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撮影 2
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雫視点
散々断り続けていたのに…。
誕生日の翌日にもう仕事だなんて。
「…むぅ…」
お菓子取り上げられて頬を膨らませちゃってるし…。
柚はお菓子取り上げられると途端に不機嫌になっちゃうのよね。
ここにお菓子はあるのだけれど…。
「あー…今日は撮影無理そうですかね…」
「ごめんなさいね。少しだけ待っていただけるかしら」
柚のお気に入りのクッキーのお皿を持って柚の元へ向かった。
「まま…」
ふふ。
クッキーを食べ始めたら少し機嫌直ったかしら。
…あら?
小鳥?
どこから入り込んだのかしら。
魔界に普通の小鳥なんているわけないし…何かしらの能力を持ってるわよね?
まぁ危害は加えようとしていないみたいだし柚と話しているの可愛いし少し置いておきましょうか。
お皿をブランコに乗せ、そっと離れた。
「柚、そろそろ休憩終わりにしましょうか」
「あ、いえもう撮影は終わったので」
「え?」
「…これクッキーの広告になる予定だったので持ってないところと持ってるところと撮ろうとしたんですが…それ以上にいい出来のものが撮れたので」
「あら」
パソコンの画面に表示されたのは柚と小鳥が戯れながらクッキーを仲良く食べている写真。
…後でこれデータ貰いましょう。
「まま、じゅーす」
「あらごめんなさい。渡すの忘れてたわね」
「おしごと…や」
「もう終わったから大丈夫よ」
「ほんと?」
「えぇ」
「おかしいっぱいたべてもいい?」
「お庭でティータイムにしましょうか」
「うん!!」
テーブルにお皿を並べ、柚を椅子に座らせた。
「んー!!おいちっ!!」
「本当ね」
天気のいい日、それも前日の雨もない日にしかお庭では過ごせないのよね。
どうやら柚は水に嫌悪感を示すみたいなの。
お湯…になっていれば大丈夫なようだけど水溜まりもダメ。
遊園地でも水がある遊具には近づいていなかったからもしかしたらと思ったのだけど。
原因が分かれば私達で守るから大丈夫よね。
散々断り続けていたのに…。
誕生日の翌日にもう仕事だなんて。
「…むぅ…」
お菓子取り上げられて頬を膨らませちゃってるし…。
柚はお菓子取り上げられると途端に不機嫌になっちゃうのよね。
ここにお菓子はあるのだけれど…。
「あー…今日は撮影無理そうですかね…」
「ごめんなさいね。少しだけ待っていただけるかしら」
柚のお気に入りのクッキーのお皿を持って柚の元へ向かった。
「まま…」
ふふ。
クッキーを食べ始めたら少し機嫌直ったかしら。
…あら?
小鳥?
どこから入り込んだのかしら。
魔界に普通の小鳥なんているわけないし…何かしらの能力を持ってるわよね?
まぁ危害は加えようとしていないみたいだし柚と話しているの可愛いし少し置いておきましょうか。
お皿をブランコに乗せ、そっと離れた。
「柚、そろそろ休憩終わりにしましょうか」
「あ、いえもう撮影は終わったので」
「え?」
「…これクッキーの広告になる予定だったので持ってないところと持ってるところと撮ろうとしたんですが…それ以上にいい出来のものが撮れたので」
「あら」
パソコンの画面に表示されたのは柚と小鳥が戯れながらクッキーを仲良く食べている写真。
…後でこれデータ貰いましょう。
「まま、じゅーす」
「あらごめんなさい。渡すの忘れてたわね」
「おしごと…や」
「もう終わったから大丈夫よ」
「ほんと?」
「えぇ」
「おかしいっぱいたべてもいい?」
「お庭でティータイムにしましょうか」
「うん!!」
テーブルにお皿を並べ、柚を椅子に座らせた。
「んー!!おいちっ!!」
「本当ね」
天気のいい日、それも前日の雨もない日にしかお庭では過ごせないのよね。
どうやら柚は水に嫌悪感を示すみたいなの。
お湯…になっていれば大丈夫なようだけど水溜まりもダメ。
遊園地でも水がある遊具には近づいていなかったからもしかしたらと思ったのだけど。
原因が分かれば私達で守るから大丈夫よね。
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