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第7章 メルヘンの国の騎士団とマッスル
181:バグストーム3
しおりを挟むヨッジー
「やっとインできたけどやっぱり重いな」
「ああ、それにこのパステルカラーで目が痛い」
辺り一面がパステルカラーで配色されており目がチカチカする。
ヨッジー
「掲示板見たけどクレーム出てるぜ」
ゲンゾウ
「そうじゃろな」
ゲンゾウさんはどこから出したのか分からないがサングラスをしていた。
ヨッジー
「ウィズさんは?」
「今日は仕事で後でインするって手紙きてた」
ヨッジー
「ウィズさん忙しそうだけど何やってるのかな?」
「リアルのことを聞くのはマナー違反だぞ」
ヨッジー
「だな」
アクア
「リアル?それも主達の国の言葉なんですかね」
「まあ、そんなとこです」
ヨッジー
「それよりもアレ見ろよ」
「あれ?こんなとこに村人が…え?」
なんとそこには村人と思わしき人がプレイヤーと戦っている!
「え?あれはPK的な奴なのか?」
ヨッジー
「いや、よく見ろよ」
村人をよく見ると赤い文字つまり敵扱いになっている。
キャラ名もバーサーカーヒューマン(村人)になっている。
「なんていうか、これってストーリーと関係してるのかな?」
ヨッジー
「さあな?」
ゲンゾウ
「なんとも…」
アネゴ
「何か起こってることに間違いはなさそうね」
アクア
「とりあえず、事情が分かるまでは戦闘は避けたいですね」
ヨッジー
「だな」
先生
「うむ」
「アップデートしたばかりだから敵もプレイヤー達が一掃してるから、街までダッシュでいこう」
俺達は戦闘を避けて急いで最寄りの街へと移動した。
ヨッジー
「いきなりデカい町についたな」
ゲンゾウ
「ふむ、どうやらココがこのエリアの首都的な場所みたいじゃな」
俺達の目の前にはまるで遊園地のようなファンシーな建物が広がり低いレンガの壁に覆われている。奥にはまるでどこかの童話のお城のような大きな建物が立っていた。
「この街はこの門からじゃないと入れないようだな」
俺が門へ近づくき入口へ行くと人形の様なNPCが。
NPC
「いらっしゃい!夢の街へようこそ!入場税は100Gだよ」
ヨッジー
「金取るのかよ!」
ゲンゾウ
「まるで入園料みたいじゃの」
アクア
「いえ、珍しい事ではないですよ。国よっては街の行き来に税金が掛るところもあると聞いたことがあります」
「まあ、確かにそんな小説読んだことあるけど」
ヨッジー
「この世界でソレは…」
文句を言いながら税金を払って中に入ると…
ヨッジー
「なんだこれ…」
「うわー」
中に入ると全てのNPCがファンシーな人形であった。
アクア
「可愛いですね!」
「まあ、可愛いと言えば可愛いけど」
アネゴ
「ちょっとコレは私も初めてね」
まあ、あなたも見た目すごいですけど…と思いながらも目の前の景色に驚いていると。
ウィズ
「すみません!遅れました、ちょっと仕事が押しまして」
ウィズさんが合流した。
「いえいえ、リアルは大事ですから」
ウィズ
「それにしても凄いですね、女の子をターゲットにしたエリアですかね?」
ヨッジー
「まあ、それにしても重い原因はこれだろうな。NPC一人一人物凄い作り込みが凄いもんな」
確かにNPC一人一人の作り込みが今までのエリアと比べて桁違いに細かい気がした。
アネゴ
「まあ、確かにカラフルだな」
ゲンゾウ
「儂にはこのエリアは合わないな」
先生
「右に同じく」
ヨッジー
「まあ、とりあえずギルド作っちゃおうぜ」
アクア
「主、アレですかね」
そこには長蛇の列が!
「マジか」
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