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本章1 ウォータリア編

籠の鳥60

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その一撃はフレミィさんの肩の辺りを貫いた

「フレミィさん!!」

フレミィ
「あたたた、だけどもう術式は完成してるわ」

その見た目からは想像できない明るい声でにこやかに黒の騎士向かって
笑顔で話かける

黒の騎士
「!」

黒の騎士が剣を抜こうとするがフレミィさんの体がから抜き取ることができない、

フレミィ
「これ以上 暴れられて邪魔されると面倒なんでね、暫く付き合ってもらうわよ」

黒の騎士
「ん~~~~」

 初めて声を聴いたがアクアさんと瓜二つ!

フレミィ
「はあああああああ!」

フレミィさんが叫び声をあげると風の荒れ狂い辺りを破壊しながらフレミィさんの周りに集まり巨大な人の形を形成していく、やがて城は形を保っていられなくなりついには崩れ出した!

ウィズ
「えええ!このままだと危ないです」

「城が崩壊していく」

あゆな
「お兄ちゃん!掴まって」

ファミィ
「兵たちは!」

俺たちが混乱していると今までの荒れ狂う風とは違う優しい風が俺たちを包みだした、

アクア
「これは?」

ゲンゾウ
「不思議な風じゃ」

その風はまるで守る様に俺たちを包みフヨフヨと地面に向かって降りて行く、
周りをみると兵士や子供たちも同じように落下していく。
そして地面に着くとその風はどこかへ飛んで行ってしまった。

アネゴ
「この感じは……」

ターニャ
「あいつ……」

「一体なにが!」

ターニャ
「あそこだ」

なぜか少し暗い顔をしている先生が空の一点を指さしている。
そこにはなにやら城の破片と無数の暴風が吹き荒れる塊があり、
黒の騎士がその風に翻弄されていた。

「あそこにフレミィさんが」

ターニャ
「正確にはフレミィだった者だ」

「え?」

やがて風は収束して行き、それは人の形へと形成されていく
白い鎧に瑠璃色のショートカットに白のヘッドギアをし、
目は涼しげな青色、シースルーのような透明なマントを翻した
姿はちょっと違うがダーニャの面影を強く残した人物が
空中に立っている。

「ダーニャなのか?」

???
「いいえ、ダーニャではないも御父さん」

ターニャ
「でも、ダーニャもそこにいるのだろ?」

???
「ええ、迷惑をかけてごめんなさい御母さん」

 そういうと手を空へとかかげる
風が手に集まり一振りの剣と変わっていく

???
「私は風の力を宿した城の化身 Fダーニャ」
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