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本章1 ウォータリア編

籠の鳥10

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マリー
「私に任せれば万事問題ないっしょ!」

イワミー
「あんたは!話をややこしくするから」

マリー
「で?この子名前は?」

あまりのことに全員ハトが豆鉄砲喰らったとはこのことか
と思うくらい呆然としてしまうなか

前女王
「その子はバルティアスっていうのだけど」

家臣
「前回の騒動もあったのでその名で呼ばれるのは」

マリー
「したら!私がつけたげる!う~~~ん ダイマオウ!」

「ちょっとまって!その悪の根源みたいな名前は!」

さすがにこれは無いとおもってツッコまずにはいられなかった!

マリー
「あんたの名前も入ってるし丁度よくない?」

「よくない!」

マリー
「えええ~気にってるから変えたくない~」

アクア
「名前は一生ものですよ!」

マリー
「え~でもあんたなんて水でしょ?」

アクア
「え?」

固まるアクアさん

アネゴ
「ほら!清いとかそういう意味から」

マリー
「あんたなんて名前ですらないじゃない」

アネゴ
「え?」

フリーズする2人

ウィズ
「とにかくです!きらきらネームは後で本人が後悔するんです!」

なんだろ物凄い!今度は圧でウィズさんが説得に掛る

ウィズ
「いいですか!カッコイイだのなんだのってのは、その時の流行廃りがあるんですよ!そのときの乗りで決めた名前で本人がどれだけ苦労するか!」

マリー
「ええ~なんか説教くさい、名前なんてどうでもいいし」

ピシ!

あ!なんか切れた音が

ウィズ
「正座…」

マリー
「は?」

ウィズ
「正座しろってのが聞こえなかった」

ウィズさんの背後に!なんかゴゴゴゴゴゴゴ!って文字が見える!!!

マリー
「え…?」

あのマリーが押されてる!!!

ウィズ
「返事は?」

マリー
「はい!」

 そこから数十分マリーさんの怒涛の名前とは!についての講義を半泣きで聞くことになった…

ヨッジー
「なあ、あれって多分リアルでウィズさんってキラキラネームなんじゃねえ?」

「かもしれない、いや多分そうだろ」

ゲンゾウ
「しかし…怒ると怖いのじゃな」

ウィズ
「そこ!何か?」

一同
「いえ!なんでもありません」

その後、右往左往ありながらマリーがどうしてもという懇願もあり、
面影を残してダイマオという名前に決まった。

マリー
「やった!ダイマオ!私が強く育てるからな~」

それを聞いてか急に泣き出すダイマオ!

マリー
「どうしたんだ急に」

前女王
「お腹が空いたのかもしれなわいね」

マリー
「えっとミルクだっけ」

徐に服に手をかけるマリー

イワミー
「やめんか!!!このゲーム全年齢対象よ」

イワミーさんの凄まじい勢いの飛び蹴りが!!!!

イワミー
「まったく!ちょっとまってなさい」

そういとフレンドコールか何かわからないが誰かと話だし、数分後どこで手に入れたかわからない哺乳瓶を出してダイマオにミルクを与えるイワミーさん

「手馴れてますね」

イワミー
「ふん、妹がいたからね」

言葉は乱暴だが赤子を持つ手は異常に優しい感じがした。

その向こうで未だにフリーズしている人と魚が正気に戻るのはまだ時間が掛りそうだ…




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