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プロローグ

事の発端

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私の名前は安藤優奈。年齢は19歳。元世界では、私は華の女子大学生だった。まあそんなことはどうでもいいや……というか、そんな場合じゃない!今、ちょこんと正座している私の目の前には一人の金髪ロングの美少女が座っている。彼女は不機嫌そうにに頬を膨らませていた。



???「あなた、奴隷のくせして何嫌そうな顔しているのよ!私の足が臭いっていうの!!」



優奈「ご、ごめんなさい。でも……」



この人は貴族令嬢のソフィア様だ。彼女はこのあたりの農場を経営する一族の末っ子らしい。私はそのお嬢様の生足を手に持って葛藤していた。なんでこんなことに……



――― 二週間程前。



ある朝、いや時間帯はわからないな……。いつものように目覚めると、そこは私の部屋ではなく、謎の研究所?のような建物で全裸のまま寝かされていた。身体を見ると、手足に手錠がつけられている。そして、隣に白衣を着た女性がいた。



研究員「あら、目覚めたみたいね。おはよう。よく眠れたかしら?」



優奈「あのっ!ここはどこですか?それに、貴方たちは誰です?それにここから解放してください!!」



研究員「あなたが私達の名前を知る必要はないわ。3376番さん、あなたはこの世界の人間に奉仕するために召喚されたの」



優奈「えっ?どういうことですか?それに私は安藤優菜っていう名前があるんですけど!失礼ですよ!!」



そう私が口答えをすると、女性は返事をする代わりになにやらボタンを押す。その瞬間にビリビリと電流が流れてきた。



優奈「きゃああぁあっ!?痛いっ!!止めてくださいっ!!」



全身が痺れて、痛みで動けなくなる。



研究員「3376番さん、あまりうるさくしないでもらえるかしら?次口答えをするともっと強くするから気をつけてちょうだい」



優奈「なんで私がこんな目に遭わないと…ぎゃあぁぁあっ!!!」



再び強い電流が流れる。私は自分でもびっくりするぐらい大声で絶叫した。



優奈「ひぐぅう……もうゆるじでぇ……」



研究員「ふむ。ようやく大人しくなったようね。じゃあ説明するから黙ってききなさい」



それから、女性が色々と説明してくれた。まず、私はどうもこの世界のたちの奴隷として召喚されたらしい。いや、全く納得できないんだけど。なにやら、この世界では男性が絶滅してしまったようで、人間は女性しか残っていないらしい。一応、女性だけで子孫を残す技術はあるみたいだけど、数も全然増えないから、労働力確保や性処理用の道具奴隷としてよその世界から人間をさらってこないといけないらしい。私はその中の一人として召喚されたのだと。



研究員「ざっと、こんなところだけど……査定の結果が分かったわ。C級の愛玩奴隷として合格よ。よかったわね」



優奈「えっ!?奴隷なんていやですよ!帰してくださ……ひっ!?」



研究員「ふーん。まだそんなことを言えるんだ。じゃあ今度は最大出力でやってみる?手違いで3376番が死んでも困らないし」



優奈「ひぃぃ!!ごめんなさぃいいぃいッ!!許してぇえええぇっ!!」



女性がスイッチを構えると反射的に私は命乞いをしてしまう。拷問なんてあんまり受けたことはなかったけど、アレは命の危険を感じる。



研究員「ちょうどいい機会だからあなたの役割を教えてあげる、ほら足を舐めなさい」



女性は靴を脱いでストッキングを履いたままの足を見せてくる。



必死に抵抗しようとするけど、電流がまた流されるかもしれないと思うと逆らうことができない。私は泣きながら女性のつま先にキスをした。女性の足はお世辞にもいい匂いとは言い難かった。しかも、一日働いた後だからか、蒸れていてとても臭い。でも、私はそれに耐えてひたすらに女性の足に舌を這わせる。時折、女性に顔を踏まれるがそれでも我慢して舐める。突然こんなところに召喚されて、突然同性に足を舐めさせられるなんてあんまりだ。私は号泣しながら女性の足裏を舐めていた。



研究員「はじめてにしては、まあまあだったわね。数日間はしっかりこの施設の職員全員の足を舐めて、そしたら商品として売り出すから頑張ってね」



そう言って女性は部屋を出ていく。その後、私は2週間の間足奴隷として、徹底的に調教された。施設の女性職員全員の足をひたすら舐めさせられたのもそうだが、少しでも抵抗すると私の首についているチョーカーから電流を流されるのだ。これが死ぬほどしんどい。調教されて1週間経つと私は商品として売られはじめたようで、時々女性のお客さんがくるのだけれど、その度に散々な目にあってしまう。



女性客A「歯立てるなって言ったでしょ!このクソ奴隷!」



女性客Aは私のお腹を思い切り蹴る。



優奈「はぐぅっ!すびばせんでじた……もうゆるじで……」



女性客A「もう、これじゃあ全然使えないじゃない。なんなのよこの子!!」



店員「お、お客様申し訳ありません。」



女性客A「ったく、時間がないっていってるのにこんなもの売りつけないでよ。さっさと次を寄越しなさい」



こんな感じで大体酷いことをされる。



他にも、



女性客B「この奴隷、ちょっとブスじゃない?さっきの子の方が可愛かったわ」



女性客C「そう?私はこの子アリだと思うけど。まあ足奴隷にしてはだけどね笑」



暴力のほかにもこのように精神的に責められることもある。奴隷として値段をつけられて、モノ同然、いや、それ以下の扱いをされ続ける。それが私にとってどれだけ苦痛なのか。それを想像してほしい。



私は案の定中々売れずに時間だけが経過する。7日間売れ残るとその時点で廃棄処分として焼却炉に投入されるらしい。そして、5日目からは半額シールを店員から貼られて、更に安く買い叩かれることになる。当然そんな私を買うような人はまともな用途で使うわけもなく、



女性客D「この子、便器としてなら買いたいかも。ねぇ、あなたいくら?」



優菜「わ、私は便器じゃないです!足までなら舐めますから、それだけは……ぎゃああああああ!!!いだいぃぃいっ!!」



店員の判断により電流が流された。全身が痺れて動かなくなる。



女性客D「はぁ……興ざめしたわ。質問にも答えられない奴隷とかいらないんだけど。あんた商品になって5日目じゃないの?7日売れ残ったら廃棄処分なのにそんな受け答えしかできないなんてほんとゴミね。」



優奈「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」



人間便器奴隷として私を買おうとする人も何人か来たが、それは私の尊厳を踏みにじる行為だ。それなら私は死んだ方がマシだ。他にも私の歯を全部抜いて足奴隷にするなんていう人もいた。もう、ここまで来ると自分が何のために生きているのか分からなくなってしまう。



そして私は最終日の7日目を迎えた。



私が商品として並ぶ最期の日ということで私は処分品として、7割引で売られていた。



女性客E「あら?この子可愛いじゃない。」



女性客F「確かにね。」



女性客G「でも、こんなに値下げされてるなんて、どうせ碌なモノじゃなさそうよね。」



女性客E「まあ、愛玩奴隷は値段より品質が大事だからね。……自分の嫌な仕事は積極的に拒否ねえ……」



女性客F「ああ、これは売れ残る訳ね。傷を付けたくないタイプの奴隷なのにこれは駄目。」



女性客G「うーん、でも顔がタイプだし足舐め奴隷にしたいけどなあ。でも私3人持ってるし、やっぱ我慢かな。」



女性客達はいってしまった。どうやら、私の値段は7割引でも微妙に買われにくいようだ。……廃棄処分ってことなのかな。私、本当に価値がなかったんだ……。

私は絶望感に打ちひしがれていた。私は涙を流しながら呆然としていた。



すると店員と一人の女性、いや少女がやってきた。今までは20代~30代ぐらいの大人な女性ばかりだったのだが、今回はかなり若い。学校の制服のようなものを着ている。



店員「一応、お客様の希望ですとこの子とかどうでしょうか。従順……というわけではないのですが、腐ってもC級の愛玩奴隷ですのでギリギリ外に連れ歩いても問題ないでしょう。」



少女「へえ、確かに今まで紹介してもらった中だとかなりいいじゃない。……7割引?なんでこんなに値引きしてるんですか?」



店員「展示して7日目なんで処分品なんですよ。」



少女「7日目で処分ねえ……愛玩奴隷は厳しいですね。」



店員「まあ、お客様方に直接色々ご奉仕するのがこのタイプの奴隷の役割ですから。優秀でないものは淘汰されていくのですよ。」



少女「なるほどね、高い価値がつく割にかわいそうな奴隷ですね。」



店員「それが彼女たち愛玩奴隷の定めですから、別にお客様が気にする必要はありませんよ。」



店員さんは笑顔でそう言う。今更店員の言葉に傷つくことはないが、少女のかわいそうという言葉にハッとなる。今まで数々の女性客が私を見に来たが、かわいそうという言葉を言われたことはなかったからだ。今までの人と今回の少女は違う。少なくともこの子に買われるのはかなりマシな部類なのではと思い始める。少女は私を見て興味を持っているようであったが、迷っているようで店員と話し始めた。



少女「この子はかなり気になるけど予算オーバー」



店員「そうですか。ではこちらの子などいかがでしょうか。D級ですが予算内で……」



店員はカタログのような物を取り出して少女と話をしている。少女が気になるといってくれているのにこのままでは店員が別の子を薦めてしまうかもしれない。私は勇気を振り絞った。



優奈「あの……わ、わたしを、あなた様の奴隷にしてくださいっ!」



思い切って声をかけると店員は驚いた表情をしていた。しかしすぐに営業スマイルに戻り対応を始める。



店員「す、すみませんお客様。この奴隷しつけがなってなくて。」



店員が少女に平謝りをしている。少女の方も眉を潜めていた。



優奈「おねがいします!このままじゃ私、捨てられちゃいます。お願いします。なんでもやります。一生懸命働きますから、どうか買って下さい!!」



私は必死に懇願する。ここで見放されたら私はもう終わりだ。



店員「うるさいって言ってんでしょう!!……すみませんお客様、この奴隷は少し教育が必要かもしれません。」



店員は怒鳴ると私を蹴り飛ばした。私は痛みを堪えながらも再び頭を下げる。



少女「……ふぅん。」



少女が何か考えているようだ。店員が電流のスイッチを入れようとしたとき、



少女「待って。」



少女が止めた。店員が不思議そうな顔をしている。少女は私の目の前までくると私の目をじっと見て話しかけてきた。



少女「ねえ、あなたって奴隷の分際で人間様の会話に口を挟んできたわけだけど、自分がどういう立場なのかわかっているのかしら?……まあいいわ。私に頼み事なんて身の程知らずにも程があるけれど、その度胸だけは認めてあげる。」



私は突然の展開についていけず混乱していた。店員も同じく驚いている。



少女「手持ちのお金は少し足りないのだけれど、私の今持っている全額でこの子を買うことは可能かしら?」



店員「え?ええっと、お客様の所持金がいくらあるか分かりませんが、おそらく大丈夫だと思います。」



少女「そう、ならこれで足りるかしら?」



少女はそう言うと財布の中からいくらかの金貨を取り出す。店員も金額を確認した後、少し悩むそぶりを見せた後に少女に確認した。



店員「本来なら所持金が足りない場合はお断りさせていただいておりますが、今回は処分品なので特例ということで……。……はい、確かに受け取りました。それでは手続きをさせていただきますね。」



――― 現在



ソフィア「ほら、さっきシャワーを浴びてきたんだからちゃんとキスしなさいよ。お母様から貰って少しずつ貯めてたを全額使ったんだから、ちゃんと奴隷らしく奉仕しなさい。」



優奈「は、はい、ありがとうございます。」



私はソフィア様の足裏にそっと舌をつけた。



ソフィア「んっ……ってもっとしっかりなめないとダメでしょ!!ほんっと使えない奴隷ね!」



彼女はそう言うと私の頭を軽く踏みつける。私はこうして女性しかいない世界でソフィア様の足奴隷として新しい人生を始める羽目になってしまったのである。
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