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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話14

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俺達は再び神社エリアへと移動しトラップだらけの庭へと再挑戦する!

 「よし!PTは組んだね」

ヨッジー
「OKだ」

ゲンゾウ
「問題ない」

 俺は小道具の藁の子供人形達を手にトラップゾーンへ。

アクア
「ほんとに大丈夫なんでしょうか?」

アネゴ
「心配しててもしょうがないわ」

 青星
 「俺が先頭へ行こう、スキルを使えば罠を最小限で進めるかもしれん」

 「そんな便利スキルが」

 青星
 「気休め程度だが…いくぞ!『スターロード!』」

 青星さんがスキルを発動すると空から光が青空さんの前に集まり小さな星を形成した。
…忍者ですよね?なにその派手な技。

ゲンゾウ
「さすが!師匠」

なぜか目を輝かせるゲンゾウさん…

青空
 「この技は己の運の良さを上げることができるスキルだ」

 運上げるだけでそのエフェクト!

 「よし、じゃあ使うよ」

 俺が藁の子供人形達を使うと光と伴に人形が消えた。

 「これでOKかな?」

ヨッジー
「それでOKだと思うぞ」

 「そか、じゃ青空さん行きましょう」

トラップゾーンを進むと周りのプレイヤー達は探知スキルを使いながら慎重に
進んでいるが…

青星
 「よし!こっちだ走れ」

 「はい!」

 青星
 「こっち!」

 「はい!」

 迷うことなく方向を示す青星さんなのだが、歩き方すごい早い為かなり浮いた存在になっている。
 途中何度かトラップに掛ったが…

びよーーん

 トラップに当たった瞬間!

シュン!

なんと一歩手前に瞬間移動した。

ヨッジー
「効果有りだな!」

 「うん!」

しかし…トラップゾーンの終盤に差し掛かると…

ヨッジー
「おい、あれ見ろよいろんなプレイヤーが吹っ飛ばされてるぞ」

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スモウザマン レベル80
 HP1000
 MP50
スキル 突き飛ばし 受け流し 猫だまし 魔法攻撃軽減、空気圧
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかにもお相撲さん的な敵がプレイヤー達を場外に突き飛ばしてる。
 攻撃も近接攻撃には猫だましという気絶効果付のスキルからの突き飛ばし、
 遠距離攻撃には空気を貼り手で押し飛ばし場外へ…
反則すぎるだろこれ…
周りのプレイヤー達は敵を避けて引き返す者も多い。

ヨッジー
「やっかいそうだな…」

 「うん」

ゲンゾウ
「時間がないのに、この隙にも誰かに獲られてる可能性も」

 青星
 「ふむ…ゲンゾウ儂の小刀にMPを込めろ、できればお主のアイテムも使って出来るだけ多く」

ゲンゾウ
「御意!では」

そういってゲンゾウさんは懐から木で出来た柿の置物を出した。

 木の柿置物:魔力継続回復(小)

ゲンゾウ
「忍道具術 倍化」

するとアイテム効果が… 魔力継続回復(小)⇒(中)

ゲンゾウ
「行きますぞ!師匠」

そういうと小刀にMPを送ること数字分。

 青星
 「それくらいでいいぞ、でわ…我を天高く投げよ」

ゲンゾウ
「は!」

ゲンゾウさんが天に向かって小刀を投げる!

シュン!

すると空で小刀が停まり…

青星
 「悪を蹴散らし道を作る!我の前に敵なし成敗!ブルーインパクト!」

すると空から青い星が無数に敵に降り注ぐ!
 無駄に派手!

やがて星が消えるとそこにはもう敵は居なかった…

ゲンゾウ
「おおお!さすが師匠!」

 青星
 「ふふふ」

ヨッジー
「あの人ってまさか…前作のシオン!?」

ヨッジーが言うに前作人気のキャラだったらしく…
当然昔からのプレイヤーは同じように気づくだろう…

プレイヤー達がこちらを見てキョロキョロしてる…
まずい!

 「急ぎましょう!」

 俺は青星さんを急がせトラップゾーンを進みなんとか突破することができた。

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