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麗憶高原イデラゴエリ、賢者が遺すは虚像の糸編
10.久しぶりでも何度でも1*
しおりを挟む「んん……っ、つかひゃく……」
「っ、ん゛……んぅう……!」
首をムリヤリ横に捻られ、固定された状態で口を貪られる。
時々口が離れることで声が漏れるけど、それで何かを伝えられるような余裕なんてない。息を吐いた瞬間に再び吸い付かれて、俺は満足に息も出来なかった。
それなのに、ブラックは俺を強く抱きしめたまま唇の間から舌を出して、強引に合わせた拍子に少し隙間が空いた俺の唇の間に、その舌を捻じ込んでくる。
い、息が苦しくなって、つらい。
それに、ただでさえ引っ付いてるってのに、ブラックの無精ひげがチクチク頬を刺す感覚や、顔に吹きかかる熱い吐息が余計に体をゾクゾクさせるんだ。
たった数日前にもこんなことをしたような気がするのに、自分が元いた世界に帰ると、ブラックとこうしている自分が信じられなくて、今行われていることの生々しい感触にどうしても変に反応してしまう。
もうキスだって慣れっこのはずなのに、どうしてこんな雰囲気になると恥ずかしくて逃げ出したくなっちまうんだろう。
ブラックと、こんな……え、えっちする時の、深いキスしてる、だけなのに……。
「ん……はっ……はぁ……ツカサ君……っ。ツカサくん……」
「ぁ……ぐ……」
顎を掴まれて強引に口を開かされる。
今まで歯を食い縛っていたのか、細かく震えながら歯列は開きそこにブラックの舌がぬるりと入り込んできた。もう、そうなると、どうしようもない。
縮こまった舌をからかうように舌先がつついて、絡め取ろうとする。
逃げればブラックの大きな舌は歯の裏側をなぞったり上顎の部分をくすぐったりして、俺を一々ビクつかせた。
それが、気になって仕方がない。
我慢しようとするのに、ブラックが笑うような息を漏らしながら俺の口の中を我が物顔で舐めまわしたり、唇を吸ったりするたびに、我慢できず反応してしまう。
「っ、ん゛……ん゛ぅ、う……うぅう……っ」
音が、口の中から聞こえる。
それが凄く恥ずかしくて、聞えないようにしようと思っても、どうしようもない。
なにより、ブラックが「そういうことをするため」に俺を追い詰めているんだと思うと、こんな場所なのに、俺は……どうしようも、なく……頭が、ぼうっとしてきて。
「ふ、ふふ……ツカサ君たらほんと、僕とのキス大好きだよね……。唾液でいっぱいになるくらい口の中を舌で愛撫したら、こんなにトロけちゃうんだもん……」
なんか、ブラックが嬉しそうな声を出している。
でも、俺は酸欠なのか頭がボヤけてて、何か言ってる事は解るのに、何を言ってるのか全然分からない。もう何度も味わった感覚なのに、全然体は慣れてくれない。
そんな俺を、ブラックは簡単に抱え直して自分の体に凭れかけさせた。
背後に大きな体を感じて、思わず息が漏れてしまう。力が入らなくなっていたから、倒れこむ心配がなくなって無意識に安心したんだ。
「ツカサ君可愛い……へ、へへ……ココも、ぷっくりしてて可愛いよねぇ」
誰に問いかけているのか知らないが、ブラックは変な笑い方をしながら、俺のベストをかき分けてシャツに張り付いてくる。
少し硬めの布質だというのに、それをものともせずブラックの指はシャツ越しに触れながら上へ登ってきた。そして、胸に辿り着くと、乳首の所を指で押してこね始める。
「ぅあっ!? あっ、やだっぁっ、そ、それ、ぇ……っ」
「シャツの上からでも、ツカサ君の乳首が硬くなってるのが分かるよ……ほらぁ。ここの先端になるとこクリクリすると、ツカサ君のやらしい乳首がどんどん育ってく」
おっきい手のせいで、すぐに胸に到達して声を抑える暇がなかった。
頭がボーッとしてたせいで、なんにも拒否できないまま、指で両方の乳首のところを執拗に捏ね回されて、腰がびくびく跳ねる。
足を閉じてその感覚を必死に押し込めようとするけど、ブラックの吐息や熱を感じるこの至近距離の状態では、必要以上にブラックの事を意識してしまって……お腹の奥の熱くてきゅうっとする感覚や、股間の覚えのある熱を止められない。
こんな、ブラックに密着して膝に乗せられた状態で、乳首の先端をつんつんされたり乱暴にぐりぐりされると、もう、俺の体はどうしようもなかった。
「ひぐっ、ぅ、あっ、あぁあ……ぐ、ぐりぐりすんなぁ……っ! や、ぁ゛、やだぁっ」
「イヤ? こんなに硬くなって勃起しちゃってるのに? ふ、ふふっ、ツカサ君たら本当に意地っ張りなんだからぁ……。シャツ越しにこんなに分かるくらい乳首をビンビンに勃起させておいてイヤだなんて、ホントにもう淫乱で欲しがりだよねえっ」
「う゛あぁっ!? ぃ。ひっ、ひっぱるのやらっ、あ゛っ、はっう、うあぁあ……!」
ひ、引っ張ってる。ブラックの指が俺の乳首どっちもぎゅって摘まんで伸ばしてる。
やだ、やだってば、そんな引っ張らないで。指で挟んでこするのもやだ、乳首伸びちゃう、そんなっ……ぅ、うう、そんなに先端いじめられたら、耐えれなくなる……!
「ふっ、ふひっ、シャツ越しに、しっシコシコするとぉっ、布のざらつきでとっても気持ちいいでしょっ? ほら、ほらほらほらぁっツカサ君の淫乱乳首、引っ張ったまま先っぽのとこ捏ねてあげたらツカサ君の腰がひくひく反応しちゃってるよぉ? すぐに処女の体に戻っちゃうくせに、乳首とおちんちんだけは敏感なんだから……ツカサ君て本当に敏感でオスに媚びちゃういやらしい体なんだねぇ」
「うるさ、ぃっ、ひぅっ、んっぁ、あぁっあ゛っ、も、やらっ、乳首やだぁっ!」
耳元でそんな、恥ずかしいこと言わないでよ。
観察されるのやだ、腰が動くとこ見ないで。オスに媚びてるとかいやらしい体とか、そんなの絶対に違う。俺はそんなこと考えてないのに。
なのに、ブラックがねっとりした半笑いの変態声で囁いてくると、恥ずかしい気持ちを体が気持ちいいんだと勘違いして、どんどんおかしなことになっていく。
こんなことで、ち、乳首を弄られたくらいで勃起したくなんてないのに、ブラックの手と声が俺を弄り回すたびに、恥ずかしい言葉をかけられるたびに、えっちな事をされてるんだって事実が強くなってきて、もう、後戻りできなくなる。
ブラックの手を止めさせたくて腕に絡めた手も、力が入らなかった。
「可愛い……ツカサ君可愛いよぉ……。乳首でおちんちん気持ち良くなっちゃった? 体がひくひくしてて、もう力が入って無いね……。体がとっても熱くなってるけど、一番熱いのは……ここだよね?」
「っう゛、ぁ……!」
片方の手が乳首から手を離して、下腹部へとにじり寄ってくる。
その感覚にビクッとしてしまったけど、ブラックは中心の一番熱を持った部分にすら触れず、指を大きく開くと、そ、そのまま……強引に、俺の股間に太い指を潜り込ませてきて……まるで、俺のズボンの合わせ目を人差し指と中指で挟んで、更にぷくっと前に押し出すかのように指を貼り付けてきた。
……こ、これ……やだ……。
モノには触れられてないのに、足の内側と、お、俺の、モノのすぐそばに、ブラックのおっきい指があるのをどうしても感じてしまう。
ぎゅっと力を込めて耐えるために意識を集中させてた場所に、自分の物じゃない指が挟まるだけで、自分がどれほど反応しているのか分かってしまい、どうしようもなく熱が増していった。
「こうして指で挟んだら、ツカサ君の可愛い子供おちんちんが勃起してく小さな変化もちゃんと判るね! ああほら、ヒクヒクしてまたちょっと勃起したでしょ? 乳首を指でこねこねされながら言葉責めされるの好き? それとも……これから、この勃起乳首みたいに、ツカサ君の可愛いおちんちんもシコシコされるのを期待してるのかなぁ」
「ちがっ、違う、ってばっ、そんなこと……っ」
「あるでしょ? ほらぁ、おちんちん固定してる指を動かしたら太腿もおちんちんも全部ヒクつくじゃないか。意地っ張りなツカサ君も可愛いけど、そろそろ素直になったっていいんだよ?」
耳に、唇がひっついてる。
低くてお腹にクる声を流し込まれると、それだけでつらいのに……やらしい言葉まで乗せられたら、勝手に体が反応してしまう。
違うのに。ブラックの言うようなことなんて、考えてないのに。
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「ふ、ふへっ、体、ふ、震えちゃってるねぇえ……! それにズボンもパンパンだ。もうツカサ君の子供おちんちんも勃起しちゃったね……!」
「うぅ、う……」
「ツカサ君の一番やらしい場所、すっごく熱いよ……? このままだと、下着に恥ずかしいシミがついちゃうね」
あ……。
い、いやだ。それも、ヤだ。
冷静になった時に見ると、恥ずかしくて死にたくなる。
今だって逃げ出したいくらいなのに、またあんな気持ちを味わいたくない。
「イヤ? だったら脱いじゃおうよ。ここには誰もいないし、いざって時は僕がマントで隠してあげるから。ね? ほうら、ズボンと下着は脱いじゃおうねえ」
「ぁ……あぁ……っ」
待って、それ良いの。脱いじゃっていいの?
いや、だ、ダメだ。ここは外なんだぞ。いくら隠してくれるからって、こんな場所で、俺だけ下半身裸になるなんて……。
「早く脱がせて熱を逃してあげないとね!」
「や……っ、ぁ、やっぱ、だめ……や、やだ……っ」
「んも~、ツカサ君たら恥ずかしがり屋だなぁ。外で子供おちんちんを丸出しにするのなんて、何度もやったことでしょ? ほらほら、今日も恥ずかしい勃起おちんちんを外で露出させていっぱい恥ずかしくて気持ち良くなろうねっ」
ばか、あんぽんたん! 恥ずかしいのが気持ち良いワケないだろ!
そう言ってやりたいのに、唇が震えて何も言えない。
せめてもの抵抗で足を動かすけど、そんなものは些細な抵抗だと言わんばかりに、ブラックは俺の両足を軽々と持ち上げると……邪魔だとでも言わんばかりに、下着とズボンを一気に取り去ってしまった。
「ひっ……」
「あはっ、つ、ツカサ君の、子供おちんちんっ、完全に勃起しちゃってるねぇっ! 足を開いて、ほらめいっぱい開いて良く見せ……い、いやいや風に当てよっ? ほらぁ、高原の風気持ちいいよ、おちんちんに当たったらヒンヤリするでしょ?」
「やっ、ひ、開くなっ、やだっ足開くなってばぁ!」
ブラックの手が俺の足を掴んで、強引に割り開かせる。
必死に抵抗したけど、体格も腕力も違い過ぎるブラックには敵わなくて、俺は成す術もなく川と高原へ向けて大開脚させられてしまった。
「ツカサ君のおちんちんヒクヒク震えてるよ……ふひっ……ふ、ふははっ、可愛いっ、恥ずかしいのに勃起して、お汁まで垂らしちゃってぇっ」
「ち、がうっ……違う、こんなの……うぅ……だ、だって、アンタが、いっぱい変な風に触るから……だから……っ」
熱がこもっていた股間に、ひんやりした風が当たる。
それだけで腰が浮きそうになるのに、川の傍にいるせいで、時々水のほんの小さな飛沫がぴちりと太腿の内側とかに当たってきて、体が跳ねてしまう。
あ、熱くなってる……俺のにまで、冷たいのが当たって……。
だから、そんなのされたら誰だってそうなるに決まってるのに、ブラックは意地悪な事を俺に言い続けてきやがる。
「違うでしょ? ツカサ君はつるつるの子供おちんちんが勃起してるのを、誰かに見られちゃうかもしれないお外で見せるのに感じてるんでしょ? そしてそれを恋人の僕に強制されてるから、恥ずかしさと気持ち良さでおちんちんからい~っぱい淫乱汁を垂らしちゃってるんだよ?」
「違う、ったら……っ!」
「違わないよ。野外露出で興奮してるツカサ君は……早くこの淫乱子供おちんちんを僕に触って欲しくて腰をヒクつかせてるんだから。ほら……触るよ……?」
「っ……!」
肘で俺の片足を抑え、ブラックの手が再び伸びてくる。
もっと何か言い返そうと思っていたのに、その動きを見た俺は思わず息を呑んで、動けない状態の自分に何が起こるのかと緊張してしまう。
そんな俺の事を背後で愉しそうに笑いながら、ブラックは大きな手を、お、俺の……その……勃起してる、とこに……。
「ほら……ツカサ君のおちんちんに触っちゃうよ……。これからいっぱい弄り回して、たくさん絶頂させてあげる。イヤって言っても、ツカサ君の頭がバカになるまで、この小さくてつるつるの子供おちんちんをいじめて愛して精液と僕の唾液でぐちゃぐちゃのドロドロにしてあげる。ふっ、ふふ……嬉しいでしょ?」
手が、近い。
自分の体もソコも熱いって自分でも判ってるのに、それなのにブラックの手の熱まで何故か感じてしまう。もう触れてしまいそうな距離なのに、でも触れようとしない。
なのにブラックは俺の耳に直接言葉を流し込んでくるみたいに、耳の穴の所に唇をぴったりとあてて、わざと低くてやらしい声で恥ずかしい言葉をいっぱい言ってくる。
そんなの俺は望んでない。頭がバカになるまで弄られるなんて怖すぎる。
バカになりたくない。そう思うのに、ブラックが触れてる場所が全部熱くて、耳の中に直接入ってくる声が、体の芯の所をぞくぞくさせて、何も言えなくなる。
なにより……こんな、えっちな時のブラックは……俺が恥ずかしいと思って、嫌がることを……絶対に、してくる。
お……おちんちん、とかも、本当に、俺が泣いていやがるまで、どろどろにして……そして、そんな風にして……うしろも……。
「ああ……もちろん、ツカサ君の中も僕のペニスでいっぱい気持ち良くしてあげるね! 太いペニスで中をぎちぎちにして、奥の奥まで何度も突いて犯しまくって精液をいっぱい出してあげる……。ツカサ君、また元気になって気絶できなくなるね。僕が満足するまで、精液まみれのメス穴肉便器になって、おちんちんだけじゃなくメス穴の方でも頭がバカになっちゃうかも……」
「ひっ、ぃ……いや……」
「でも良いよねっ。だってツカサ君は、僕のペニスも愛撫も大好きなんだもん!」
だもん、じゃない。冗談じゃないぞ。
そんなの、バカになるだけじゃなくて気が狂う。
ブラックは本当にやると言ったらどこかのタイミングで仕掛けてくるんだ。
それに今は、何もかもから解放されて縛るものもない。アーラットさんの依頼があるけど、アレは明日俺が使い物にならなくなっても問題ない依頼なのだ。
今じゃないかも知れないけど、でも、ブラックは確実に実行しようとして来る。
バカになっちゃったらどうしよう。その前に、弄り回されて脳がショートするかもしれない。ただでさえ恥ずかしい事をされてるのに、これ以上なんて死んでしまう。
いやだ、気持ちいいので気が狂ったら、あっちの世界に戻れなくなる。
せめてシベの別荘から家に帰るまでは、そんな凶行させちゃいけない。
変になった俺の姿なんて、とてもじゃないが友達に見せられないんだ。
それに、ブラックに執拗にえっちなことをされたら、体がまた開発される。そのことに目敏いシベが気が付いたら、俺はどんな顔でアイツと友達をやればいいんだよ。
ただでさえ、ブラックとえっちしたら余韻が凄い事になるのに。
そんなのダメだ。気持ちいいので頭がおかしくなったら、戻れなくなる。
「ゆ……許して……やだ……おかしくなるのやだぁ……っ」
「イヤなの? じゃあ……どうしてほしいのかな」
ブラックは、楽しそうに問いかけてくる。
俺が嫌だと言うのを知ってたくせに、更に俺に恥ずかしい言葉を言わせようとしているんだ。チクショウ、こんな時ばっかり大人ぶりやがって。
でも背に腹は代えられない。
どうにかして、後ろだけでも回避しないと。前は自分で致してるから、多少の耐性があるけど……後ろは、だめだ。本当におかしくなる。
だから……う……うう、なんで俺がこんな事を言わされなきゃならんのだ。
でも言うしかない。ちくしょう、ブラックの野郎覚えてろよ……!
「ま、まだ……普通の……えっち、が……いい……」
「普通の? ツカサ君のおちんちんを精液が空になるまで搾ったり、メス穴から精液が零れるくらいのセックスじゃなくていいの?」
「う……だ、だって、久しぶりだから……っ」
……なんでこんな、普通の事を要求してるはずなのに恥ずかしくなるんだ。
何かもう、自分の焦りまくった声のほうが気になってくる。
きっちり言おうと思ってたのに、どうしてこうなっちゃうんだろう。恥ずかしい言葉を言おうと思うから、変に意識しちゃうのかな。
でも、これ以上ハッキリ言える気がしない。
理性が勝ってる今は、どうしても、えっちとかアレとかソレとしか言えなかった。
…………いや、他の時だってこんなの言えないけど……。
……と、ともかく。
そんな感じで必死に上目遣いでブラックに訴えたら……ブラックは俺の顔をジッと見つめていたけど、満更でもなかったのかニヤリと目を弧に歪ませた。
「じゃあ、今日の高原セックスは一発で我慢してあげる。……まあ、一度目はそういう約束だったしね。でも、この可愛いおちんちんは扱くのやめてあげないからね」
「えっ……!?」
「だって、ツカサ君の子供おちんちんをじっくり堪能するのも久しぶりなんだもん。今日からは好きに触って良いよね? ……ね?」
す、好きにってどういう意味だ。
っていうか堪能ってなに。アンタまだ変な趣味隠し持ってたの。
あまりに直球の単語に頭が混乱するが、しかしブラックは俺が考えようとする前に言葉の洪水を浴びせてくる。しかも、実力行使までつけて。
「じゃあ触らなくてもいい? この勃起したおちんちんをツンツンして、ずぅーっと勃起させたまんまにした方が良いのかな。指先で軽くつつくだけなんて、ツカサ君耐えられるかなぁ……これはこれで気が狂っちゃうかも……」
「やっ、やだ、そんなのホントにおかしくなるヤツじゃんか!!」
最早拷問だろうそれは。
ていうか勃起し続けたままって病気になりそうで怖い。俺の息子が破裂でもしたらどうしてくれるんだ。回復薬とかで治るモンでもないだろこれ。
いや俺なら自然回復して……ってそれでもヤだよ!
例え俺が不死で体が再生するとはいえ、チンコだけ負傷するとか嫌すぎる。
今後一生残る心の傷になりそうだからマジでやめろ。
思わず熱が冷めてゾッとしてしまうが、ブラックは冷静になった俺を許さずにグッと俺のモノを握ってきた。
「っあぁ!?」
「ほらぁ、握るだけでこんなに可愛い声を漏らすんだからなあもう。ほらほらツカサ君、おちんちん搾られセックスと、夜まで勃起継続焦らしセックスどっちがいい? 早く決めないと終われないよ~?」
ああもう何それ、どういう二択!?
でも決めないと終わらないって言うし、このままでもつらいし……っ。
うう……焦らされるのは、絶対に駄目だ。別の意味で頭が壊れる。
じゃあもう前者しかないんだけど、でも搾られってなんだよ。俺どうなるの。
高原で搾るって牛じゃないんだからマジでやめてくれ。
ああでももう選択肢なんてないしぃい……っ。
「ツカサ君、答えは?」
回答を急かされ、指がわずかに俺のモノを擦る。
その動きにまで大きく体を跳ねさせた俺は、勢いで言ってしまった。
「しっ、搾られるほうっ! おちんちっ、ぃ、あぁっ、しぼらぇっ、る、の、方が……っ、ぅ、あぁあ……! い、良ぃ……っ!」
変な声になって、耳を塞ぎたくなる。
逃げ出したいけど熱の中心を握られてしまっては逃げ出せない。
そんな状態で必死に答えた俺に、ブラックは――――
「ふっ、ふふ……ふははっ……あははは……! い、いひっ、良いお返事だねえっ、ツカサ君んん……!! そうだねっ、ツカサ君だけじゃなく僕も精液いっぱい、ツカサ君の美味しい精液飲みたいからねっ、いっいっぱい、いひひっ、いっぱいおちんちんを搾ってあげるからねぇえっ!」
………………。
……なんか、変態っぽさレベルアップしてない……?
あれ……俺……早まったかな……。
→
※長くなっちゃった…! 続きます!
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