アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

本章１ ウォータリア編

No85.忘却の姫～ミキシングミッション～２

「YUTAKAさんの亡霊ってどういうことなんですか？」

ジャムさん
「うむ、それがだな……海底都市を移動する船や都市間を結ぶシャトルなどが襲われるという事件が多発してな」

アクア
「それがYUTAKAさんとどういう関係が」

ジャムさん
「それがその襲撃してきた敵の目撃情報が海竜に乗った人がバズーカで襲ってきたと、そしてその特徴がどう聞いてもYUTAKAの特徴と一致するんだ」

アクア
「そんな」

ジャムさん
「儂もそんなはずはないと思っているのだが」

「他の皆さんの姿が見えないけど」

ジャムさん
「みんな無事だ、今は各自が手分けして民間シャトルの護衛や都市間の護衛に回ってる」

ヨッジー
「亡霊ね……」

アネゴ
「きっと何かの間違いよ、そんなことする人じゃないわ」

ジャムさん
「ああ、我々もそう思ってる」

ヨッジー
「これはちょっとばかし首を突っ込まずにはいられないな」

「アクアさん申し訳ないけど」

アクア
「いえ、私もこの件はほっとけません」

イワミー
「……」

マリー
「ふふ、肝試し」

先生
「黙ってろ！」

先生は自力でグルグル巻きから復活したようだ、

ジャムさん
「とりあえず、今日は私の家でゆっくりしていきなさいトビキリのパンをご馳走しよう」

「おお！それは楽しみです」

マリー
「何？美味しいの？」

「って！近いから、この世界で一番美味しいパンです」

マリー
「いいね～」

ジャムさん
「おや、君も隅に置けないね」

「違います！」

その後ジャムさん達が作ったという新しいアジトへと移動した、
そこは俺達とYUTAKAさんが初めて会ったアノ海の家だった。
なんでもジャムさん曰くこの海の家はYUTAKAさんたちが最初のアジトとして作った場所らしく、新たなスタートの地としてこの場所を買い取り改装したらしい。

アクア
「懐かしいですね」

「そうだね、あの時初めて会った衝撃は忘れないよ」

ジャムさん
「ふむ、君たちがココであったのも何かの運命だったのかもしれないな、ほらウェルカムパン「ブドウと塩ｷｬﾗﾒﾙのパン」だ」

 その後、俺達は今までの経緯などをお互い話していった。

ジャムさん
「ほう～それは大変じゃったな」

アクア
「いえ」

ジャム
「宝玉の力を取りもどすか～う～ん…わからんな」

マリー
「そんなことより、これおいしい！もっと頂戴」

イワミー
「こら！大人しくしなさい…確かに美味しいけど、ココの食べ物がこんなに美味しいなんて……」

ジャムさん
「ははっははは、まだあるからたんとお食べ」

マリー
「わーい！」