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ぱぱ 1

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柚琉視点

「柚、ただいま」
「ぱぱおかえり!!」
駆け寄ってぎゅってする。
ぎゅってするのが僕のおかえりなの。
「おかたづけおわった?」
「終わったよ。数日後には来れる使用人は来るからね。ふわふわしっぽの人いっぱい増えるよ。触るのは許可を取ってからね?」
「はぁい!!」
ぎゅってした時にねパパの背中に僕のお手紙ぺたってしたの。
くふふ、いつ気づくかな~。
「ままとね、おりがみちてた!!ぱぱできる?」
「パパは簡単なのしか出来ないな。5連の鶴ぐらいかな」
「ふぇ?」
「5個の鶴さんが繋がってるんだよ」
パパそれ簡単違う。
僕の本に無かったもん。
ママとメイドさんは僕の本が簡単なやつって言ってたよ。
「飾る?」
「ぼくまだうまくないからいーの」
上手になってからみんなにあげるの。
でもママには初めてのあげた!!
「おはないっぱいつくるの。それでね、おはなばたけつくるのー!!」
「上手にできるといいね」
あ…でも紙にぺたぺたするなら僕でもできるかな?
ちょきちょきしてぺたぺたするの!!
「ぱぱ、おっきなかみください」
「またなにか作りに行っちゃうの?パパさっき帰ってきたばかりだから柚のことたっくさん甘やかそうと思ったのに…」
「ぱぱだっこしてくれる?」
「うん、抱っこもぎゅーもするよ」
ぎゅー!!
ぎゅーしたい!!
最近パパいなかったもん!!
ぎゅーする!!
いっぱいする!!
「ぎゅー!!」
「こらこら、ここじゃ飛びかかるのは危ないからお部屋行こうね」
「はぁい」
僕はパパに抱っこされてパパとママのお部屋に連れていかれた。












「ぱぱ!!まま!!ぎゅー!!」
「「ぎゅー」」
「むぎゅ」
ママのお胸とパパのお胸に挟まれて苦しくなっちゃった。
「ぷはぁ」
「柚、おやつはどっちがいいかしら?」
ママの手には新しいおやつのクッキー。
パパの手には今までのおやつと…なんか茶色いやつ。
「どっちも!!…じゃダメ?」
「ふふ、いいわよ」
「パパ達が意地悪だったね」
どっちから食べようかな~。
「はむ!!」
まずはいつものおやつ。
「おいち!!」
「柚~こっちもサクサクして美味しいわよ」
「はむっ!!」
サクサク。
「んにゅー!!」
「こっちのチョコレートは?柚大好きだと思うんだけどな」
「はむっ!!」
あまぁい!!
「あまい!!」
「これはね、一種の賭けだったんだけど…美味しい?」
「おいち!!」
「これだけなんにも入ってないんだ」
にゅ?
「他のおやつと違って…柚がご飯にしてた赤いのが入ってないの」
「あかいの?」
「柚は赤いのがなくても少しは口にできるようになったのね…子供の成長は早い物ね」
「少しずつ変えてたから…それだけ成長したってことだね」
にゅー?
よく分かんない。
あまいのもうくれないの?
おやつおしまい?
「おやつ…」
「あぁ、ごめんね」
「ごめんなさいね」
2人にお皿をずいってされた。
全部僕の…!?
おやついっぱいだぁ!!




















それから僕は夢中で頬張っていたのだが夜ご飯の赤いのが飲めなくてにぃにに怒られた。
ご飯食べれないほどおやつ食べちゃダメって…。
うにゅぅ…。
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