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第5章 ウォータギャング
133:海のちバズーカ12
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その廃墟の街はまるで何もないか如く静まりかえっている
「ここまで静かだと薄気味悪いな」
アクア
「でもYUTAKAさんの情報だとゴロツキさんが居るっていってましたよね」
先生
「ふん、奇襲をかけてくるかもしれん油断するな」
アネゴ
「そうね」
町中は廃墟というだけあって荒れ果てていた。
「しかし、汚いとこだな」
アクア
「食べ散らかしなどが散乱してますね」
アネゴ
「尋常じゃないわね」
先生
「そうとうな荒くれ者…いやそれよりも常軌を逸してる感じがするが」
俺達は慎重に町の中を歩くが誰も居なかった。
「どこかに出かけたんだろうか?」
アネゴ
「う~ん アジトなのに防衛が居ないのもおかしな話だけど」
アクア
「とりあえずラッキーだったということで今は先に進みましょう」
考えていてもしかたないので、俺達は山へ続く森へと入った
「なんだこれは」
アクア
「これは」
アネゴ
「ひどいわね」
そこには倒され食べられた動物、木の実などが散乱していた。
先生
「うむ…正気ではないかもしれん」
「そうですね…ちょっと調べますか」
俺はアンデットマスターのスキルを使い情報を教えてくれそうな霊を探すと、
一人うずくまる男が居た。
「あのすみません」
霊
「!」
「一体何があったんですか」
霊
「逃げろ!今すぐ逃げろ!」
「!」
興奮して俺達に逃げろと叫ぶ男。
霊
「早くしろ!俺達はどうすることもできないんだ」
「どうしたんですか?」
霊
「わかんね~!解らない力が俺達を支配して暴れさせるんだ」
「!」
霊
「わかったら逃げろ!」
男の尋常じゃない姿から嘘ではないだろう。
「どうやらまずいことになってるみたいです」
先生
「そんなことは見たらわかる」
「どうやらココに居た人たちは何者かに操られて暴徒と化してるようです」
アネゴ
「やっかいそうね」
先生
「ふむ…暴徒か 理性がないだけやっかいだな」
「ここは一刻も早く逃げましょう」
アクア
「いえ!主ここはその人達を助けないと!」
「いや、相手の戦力もわからないのに…」
ガサガサ
近くの茂みが動いた!
先生
「どうやらお出ましの様だな」
アネゴ
「囲まれてるわね」
ウオオオオオ!
目が虚ろな感じのガリガリに痩せた男たちが俺達を囲む。
敵のレベルは30~50
ゴロツキ(操)
HPは300~800
スキルは各々違うが共通しているスキルもある。
・鉄の絆 :強力な仲間意識により仲間の数が多いほど攻撃が上がる、また混乱による同士討ちなどの効果無効
・状態:傀儡(強) :特殊なスキルにより操られておりその効果は絶大な上 通常の解除魔法、スキルでは回復出来ない
バーサク:敵に対する強力な攻撃の暗示状態、自分の身の安全を考えず敵が倒れるまで戦い続ける。
「異常な連中だ」
アクア
「なんとかなりませんか主」
「なんとかしたいのは山々だが…自分を守ることが先決だなコレは」
アネゴ
「そうね、とりあえず一度撤退したいとこだけど…」
先生
「やるしかないかの」
アクア
「でも!この人たちはあやつられてるだけで」
アネゴ
「でも、現状どうしようもないのよ」
アクア
「…」
「取りあえず一点集中で活路を開いて、港まで一旦引こう」
俺達は極力傷つけないようにと手加減をしながら戦おうとするが。
「ターボシールド!これはきついぞ」
アネゴ
「ガードコマンド!進行方向に敵が集まってるわ」
先生
「これは手加減してる余裕はないの~」
アクア
「ううう~ごめんなさい」
その時、声がした。
???
「後ろへ走れ」
!?
???
「早く後ろへ走れ」
又聞こえた…どうやら幻聴ではなさそうだ。
「みんな!よくわからないけど後ろへ走ってくれ!」
アネゴ
「後ろに向かって走ればいいのね」
俺達が手薄になっている後ろへ走ると
バリバリ!
その刹那雷光が迸る
バタバタと倒れる敵
「一体なにがあったんだ?!」
アネゴ
「え?あなたがやったんじゃないの」
「俺はただ後ろに走れて声が聞こえて」
俺達が困惑していると。
???
「それは 俺がやったんだよ」
黄色の鬣、ライオンの様な顔をした男が木の上に居た。
「あなたは?」
???
「名乗るモノではございやせん、それより先を急ぎなさい また すぐ動き出す」
よく見るとゴロツキ達はちょっとづつ動き始めている。
???
「では!俺はこれで!」
そういって消えた。
アネゴ
「あの人は一体?知り合い」
「違います、初めて見る人です」
アクア
「謎のヒーローですか!」
若干興奮気味のアクアさん。
うおおおお!
敵を倒したのも束の間、港の方面か敵がまたワラワラと現れる。
「ヤバイな、とりあえずさっきの人はよく解らないけどココにいたら危険だ、一旦奥へ進もう」
先生
「…」
とりあえず逃げ切れたことに安堵したが…
アネゴ
「さっきの人颯爽と消えたように見えて ついてきてるわね」
「ええ、あの~よかったらこっちに来ませんか?」
そう…さっき助けてくれた人が本人は隠れてるつもりだろうが、
隠れて木から鬣が丸見えなのである。
声をかけても本人は一向にこっちに来るそぶりはない。
「なんだ??あの人は」
アクアさんの腰元で先生がボソッと…
先生
「はぁ~あのバカは昔っからカッコつけの上に、寂しがり屋だからな…」
ガサ
「え?居るの?そして先生の知り合いなんですか」
先生
「まあな、アイツは気にするな」
「え?でも」
先生
「時期が来れば出てくるから心配するな」
「はあ」
「ここまで静かだと薄気味悪いな」
アクア
「でもYUTAKAさんの情報だとゴロツキさんが居るっていってましたよね」
先生
「ふん、奇襲をかけてくるかもしれん油断するな」
アネゴ
「そうね」
町中は廃墟というだけあって荒れ果てていた。
「しかし、汚いとこだな」
アクア
「食べ散らかしなどが散乱してますね」
アネゴ
「尋常じゃないわね」
先生
「そうとうな荒くれ者…いやそれよりも常軌を逸してる感じがするが」
俺達は慎重に町の中を歩くが誰も居なかった。
「どこかに出かけたんだろうか?」
アネゴ
「う~ん アジトなのに防衛が居ないのもおかしな話だけど」
アクア
「とりあえずラッキーだったということで今は先に進みましょう」
考えていてもしかたないので、俺達は山へ続く森へと入った
「なんだこれは」
アクア
「これは」
アネゴ
「ひどいわね」
そこには倒され食べられた動物、木の実などが散乱していた。
先生
「うむ…正気ではないかもしれん」
「そうですね…ちょっと調べますか」
俺はアンデットマスターのスキルを使い情報を教えてくれそうな霊を探すと、
一人うずくまる男が居た。
「あのすみません」
霊
「!」
「一体何があったんですか」
霊
「逃げろ!今すぐ逃げろ!」
「!」
興奮して俺達に逃げろと叫ぶ男。
霊
「早くしろ!俺達はどうすることもできないんだ」
「どうしたんですか?」
霊
「わかんね~!解らない力が俺達を支配して暴れさせるんだ」
「!」
霊
「わかったら逃げろ!」
男の尋常じゃない姿から嘘ではないだろう。
「どうやらまずいことになってるみたいです」
先生
「そんなことは見たらわかる」
「どうやらココに居た人たちは何者かに操られて暴徒と化してるようです」
アネゴ
「やっかいそうね」
先生
「ふむ…暴徒か 理性がないだけやっかいだな」
「ここは一刻も早く逃げましょう」
アクア
「いえ!主ここはその人達を助けないと!」
「いや、相手の戦力もわからないのに…」
ガサガサ
近くの茂みが動いた!
先生
「どうやらお出ましの様だな」
アネゴ
「囲まれてるわね」
ウオオオオオ!
目が虚ろな感じのガリガリに痩せた男たちが俺達を囲む。
敵のレベルは30~50
ゴロツキ(操)
HPは300~800
スキルは各々違うが共通しているスキルもある。
・鉄の絆 :強力な仲間意識により仲間の数が多いほど攻撃が上がる、また混乱による同士討ちなどの効果無効
・状態:傀儡(強) :特殊なスキルにより操られておりその効果は絶大な上 通常の解除魔法、スキルでは回復出来ない
バーサク:敵に対する強力な攻撃の暗示状態、自分の身の安全を考えず敵が倒れるまで戦い続ける。
「異常な連中だ」
アクア
「なんとかなりませんか主」
「なんとかしたいのは山々だが…自分を守ることが先決だなコレは」
アネゴ
「そうね、とりあえず一度撤退したいとこだけど…」
先生
「やるしかないかの」
アクア
「でも!この人たちはあやつられてるだけで」
アネゴ
「でも、現状どうしようもないのよ」
アクア
「…」
「取りあえず一点集中で活路を開いて、港まで一旦引こう」
俺達は極力傷つけないようにと手加減をしながら戦おうとするが。
「ターボシールド!これはきついぞ」
アネゴ
「ガードコマンド!進行方向に敵が集まってるわ」
先生
「これは手加減してる余裕はないの~」
アクア
「ううう~ごめんなさい」
その時、声がした。
???
「後ろへ走れ」
!?
???
「早く後ろへ走れ」
又聞こえた…どうやら幻聴ではなさそうだ。
「みんな!よくわからないけど後ろへ走ってくれ!」
アネゴ
「後ろに向かって走ればいいのね」
俺達が手薄になっている後ろへ走ると
バリバリ!
その刹那雷光が迸る
バタバタと倒れる敵
「一体なにがあったんだ?!」
アネゴ
「え?あなたがやったんじゃないの」
「俺はただ後ろに走れて声が聞こえて」
俺達が困惑していると。
???
「それは 俺がやったんだよ」
黄色の鬣、ライオンの様な顔をした男が木の上に居た。
「あなたは?」
???
「名乗るモノではございやせん、それより先を急ぎなさい また すぐ動き出す」
よく見るとゴロツキ達はちょっとづつ動き始めている。
???
「では!俺はこれで!」
そういって消えた。
アネゴ
「あの人は一体?知り合い」
「違います、初めて見る人です」
アクア
「謎のヒーローですか!」
若干興奮気味のアクアさん。
うおおおお!
敵を倒したのも束の間、港の方面か敵がまたワラワラと現れる。
「ヤバイな、とりあえずさっきの人はよく解らないけどココにいたら危険だ、一旦奥へ進もう」
先生
「…」
とりあえず逃げ切れたことに安堵したが…
アネゴ
「さっきの人颯爽と消えたように見えて ついてきてるわね」
「ええ、あの~よかったらこっちに来ませんか?」
そう…さっき助けてくれた人が本人は隠れてるつもりだろうが、
隠れて木から鬣が丸見えなのである。
声をかけても本人は一向にこっちに来るそぶりはない。
「なんだ??あの人は」
アクアさんの腰元で先生がボソッと…
先生
「はぁ~あのバカは昔っからカッコつけの上に、寂しがり屋だからな…」
ガサ
「え?居るの?そして先生の知り合いなんですか」
先生
「まあな、アイツは気にするな」
「え?でも」
先生
「時期が来れば出てくるから心配するな」
「はあ」
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