?お祖母様?」
「セイレーンのお祖母様よ」
…本職の方だよね。
歌うたって人を眠らせることに関してはセイレーンに叶う人はいないよそりゃ…。
「…お祖母様は良いセイレーンだったけどあのピクニックの湖にいたのはもう…」
「かなり穢れてたね。あそこまでいくと浄化できても消滅するんじゃないかな」
「…そうね」
僕達魔族は最初っから悪いやつばかりじゃない。
まぁ確かに子供のうちはイタズラ好きな子が多いけど大人になればそれも収まる。
…それでも人間に手を出してしまうのは穢れてしまったもの。
濃い魔力は魔族を狂わせるんだ。
時に人を狂わせることもあるみたい。
…だってテレビとかでやってる犯罪者とかって魔力の欠片が見えるからね…。
一体どこでそんなの手に入れたのやら…。
「…ぅむ…」
「あらあら、抱っこしたままだと窒息しちゃうわね。寝かせてくるわ」
「あ…いってらっしゃい」
…結局添い寝無しになった…。
久しぶりに仕事休みだから柚のそばにいようと思ったのに…。
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