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第4章 空気の震えが音と成りて
92:蘇った子9
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俺達はそのまま酒場へと向かった。
「これはデカいですね」
そこにはまるで小ホールの様な建物で煌びやかな装飾がされていた。
ウィズ
「ええ、この国の酒場は歌を聴きながら飲食をするところみたいで」
「へ~そうなんですね」
ウィズ
「中はコンサートホールと酒場が一緒になった感じですよ」
そんな話を聞きながら店の中に入ると、
ステージに人が居て歌を歌っている周りでお酒や食べ物をみんな食べている。
マスター
「いらっしゃい、君も歌を聴きに来たのかい?今日は綺麗な声がそろっているよ」
マスターらしき人が声を掛けてくる。
「いえ、ちょっと別件でお聞きしたいことがあって」
「ほう」
俺は事情をマスターに話すと…
マスター
「なるほど、その子が」
ダーニャ
「その子じゃないよ、ダーニャだよ」
ダーニャの声を聴いた瞬間マスターの顔が同情する様な顔つきになる。
マスター
「かわいそうに…この声だとこの国では厳しいだろうに…」
後ろで先生がカタカタ言ってるのが聞こえる…
我慢して!
「まだ、成長期ですし」
俺が言うと…
マスター
「そうか…でも貴族とかだと、幼児期に判断され養子にだされてしまうなんてケースもあるんだよ」
「そうなんですか…」
マスター
「それでこの子の両親の情報を探してるんだったな」
「はい」
マスター
「ふむ、行方不明になった子の話は聞いたことないだが、もしよければそこの掲示板に事情を書いてその子の羽を貼っておくと良い、興味を持った人を見かけたら私が聞いておくよ」
「ありがとうございます、でも羽を貼ると何かあるんですか?」
マスター
「私たちの種族は家族、一族にしかわからない羽の特色があるんだ」
「そうなんですね」
家紋みたいなものかな?
マスター
「また、3日後位に来ると良い、明日はと明後日はうちは一般の人は入れないから」
「何かあるんですか?」
マスター
「ああ、この国の王様が視察に来るんだ」
「王様が来るんですか」
マスター
「ああ、この国の王様は歌が好きで歌をとても重視していらっしゃるんだ、明後日も良い人材がいないか視察に来られる、明日はそのオーディションだよ」
「そうなんですね」
俺はその後 マスターに言われた通り事情を紙に書き、ダーニャの羽をつけて掲示板に貼った、
ちなみに羽を取るとき痛くないかダーニャに聞いたら髪の毛を抜く痛さと変わらないらしい。
掲示も終えた頃、俺の背後が何か騒がしいので見てみると…
先生
「あの店主!うちのダーニャを憐れむような目でみて…やっぱり斬る」
アクア
「師匠落ち着いて下さい!」
アクアさんが必死に止める。
先生
「離せ!このままでは怒りが収まらん!」
すると…
ダーニャ
「ターママ、喧嘩はメッよ!」
ダーニャの改心の一撃!
先生
「ううう・・・ダーニャ!お前って子は」
先生一撃ノックアウト!
ウィズ
「一段と賑やかになりましたね」
笑いながらウィズさんが話しかけてくる。
「ええ、心労は絶えませんが」
ウィズ
「ふふふ、でも明後日まで時間が空きましたね」
「そうですね、特にやることもないですが」
ウィズ
「それでしたらマイミュージックシステムのクエをやりましょう」
「そうですね、どうせ暇ですし」
ウィズ
「いっぱい敵を倒すことになると思うのでレベル上げにもなりますし」
ああ、欠片集めするんだったけか?
「どこでクエ受けれるんでしたっけ?」
ウィズ
「えっと聖堂ですね、案内しますね」
「ありがとうございます」
そんな話をしているとダーニャが俺の横に来て裾を引っ張る。
ダーニャ
「ダーパパ、この人とウワキ?」
「え?」
「へ?」
驚く俺とウィズさん!
そこからダーニャに誤解だと二人で何度説明したことか…てか!俺結婚してないし!
「これはデカいですね」
そこにはまるで小ホールの様な建物で煌びやかな装飾がされていた。
ウィズ
「ええ、この国の酒場は歌を聴きながら飲食をするところみたいで」
「へ~そうなんですね」
ウィズ
「中はコンサートホールと酒場が一緒になった感じですよ」
そんな話を聞きながら店の中に入ると、
ステージに人が居て歌を歌っている周りでお酒や食べ物をみんな食べている。
マスター
「いらっしゃい、君も歌を聴きに来たのかい?今日は綺麗な声がそろっているよ」
マスターらしき人が声を掛けてくる。
「いえ、ちょっと別件でお聞きしたいことがあって」
「ほう」
俺は事情をマスターに話すと…
マスター
「なるほど、その子が」
ダーニャ
「その子じゃないよ、ダーニャだよ」
ダーニャの声を聴いた瞬間マスターの顔が同情する様な顔つきになる。
マスター
「かわいそうに…この声だとこの国では厳しいだろうに…」
後ろで先生がカタカタ言ってるのが聞こえる…
我慢して!
「まだ、成長期ですし」
俺が言うと…
マスター
「そうか…でも貴族とかだと、幼児期に判断され養子にだされてしまうなんてケースもあるんだよ」
「そうなんですか…」
マスター
「それでこの子の両親の情報を探してるんだったな」
「はい」
マスター
「ふむ、行方不明になった子の話は聞いたことないだが、もしよければそこの掲示板に事情を書いてその子の羽を貼っておくと良い、興味を持った人を見かけたら私が聞いておくよ」
「ありがとうございます、でも羽を貼ると何かあるんですか?」
マスター
「私たちの種族は家族、一族にしかわからない羽の特色があるんだ」
「そうなんですね」
家紋みたいなものかな?
マスター
「また、3日後位に来ると良い、明日はと明後日はうちは一般の人は入れないから」
「何かあるんですか?」
マスター
「ああ、この国の王様が視察に来るんだ」
「王様が来るんですか」
マスター
「ああ、この国の王様は歌が好きで歌をとても重視していらっしゃるんだ、明後日も良い人材がいないか視察に来られる、明日はそのオーディションだよ」
「そうなんですね」
俺はその後 マスターに言われた通り事情を紙に書き、ダーニャの羽をつけて掲示板に貼った、
ちなみに羽を取るとき痛くないかダーニャに聞いたら髪の毛を抜く痛さと変わらないらしい。
掲示も終えた頃、俺の背後が何か騒がしいので見てみると…
先生
「あの店主!うちのダーニャを憐れむような目でみて…やっぱり斬る」
アクア
「師匠落ち着いて下さい!」
アクアさんが必死に止める。
先生
「離せ!このままでは怒りが収まらん!」
すると…
ダーニャ
「ターママ、喧嘩はメッよ!」
ダーニャの改心の一撃!
先生
「ううう・・・ダーニャ!お前って子は」
先生一撃ノックアウト!
ウィズ
「一段と賑やかになりましたね」
笑いながらウィズさんが話しかけてくる。
「ええ、心労は絶えませんが」
ウィズ
「ふふふ、でも明後日まで時間が空きましたね」
「そうですね、特にやることもないですが」
ウィズ
「それでしたらマイミュージックシステムのクエをやりましょう」
「そうですね、どうせ暇ですし」
ウィズ
「いっぱい敵を倒すことになると思うのでレベル上げにもなりますし」
ああ、欠片集めするんだったけか?
「どこでクエ受けれるんでしたっけ?」
ウィズ
「えっと聖堂ですね、案内しますね」
「ありがとうございます」
そんな話をしているとダーニャが俺の横に来て裾を引っ張る。
ダーニャ
「ダーパパ、この人とウワキ?」
「え?」
「へ?」
驚く俺とウィズさん!
そこからダーニャに誤解だと二人で何度説明したことか…てか!俺結婚してないし!
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