上 下
304 / 597
本章1 ウォータリア編

No47.忘却の姫9

しおりを挟む
吉井
「おい高木、あの後どうなったんだよ」

「ああ、実は」

翌日俺は学校で事情を説明した。

吉井
「それならそうとメールの返信してくれよ」

「あ、ほんとだ!メール来てるな」

吉井
「ったく、お前は」

「それで、次のグランドクエストの情報とかは出てるのか?」

吉井
「いや、今のとこ出てないな」

「そうか、そうなるとグランドクエスト絡みではなさそうだな」

吉井
「まあ、でも先日の件で完全にプレイヤーから魔族は悪者扱いされてるからな」

「ふむ」

吉井
「取りあえず、合流して話をしないとな」

「あの場所って多分普通には来れないんだよな」

吉井
「ああ、ギルドの一覧見てもお前の場所はずっと????だったぞ」

「ちょっと魔族の人に聞いてみるわ」

~ゲーム内~

ポコ
「ふむっスね、結論から言うと可能っス」

そういうと一つの蝋燭を出してきた。

「蝋燭?」

ポコ
「これは闇蜂が集めてくる蝋で作ったモノっス」

「ほうほう」

ポコ
「これに火を灯すと闇の炎が出て闇の精霊が集まってくるっス、その時に空間魔法を使えれば行けるっすよ」

「空間魔法か~俺は使えないし」

アクア
「私も無理です」

アネゴ
「私も使えないのよね」

「うお!アネゴ」

アネゴ
「うお!じゃないわよ!私だけ置いて行って!どういうわけか合流で来たからいいけど」

「すみません、突然だったので」

あれかな?ログアウトしたから位置が初期化して俺のとこにきたのかな?

アネゴ
「とりあえず事情を教えて頂戴」

「えっとですね……」

アネゴ
「ふむ、つくづく貴方はすごいことに会うわね」

「はあ……」

ポコ
「あの~お話のとこ悪いっスけど、トゥシエ先輩なら使えるんじゃないっスか」

「トゥシエさんか、見当たらないけど」

すると、盾からヌルッと顔だけ出して、

トゥシエ
「え?何」

「うお!ビックリした」

トゥシエ
「何よ、お化けみたみたいに」

「いや、いきなり盾から出て来たんで」

トゥシエ
「こっちの世界だと闇の力も強いから簡単に出れるのよ、あっちだと出るのも大変なのよ」

「そうなんですか」

トゥシエ
「空間魔法だけど使えるわよ?」

「おお!ならちょっと仲間と合流したいのでお願いして良いですか」

トゥシエ
「え?めんどい」

「頼みますよ~~」

先生
「ったく!うるさいの~、まだ体が馴染んでないから眠いんじゃ……そういえばムーはどうした?逃げたら斬るといっておいたはずだが」

ポコ
「あ!何かコレを渡してくれって言われたっス」

先生
「?」

探さないで下さい
ムーより

先生
「あのバカー!斬るどこじゃあああ!」

「先生暴れないで!なんか威力が上がってるから」

ポコ
「家が!家がっス」



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り

星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!? ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 注意事項 ※主人公リアルチート 暴力・流血表現 VRMMO 一応ファンタジー もふもふにご注意ください。

追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて

だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。 敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。 決して追放に備えていた訳では無いのよ?

運極ちゃんの珍道中!〜APの意味がわからなかったのでとりあえず運に極振りしました〜

斑鳩 鳰
ファンタジー
今話題のVRMMOゲーム"Another World Online"通称AWO。リアルをとことん追求した設計に、壮大なグラフィック。多種多様なスキルで戦闘方法は無限大。 ひょんなことからAWOの第二陣としてプレイすることになった女子高生天草大空は、チュートリアルの段階で、AP振り分けの意味が分からず困ってしまう。 「この中じゃあ、運が一番大切だよね。」 とりあえず運に極振りした大空は、既に有名人になってしまった双子の弟や幼馴染の誘いを断り、ソロプレーヤーとしてほのぼのAWOの世界を回ることにした。 それからレベルが上がってもAPを運に振り続ける大空のもとに個性の強い仲間ができて... どこか抜けている少女が道端で出会った仲間たちと旅をするほのぼの逆ハーコメディー 一次小説処女作です。ツッコミどころ満載のあまあま設定です。 作者はぐつぐつに煮たお豆腐よりもやわやわなメンタルなのでお手柔らかにお願いします。

生産職から始まる初めてのVRMMO

結城楓
ファンタジー
最近流行りのVRMMO、興味がないわけではないが自分から手を出そうと思ってはいなかったふう。 そんな時、新しく発売された《アイディアル・オンライン》。 そしてその発売日、なぜかゲームに必要なハードとソフトを2つ抱えた高校の友達、彩華が家にいた。 そんなふうが彩華と半ば強制的にやることになったふうにとっては初めてのVRMMO。 最初のプレイヤー設定では『モンスターと戦うのが怖い』という理由から生産職などの能力を選択したところから物語は始まる。 最初はやらざるを得ない状況だったフウが、いつしか面白いと思うようになり自ら率先してゲームをするようになる。 そんなフウが贈るのんびりほのぼのと周りを巻き込み成長していく生産職から始まる初めてのVRMMOの物語。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした

葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。 でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。 本編完結済みです。時々番外編を追加します。

モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件

こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。 だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。 好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。 これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。 ※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

処理中です...