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第2章 俺 覚醒!?

32:グランドクエストⅢ-13

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俺達はそれぞれの武器を手に取った。
俺が手にしたのは……

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ワンロック ワンハンドスピア

 攻撃力100
 特殊条件 消滅(数分後に消えてなくなる)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

攻撃力はそこそこで特殊な効果は無いが十分だ!

他のプレイヤー達もワンロッククローやワンロックアックスなどワンロックシリーズを装備した。

「いくぞ!五月雨突き!」

おれはブレイクゴーレムに向けてスキルを放つ!

他のプレイヤー、サポート達
「俺達もいくぜ!春風円撃!」
「アックストライセン!」
「アローレイン!」

 それぞれのプレイヤーから放たれる技でブレイクゴーレムのHPが削られていく!

アクア
「主!これならいけそうです!」
 
「ああ!畳み掛けろ!」

グングンHPは減っていきついにHPは0になりブレイクゴーレムは砂に変わった。

「よし!」

 ブレイクゴーレムを倒し喜ぶプレイヤー達……

 ミリル 
「あははは!」

ミリルが突然笑い出す……

「何が可笑しい!気でも狂ったか」

 俺が叫ぶと

ミリル
「ブレイクゴーレムを倒したと喜んでいるお前たちが愉快でな」

 「どういうことだ」

 ミリルが指を鳴らすと……

砂は再び集まり、さっきよりやや小さいが3体のブレイクゴーレムが生まれた!

ミリル
「無駄よブレイクゴーレムは死なないは、それにこうやって分裂もできるの」

  
 高笑いをするミリル……

「くっそ!」

プレイヤー達の士気は下がり動揺が広がる。

「なんだよ!この無理ゲーは」
「増殖って」
「HPは低いけど攻撃力は変わらんぞ」

まずい何か手を捜さないと……
なにか手はないのか!

そのとき……

???
「…私を…助けて…」

? 

声が聞こえる……

その声はゴーレムの方から聞こえる。

???
「コアを…」

 そういうとゴーレムの額の一部に光が見えた……

俺のアンデットスキルが反応してるのか?一体何に?

今は迷ってるときじゃないか!

「みんな聞いてくれあのゴーレムはコアを砕けば倒せるかもしれない!」

 しかし俺の声はプレイヤー達には届かない
動揺している中では所詮プレイヤーの一人でしかない俺に注目などしてくれない……

こうなったら……
俺はアクアさんの近くに行き作戦を指示する。

アクア
「主わかりました!やってみます」

 アクアさんは空に向けて手を翳した!

アクア
「プリズムロード!」

眩い閃光を放ったその瞬間、その場にいた全員の視線が集まった。

アクア
「皆さん聞いて下さい!あのブレイクゴーレムの弱点は額にあるコアです!今は隠れていますがそれを砕けば倒せます!」

「そうと分かれば!怖くないぜ!」
「額に膝蹴りかましてやる!」

プレイヤー達が動き出した!

アクアさんの効果は覿面で士気の回復、情報伝達どれもうまく行った!

ロジィエ 
「私も行きます!」
  
ロジィエさんも戦闘に加わりそれぞれが分散してゴーレムに対峙する。

~右側ゴーレム~

アクア
「みなさん額です額を!」

 アクアさんが先頭を走る!

アクア
「ティンクルステップ!みなさん額です!額を集中攻撃です!」

 支援スキルを使いながら皆に呼びかける!

「おお!姫騎士と共に戦えるぞ!」
「親衛隊喜びの極みであります!」

 全体的に士気は高いがここのエリアだけはそれ以上の危機迫るほどの勢いのプレイヤーが多い!
戦闘が心配なアクアさんだが……

「今回だけはロジィエさんの剣を使います!ステップガード発動!えええい!」

アクアさんの攻撃は綺麗に決まる、ソードダンサー特有の流れるような剣捌き!
なぜなら、今日はあの剣を使っていないからいつも真面目にターニャさんの修行を
コツコツこなしていたアクアさんの腕はかなり上達している

「おお!さすが姫騎士様!」
 「女神さま!」
 「ったく、これだから男は…」

いろんな声があがっているが周りのプレイヤーもそれに続けてとスキルを繰り出す

そしてついに……

「アクア様!あそこに」
  
姫騎士親衛隊となってたプレイヤーが叫ぶ!

アクアさんは剣に意識を集中し……

アクア
「行きます!アマルガメーション!」

 踊るようなステップから繰り出される3連撃がコアを打ち抜く!

パリン!

崩れ落ちるゴーレム!
勝利沸くプレイヤー……

残りはあと2体!
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