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かわいい 1

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柚琉視点

「ただいまー」
「にぃにおかえりっ!!」
「んーただいま、柚。この髪留め可愛いね」
「めいどさんがやってくれたのー」
「柚可愛いの大好きだもんね」
「うん!!」
かわいいの好き~。
ぬいもかわいい、お洋服も髪留めも全部かわいい!!
「柚も可愛いよ?」
「ぼくはかわいくないの」
「可愛くなるために髪伸ばしてたんじゃないの?」
「んにゅ?」
なんかね、メイドさんがね、綺麗な髪だから切っちゃダメって。
僕の髪ね、黒色だけどね、先っぽだけピンク色なんだ。
「さ、もふもふするんでしょ?お風呂入ろうね」
「はぁい」
あ…お風呂入るなら髪留め取らなきゃ…。




























「で?柚琉くんはどこまで出来る?」
「どこまでってなんの事?」
「外に出れるかとか能力的な問題」
おやつ美味しい。
にぃにのもふもふももふもふしてる。
あれ?
ジュースなくなっちゃった。
「ぱぱ、じゅーすない」
「外…ね。夜中しか出したことないよ。日光の方はまだ訓練もしてない。にんにくや十字架も。流水は完全にダメだった」
「ぱぱ」
「日光の訓練はしとけ。今はこれで検査するくらいだな…」
「ぱ……ふぇ?」
もう1回パパを呼ぼうとしたら腕を掴まれた。
「ちょーっと大人しくしててね」
「なにするのー?」
「んー?」
先生はペンみたいなのを僕の腕に押し当てた。
「…特に変わりなし。時間経過かもしれないから5分くらい様子見るか」
「…あれ、家庭教師に呼んだはずなのに若干医者っぽい」
「本業医者だからな」
「宮廷医師だっけ?」
「魔王戦の時に軟禁状態でブチ切れて辞めたけど」
んにゅー?
腕はなちて。
おやつー!!
僕のおやつー!!
「…5分経ったけど変化なし。一応外には出られるぞ。だけど念の為長袖と長ズボンか靴下な」
「夏来る前にどれぐらい強いかもやらないとまずいかな…」
だからおやつ食べたいのー!!
腕はなちてー!!
「ぱぱー!!」
「ん?あぁ、椎名、離してやって」
「あ、ごめんごめん」
「むぅ…ぱぱ、じゅーすくれない。せんせいうではなちてくれない。ひどいっ!!」
「ごめんって」
僕はもうおやつ食べるんだから!!
また床に座って背中は父さんの足に預けてもぐもぐとおやつを食べ始めた。
1個ずつ味違うからおいしいのいっぱいなの。
「ほら、ジュース持ってきてくれたよ」
「…ありあと」
ジュースも美味しいの。
「柚、明日からちょっと寝る時間変えようね」
「ふぇー?」


















柚のおやつの作り方ー

1、血を用意します(家族の誰かの)
2、果物を用意します(なるべく甘いもの。雫の血と合わせる時は柑橘系の酸っぱいもの)
3、混ぜます(今は血と果汁が9対1くらい)
4、製氷皿に入れて固めます
完成

ジュースの作り方

1はおやつと一緒
2、ミルクを用意します(癖の少ないもの。人族の方から買った方が良い)
3、混ぜます(比率は同じく9対1。または8対1)
4、冷やします
完成




はい、なんとなく思いついたのを載せました。
絶対再現したら不味い。
「おいしいのに…」
血は鉄の味がするのでちょっと…。
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