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閑話 僕の好きな物
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柚琉視点
僕のお家には僕の大好きなものがいっぱいあるの。
ぬいでしょ?
おやつでしょ?
それにパパとママとにぃに!!
「柚琉様?どうされたんですか?」
でもね…僕の宝物箱にはみんな入らないの。
キラキラの箱はちっちゃくて好きなキラキラの髪留めしか入れられなかったの。
「…そちらの髪留めを使いたいんですか?結び直しましょうか?」
「うん!!」
僕のお部屋は僕の好きな物しかないお部屋。
嫌いなお野菜やおばけさんもいないの。
僕がおばけさんやって言ったらね、にぃにがまほーかけてくれたの。
おばけさんが入れないようにしておくから安心してねんねしてねって。
でも暗いのは怖いの。
だから僕のお部屋はいつも明るい。
ライトをずーっとつけておくの。
ねんねの時は消しちゃうけどその時はにぃにやメイドさんが近くにいてくれるもん。
おばけさんが来たらやっつけてあげるって。
「出来ましたよ」
「ありがと!!」
鏡の中の僕はすっごく可愛いの。
でも…髪だけちょっとやなの。
ママみたいになりたいのに僕の髪は短いままなの。
ママはね、おズボンのところまで髪があるの!!
僕の髪は背中の1番上のリボンのところまで。
なんで伸びてくれないのかな?
「…どこか不満でもありましたか?」
「ううん…かわいいの」
「ではどうしたんです?」
「お茶でもしながら話しましょうか」
僕は小さな椅子に、メイドさん達は床に座った。
「ぼくのかみ…なんでままみたいにならないの」
「奥様のように…ですか?」
「うん…ままみたいになりたいの。でもぜんぜん…のびてくれないの…おねがいしてるのに」
「お願いでは伸びませんよ?」
そうなの?
お願いしても伸びてくれないの?
じゃあどうすればいいの?
「今度旦那様に相談いたしましょうか」
「うん!!ありがと」
「「…こちらこそ素敵な笑顔をありがとうございます…」」
「にゅ?なんて、いったの?」
よく分かんない。
お話する時は簡単なことしかわかんないの。
前ににぃにとパパがお話してるところに行ったことあるけどね、全然わかんなかったの。
…もっと頑張らなきゃいけないのかな。
僕のお家には僕の大好きなものがいっぱいあるの。
ぬいでしょ?
おやつでしょ?
それにパパとママとにぃに!!
「柚琉様?どうされたんですか?」
でもね…僕の宝物箱にはみんな入らないの。
キラキラの箱はちっちゃくて好きなキラキラの髪留めしか入れられなかったの。
「…そちらの髪留めを使いたいんですか?結び直しましょうか?」
「うん!!」
僕のお部屋は僕の好きな物しかないお部屋。
嫌いなお野菜やおばけさんもいないの。
僕がおばけさんやって言ったらね、にぃにがまほーかけてくれたの。
おばけさんが入れないようにしておくから安心してねんねしてねって。
でも暗いのは怖いの。
だから僕のお部屋はいつも明るい。
ライトをずーっとつけておくの。
ねんねの時は消しちゃうけどその時はにぃにやメイドさんが近くにいてくれるもん。
おばけさんが来たらやっつけてあげるって。
「出来ましたよ」
「ありがと!!」
鏡の中の僕はすっごく可愛いの。
でも…髪だけちょっとやなの。
ママみたいになりたいのに僕の髪は短いままなの。
ママはね、おズボンのところまで髪があるの!!
僕の髪は背中の1番上のリボンのところまで。
なんで伸びてくれないのかな?
「…どこか不満でもありましたか?」
「ううん…かわいいの」
「ではどうしたんです?」
「お茶でもしながら話しましょうか」
僕は小さな椅子に、メイドさん達は床に座った。
「ぼくのかみ…なんでままみたいにならないの」
「奥様のように…ですか?」
「うん…ままみたいになりたいの。でもぜんぜん…のびてくれないの…おねがいしてるのに」
「お願いでは伸びませんよ?」
そうなの?
お願いしても伸びてくれないの?
じゃあどうすればいいの?
「今度旦那様に相談いたしましょうか」
「うん!!ありがと」
「「…こちらこそ素敵な笑顔をありがとうございます…」」
「にゅ?なんて、いったの?」
よく分かんない。
お話する時は簡単なことしかわかんないの。
前ににぃにとパパがお話してるところに行ったことあるけどね、全然わかんなかったの。
…もっと頑張らなきゃいけないのかな。
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