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邂逅都市メイガナーダ、月華御寮の遺しもの編
隠し事を明かす事2
しおりを挟む怒りんぼ殿下……いやカウルノス殿下にそそのかされて厨房に足を踏み入れると、そこは意外にもこじんまりした場所だった。
食堂はあれだけ広々として解放感があったのに、厨房には窓が無く、通気口らしき穴が天井や壁にいくつか開いているくらいで、広さも……ヒロん家のなんだか豪華なキッチンより少し広いくらいだった。
ま、まあ、俺の家の台所よりは確実に広いんだけどさ。
でもヒロの家にあった、台所とはとても呼べないほどオシャレな広いキッチンを先に見てしまったから、あんまり驚けないんだよな。
そもそも、王宮やアルカドアのお城の厨房はすっごい広かったし。
王宮なんて、ハーレムにも簡易の調理場があるくらいだったし……。
……そう考えると、辺境伯にしてはこじんまりし過ぎな厨房なのかな?
「王宮ほど広くないんスね……美食の趣味がないとこんな感じなんですか?」
「まあ否定は出来んな。……だが、狭くとも効率的に使うメスもいる」
そう言いつつ、厨房に併設されている食料庫へと歩いて行くカルウノス。
意外なことを言う相手に少し驚きながらも続くと、相手は食料庫の重そうな鉄扉を軽々と開いて、先に俺を中に入れてくれた。ぐ……そういう所は王子なのか……。
「あの……効率的に使うメスって……」
薄暗い中で、カウルノスが自身の爪だけを獣のものに戻し、チッチッと爪を擦って火花を散らせる。壁にあった燭台にその爪を当てて火を灯す様に目を丸くする俺に、カウルノスは少し言い難そうな表情をしながらも答えた。
「…………お前がハレムで使っていたあの調理場は……元は、とある王妃が使っていたものだった。本来は侍従の仕事だったが、彼女は我々のような大型の獣人にしては、小型の獣人のようにこまごまとしたものを扱うのが上手かったんだ」
語りつつ、食糧が蓄えられた棚から使えそうな食材を手に取る相手に、俺は何だか妙な感覚を覚えつつも同じように棚を漁った。
「王妃様も料理をなさったんですね」
「……特殊な王妃だった。というか……俺達の親が特別おかしかったのかもしれん。アンノーネから教え込まれた王族の歴史では、王が多くのメスを妻にする事は有っても、狼族のように序列が決まっていてそれが絶対だった」
「マハさん達はそうじゃなかったんだ。そう言えば、みんな凄く仲良かったもんな」
棚から壺を見つけて開けると、中には謎の物体が液に浸かっていた。
……アルコールだろうか……酒漬けの材料は少し気になるけど、こんだけお酒のニオイが強いと俺には無理かも。蓋をして、他の物を探りながら返答する。
すると、カウルノスがこちらに近付いてきた。
「……ああ。父上と母上達は、本当に仲が良かった。俺達三兄弟とは違ってな。……まあ、アレは父上のオスとしての格があっての事でもあるだろうが」
コワモテなオッサンの顔をしているけど、両親の事に関しては素直に褒めるな。
クロウやカウルノスにとって、それくらいドービエル爺ちゃんもマハさん達お母さんも大好きな存在なんだろう。……クロウも、爺ちゃんをずっと探してたくらいだしな。
俺は正直、そんな風に素直に両親を褒められない。
家族だからヤなトコも知ってるし、そもそも照れくさいからだ。……大事だとは思っているし、そりゃ、好きか嫌いかで言えばもちろん好きだよ。
でもさ、そんなの子供の立場だと面と向かって言えないじゃん。
親離れしてないみたいに見られかねないし、家族にからかわれると恥ずかしいし。
だから、クロウやカウルノスのこう言う所は素直に凄いし、羨ましいとも思う。
俺だってこっちの世界に来て、色んな事が有って、なんだかんだで父さんや母さんへの気持ちも強くなっちゃったし。
……素直に尊敬して褒めることが出来るってのも、大人の証拠なのかな。
好きなモンを好きって言うのって、いつからか難しくなっちゃうんだよな。もっと子供の頃は、アレが好きアレが嫌いってハッキリ言えてたのに。
…………いかん、考えが逸れたな。
爺ちゃんには三人の王妃がいるけど、誰が料理好きだったんだろう。
――――いや、なんとなくもう、見当はついてるんだけど。
「あの……カウルノス」
「なんだ。……おっ、この壺は……」
「……その料理好きな人って……もしかして、クロウのお母さん……?」
俺がさっき見ていた酒壺を開いて目を輝かせた相手の横顔に問う。
すると、カウルノスはその壺を抱えてこちらを向いた。
「ああ。……クロウクルワッハの母、第二王妃スーリア様だ。彼女は“考古学”という人族の学問を修め、その手先の器用さで……人族で言う学者として座していた」
真剣な顔で答えるカウルノスを見て、やはりそうだったかと腑に落ちる。
意外な事に、彼ら兄弟はどんなに仲が悪くても互いの親を悪くは言わない、それは、自分達の母親が優れた獣であることを認めていて、そんな彼女達を選び愛した一番優れているドービエル爺ちゃんのことも尊敬しているからだ。
だから、どれほどクロウを憎んでいても、クロウの母親に関しては今まで何も言わなかったのかも知れない。……そんなことしたら、爺ちゃんも侮辱する事になるもんな。
そういうところは、やっぱり武人っぽい。
「ずいぶん色んな事が出来た人だったんだね」
今はもういない、クロウが「大地に還った」と語る第二王妃。
食糧庫で軽くつまめそうなものを選びながら呟くと、カウルノスは頷いた。
「ああ。俺の母上は武力と策術、ルードルドーナの母上であるエスレーン様は【占術】という特殊なディェル。そしてスーリア様は獣人としては異常に思えるほどの探究心を持っておられた。彼女自身には何のディェルも無かったが、それでもその知性は、国を更に富ませる重要なものだった。……と、聞いている」
「詳しくは知らないんです……知らないんだ?」
無意識に敬語を使いそうになると睨んで来たので、慌てて気安く話す。
すると、カウルノスは何故か満足そうにフムと鼻息を漏らしながら、酒漬けのナニカが入った壺といくつかの肉を見繕って外に出た。
俺も、水を小分けにした小さな壺を持ち慌ててそれに続く。
「スーリア様が大地に還ったのは、俺が成人の儀を終えたぐらいの頃でな。俺達の一族は、成人しないと親の王族としての仕事を詳しく知ることは出来ない。……あの頃の父上は、後追いをしかねんくらい落ちこんでいたからな。……その時から、父上が帰ってきた今まで、スーリア様の話は禁句だったのだ。だから、俺も詳しくは知らん」
ああ、爺ちゃんならありえそうな話だ。
自分のメス全員を心底愛しているからこそ、誰か一人でも失ってしまえばガクンと心が折れてしまう。そんな爺ちゃんだからこそ、マハさんやエスレーンさん、それに側妃のカーラさんが全力で爺ちゃんの心を癒したんだろう。
けど、そんな大変な状況なら……そりゃ、誰も何も言えなくなるよな。
俺は素焼きのコップに水を汲んで、カウルノスに差し出した。
「はい、水。……ともかく、スーリアさんもマハさん達と一緒で凄い人だったんだね」
「ああ……。あの人は、なんというか……俺達ではあまり理解出来なかったな。古代の遺物を詳しく調べて国の糧にするなど、正直子供の時分では意味不明だった。戦に関係する記録以外の書物など、無駄だと思い込んでいたからな。……おい、コレとコレを焼いてくれ。酒壺のコレもだ」
話している途中に、カウルノスは酒壺から肉の塊のような物を出す。
なんだこの赤黒い謎のモノはと思いちょっとヒいたら、カウルノスが「これはここいらのモンスターの肝を酒で味付けしたものだ」と説明してくれた。
【アルーラ】というお酒らしいが、酒粕じゃなくてお酒に肝をどっぷり漬けるなんて、ホントにお酒が好きなんだなこの世界の獣人達は。
まあでも危険性が無いなら別に焼くくらいはいいかと思い、俺は酒漬けの肝や肉を適度な厚さに切って、塩胡椒で味付けしながら焼いた。肝はだいぶ油っけがあったのか、その油のおかげで難なく後続の肉が焼けてしまった。
なんか香ばしくてフルーティーな良い匂いだ。
アルコールが飛んだお酒のせいなのか、それとも肝の油がいいものだったのか……よくわからんけどとにかく食欲をそそるな。
皿に盛って出すと、カウルノスは酒壺の酒を空の大瓶に注いで、肉をつまみにゴクゴクと酒を飲み始めた。肝酒か。
料理のせいで会話が途切れてしまったが、今の機嫌のいいカウルノスならもう少し話してくれるだろうと思い、俺は椅子を持って来て向かい側に座った。
「そんなスーリアさんだから、アルカドアの遺物も研究してたんだな」
「ング。……ああ、そうだ。それに、王都にあれだけの植物が生えたのも、スーリア様が尽力なさったからだ。大陸の東にある蛮族の領域に何度も入って、命を落とさずに原住民たちと取引をしたのは彼女が最初だと言われている」
「蛮族の領域……」
「河の向こうにある、植物が豊富な土地だ。……いままで砂漠側の獣人達が幾度も侵略を試みたが、デタラメな強さの蛮族が守っていて果物一つすら奪うのも難しい所だったらしい。……今は、俺達のみ和解して独占的に取引しているがな」
なるほど、だから港町や王都には果物が普通に売られていたのか。
この砂漠に生えてい無さそうな、ヤシっぽい果樹なんかも街路樹代わりに植えられていたから、そういう植物がどこかに生えているのかなとは思ってたけど……。
この大陸にも植物が豊富な土地があったとは。
詳しく聞きたいところだが、今は蛇足かな。スーリアさんの話に戻ろう。
「じゃあ、このメイガナーダ領の庭園の植物も?」
「ああ。ここには、スーリア様への親愛の証として贈られた特別な花もある。この土地を、どうにか豊かに出来ないかと、日々学んでおられたのだ。……だが……」
肉一切れを簡単に飲み込んだカウルノスは、それを酒で流して息を吐く。
すでに酔いが回っているのか、吐息は強く熱い酒のニオイがしたが、それでも相手の少し朱が強い橙色の瞳は揺らいではいなかった。
クロウやブラックと一緒で酒に強いのか……それとも、酔えないくらいに、まだ思う所があるのか。――どこか不服そうな表情をしている相手に、俺は再度問うた。
「道半ば、ってことか。……アンタに悔しそうな顔をさせるくらい、クロウのお母さんは凄い人だったんだね」
「それもある。が……スーリア様の話をしていたら、また憂鬱になってな」
「……? どういうこと?」
目を瞬かせると、カウルノスは「こっちに来い」と片手を小さく動かして見せる。
大人が子どもを呼ぶ時によく使うジェスチャーじゃねえかと少し憤慨しつつも、俺が席を立ってすぐ横に移動する。と。
カウルノスは、赤ら顔をしながら俺をいきなり抱えて、己の膝に乗せやがった。
「ぎゃーっ! 俺の椅子はもうありますうううう!」
「煩いっ。愚弟にあれだけやらせてるなら、俺にだって少しは奉仕しろ! 俺は今まであの分からず屋のデハイアと血管が切れそうになる会話をしていたというのにっ」
「そ、それと憂鬱となにが関係をおおお!」
ついでに俺を膝に乗せるのと何の関係があるんだ。
奉仕ってアレか。自分がイライラしてるから癒し係になれってことか。
いや、俺、癒されるような要素一つも持ってないんですけど!?
癒しならロクとかペコリアとか、俺の可愛い相棒たちと触れ合う方が幸せ物質が脳に溢れまくるしそっちの方が……。
「いいからしばらく膝に乗ってろ! 大体、こうまで苦労するのはお前達のせいもあるんだからな!?」
だいぶ話しやすくはなったものの、やっぱりコイツは怒りんぼ殿下だ。
つーか何で俺を膝に乗せたがるんだ。ケツか。お前らの足よりは柔らかい俺のケツで、癒されようとしているのか。女性が居ないからって日照りすぎだぞアンタは。
……まあでも、あの睨み伯父さんと夜が暮れるまでずーっと話してたと聞くと……俺みたいなのでも良いからって思うのも少し分かる気がする。
だって、あの人最初からフルスロットルで俺達を拒否してたもんな。
そんな相手と昼から夜まで交渉ってのは……まあ、さすがにちょっと、カウルノスが可哀想かも知れない。なら、膝に座るくらいはいいか。
この人って案外義理堅いから、ブラックみたいに変な事して来るワケでもないし。
しかし……俺達のせいで夜中まで言い合いしたってのは、やっぱりクロウのことが何かネックになってるんだろうか。
「え……えと……それは……クロウが何故かデハイアさんに睨まれるってのと、何か関係がある……ん、ですよね……?」
恐る恐る間近になった相手の顔を見上げると、俺と同じ色の肌をほんのり赤くしたカウルノスは目を細める。
「……ないと思う方がどうかしてるが?」
「うう……。でも、どうして。クロウも恨まれてるみたいなこと言ってたけど……正直、クロウが誰かに酷い事をするようには……」
「まあ、あの愚弟では拳の一つも振るえんだろうな」
人の仲間のことを遠慮なく愚弟愚弟言うなあこのオッサンは。
以前とはだいぶ違う柔らかい言い方だけど、それでも口が悪すぎる。仲良くなったんなら、もう少し弟を可愛く思ってくれ。
でもこの人が言う通り、クロウは暴力を簡単に振るえるヤツではない。
ならば何が原因なのだろうか。
「あの……王命まで突っ返されるほど恨まれるって、何があったんですか? それがクロウとスーリアさんに関係があるって、一体……」
カウルノスは、スーリアさんの話をして憂鬱になった。
ということは、デハイアさんがツンケンしてるのは俺達だけのせいじゃなくて、過去にスーリアさんの事で何かあったのが関係しているはずだ。
けど……スーリアさんのことで、クロウを恨んだり睨む理由ってなんだ?
むしろ、妹の忘れ形見である甥なんだから、優しくするはずだよな。
それなのにあんな態度で、居ない物として振る舞ったりして……。
本当にわけが分からない、とカウルノスを見上げると、相手は何かを言い難そうに視線を外したが……やがて、覚悟を決めたように俺をじっと見つめた。
「殺した。そう思ってるんだ、アイツは」
「…………え?」
カウルノスの言葉が一瞬理解出来なくて、つい聞き返す。
だが相手は俺に怒らず、真剣にもう一度告げた。
「デハイアは、クロウクルワッハがスーリアを殺したと思っている。だから、あんな風に接して、再びこの大陸から追い出そうとしているんだ」
――――――なんだって?
クロウが、スーリアさんを……実の母親を、殺した?
そんな。
そんなこと、あるはずがない。
「カウルノス、そんなの……そんな、嘘だろ? 勘違いだよな?」
問いかける俺に、目の前の表情が気まずそうに歪む。
野性的な毛並みの熊耳が、耐え切れずに小さく鈴の音を鳴らした。
「…………愚弟に問いかければ、きっと頷くだろう」
「――ッ……!」
「だから、今は問いかけない方が良い。……今となっては、俺もそれは間違いだと思っている。しかし……本人自身が、そう思い込んでいる場合もあるからな」
ああ、そうだ。
もし何か悲しい事が有ったとして、そのことに自分が関わっていたら……
優しいクロウは、自分のせいだと思い込んでしまうかもしれない。
例え自分に罪が無くても、クロウは一生悔やむだろう。
アイツは、そんなヤツなんだ。
けど。だけど……。
「自分のお母さんを殺すなんて、そんなことあるわけないだろ……!?」
息が、苦しい。
酒の匂いのせいか喉が熱くなって、声が出にくくなる。
そんな俺を見て、何故かカウルノスは切なそうな顔をすると――俺の顎を無骨な指で掬い、余った指で頬を撫でた。
「今のデハイアがそうであるように、人の心は外野がどう言おうがどうにもならん時がある。……俺に言えるのは、今の不安定な愚弟に何かを聞くなと言うことだけだ」
「………………」
「……お前は、愚弟には勿体ないくらいの良いメスだ。ならば、今は他の方法で愚弟を支えてやれ。…………アイツが望むとも望まずとも、いずれは全ての過去を話さねばならん時が来る」
いつもは、ガキかって思うくらい怒りんぼな相手なのに。
なのに今は――――俺が逆立ちしたって追いつけない、何もかもが老成した大人の男に見えて、それが何故だか無性に悔しかった。
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