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君と紡ぐこれから
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好きだと自覚してから、僕は以前同様病気と自分の気持ちを隠している事に気まずさを感じながらも彼との交流を積極的に増やしていった。好きだと分かってから、彼と過ごす時間をもっと大切にしたくなった。
時間があれば彼をお出掛けに誘い、家にいる時も一緒にゲームをしたり会話を交わしたりえっちをしたり──僕達は普通の番みたいに楽しく毎日を送っていた。
僕が色々と誘っていたからか、いつからか彼の方から以前より更に積極的に声を掛けられる様になった。僕はそれが凄く嬉しかった。
病気の事も最初の頃の退屈な日々もすっかり忘れた頃だった。朝起きると、暗い表情で席に着く彼が居た。「お...起きてたのか。おはよう」と声を掛けると、振り返るや否や無表情のまま口を開く。
「どういう事か説明して欲しい」
「──!」
冷めた表情でそう言い、目の前に薬の袋と紙をポンッと置く晴也。最近油断していたな...っていうのと、そういえば言うタイミングを逃してすっかりそのままにしていたな...というのが率直な感想だった。
でもそんな事は言えなかった。正直に言うのを僕はまだ躊躇っていた。
「別に...ただの風邪みたいなものだよ。洗面台前に置いてて片付けるの忘れてた」
「嘘をつかないで。薬の成分表の詳細が書かれてあった。風邪薬じゃない事くらい読んだら分かる。....どこか悪いのか?」
正直に言って欲しい。
彼の目がそう訴えている事に気付き、視線を逸らす。
もし...正直に言ったら、きっと気を遣われる。そうしたらこいつは僕に付きっきりで看病し始める。気を遣って欲しくない。今迄通り普通に接して欲しい。でも...もう隠せないか。
時間があれば彼をお出掛けに誘い、家にいる時も一緒にゲームをしたり会話を交わしたりえっちをしたり──僕達は普通の番みたいに楽しく毎日を送っていた。
僕が色々と誘っていたからか、いつからか彼の方から以前より更に積極的に声を掛けられる様になった。僕はそれが凄く嬉しかった。
病気の事も最初の頃の退屈な日々もすっかり忘れた頃だった。朝起きると、暗い表情で席に着く彼が居た。「お...起きてたのか。おはよう」と声を掛けると、振り返るや否や無表情のまま口を開く。
「どういう事か説明して欲しい」
「──!」
冷めた表情でそう言い、目の前に薬の袋と紙をポンッと置く晴也。最近油断していたな...っていうのと、そういえば言うタイミングを逃してすっかりそのままにしていたな...というのが率直な感想だった。
でもそんな事は言えなかった。正直に言うのを僕はまだ躊躇っていた。
「別に...ただの風邪みたいなものだよ。洗面台前に置いてて片付けるの忘れてた」
「嘘をつかないで。薬の成分表の詳細が書かれてあった。風邪薬じゃない事くらい読んだら分かる。....どこか悪いのか?」
正直に言って欲しい。
彼の目がそう訴えている事に気付き、視線を逸らす。
もし...正直に言ったら、きっと気を遣われる。そうしたらこいつは僕に付きっきりで看病し始める。気を遣って欲しくない。今迄通り普通に接して欲しい。でも...もう隠せないか。
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