異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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亡国古都アルカドア、黒き守護者の動乱編

21.夢うつつのまぼろし

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 暗い。とても暗い場所にいる。

 もしや、目を閉じていることを忘れてたんじゃないかと思って瞼を開いてみたけど、相変わらず周囲は真っ暗なままで何も見えない。
 あまりにも黒一色なので、もしかして俺は目が見えなくなってしまったんじゃないかと考えてしまい、不安に駆られて自分の顔を覆った。

 ……ぱちぱちと動かす睫毛が、手に当たっているのが分かる。
 やっぱり実体はあるんだ。けど、何も見えない。

 どうしてこんなことになってるんだろうと息を吸うものの、不思議と暗闇への怖さは感じなかった。なんかヘンだな。自分でも言うのもナンだが、俺はオバケとか本当に勘弁してくれって感じなのに。

「…………」

 手を顔から離して、正面を向く。
 すると――――暗闇ばかりだった空間に、なにやら橙色の光がぽわぽわと浮かび始めた。“大地の気”みたいに蛍より小さくて、地面から舞い上がる光だ。

 暗闇は相変わらず何も無いけど、その光が有るだけでホッとした。

 すると。

「…………?」

 橙色の光の向こう側に、ぼんやりと色が滲む。
 でも、光とかそういう感じじゃない。黒板にチョークで落書きした時みたいな輪郭がぼやけた色が、ヘタな水彩画みたいに滲んでくる。

 なんだろうかと思っていると、その色は人の形を取り始めた。

「あ……」

 なんだか、みたことある人だ。
 ……いや……見た事は無いな?

 だって、向こう側に現れた女の人は……俺、知らないもの。

「…………どなた、ですか?」

 褐色の肌に、極上の墨を流したような真っ直ぐな綺麗で長い黒髪。
 背は俺より少し高いぐらいだけど、見上げるような感じじゃない。アラビアンナイトのお姫様みたいな恰好で、薄ら透けたドレスは足元まである。

 ついつい目が行きがちな胸元は大胆に開いていて、その……物凄く大きいんだが、それとは正反対の露出度だ。獣人の世界では、露出度が少なかったり顔を隠したりするメスの人は誰かの妻なんだっけ?

 そう考えて、俺は……未だに表情がぼやけて見えない相手の頭に、綺麗なティアラとふんわりしたお淑やかな獣耳が付いているのに気が付いた。

 あれは……熊の耳。じゃあ、あのお姉さんはクロウと同じ熊族?

 目を瞬かせる俺に、相手の女性はふっと微笑んだような雰囲気を見せた。

『ごめんなさいね、あなたに無茶なことばかりさせて』
「え……」

 高く儚げだが、遠くまで通るしっかりとした綺麗な声。
 今まで聞いた事も無い美しい声に目を丸くすると、彼女は小さく首を傾げた。

『でも……あなたで良かった。今の【主】があなたでよかった。……ありがとう、あの子と素敵な約束をしてくれて……』
「約束って……あの……」
『あの子が心配で、だから頼んで……ずっとあの人の玉座のもとで待っていた。……きっと、あの人があの子を連れ帰ってくれるって、思っていたから』

 よく、分からない。
 何を感謝されているのだろうと考えてみたが、頭が働かなかった。
 そんな俺に、彼女は話を続ける。

『……だから……これから言うことを、よく聞いてね。どうか覚えていて。そして……あの子に、伝えてあげて……』

 何故か悲しそうに彼女は声を震わせる。
 伝えてあげてって、誰に何を伝えてあげればいいのだろうか。そもそも、彼女はどこの誰なんだ。名前すら知らない人の事を伝えるなんて、難し過ぎる。

 せめて名前を聞こうと口を開いた俺に、彼女はゆっくりと片手を伸ばす。
 橙色の光の粒子が壁のように噴き上がる向こう側、その手に応えるように俺も自然と手を伸ばそうとして――――急に、痛みが頭を苛んだ。

「ッ……!」

 思わず頭を抑えて目を閉じる。
 瞬間、何故か閉じた瞼の裏で何かの映像が見え始めたではないか。

 驚く俺を余所に、彼女は言葉を続ける。

『私があの人の為に解読しようとして、全てを読み解く事が出来なかった【ソーニオ・ティジェリーの手記】……きっと、お兄様が保管しているはずです……。その手記が、きっとあなたたちの手助けになるはず……』

 ソーニオ・ティジェリー……?
 顔は思い浮かばないのに、何故かその名前には聞き覚えがあるぞ。だけど、どこで聞いたんだっけその名前……思い出せない。ここで思い出せば、きっと彼女にとっても良いことのはずなのに。

 だけど考え込んでいても仕方ない。とにかく覚えがあるんだから、聞き返せば相手から何かヒントが貰えるかもしれないよな。
 そう思って、俺は彼女の方へ一歩近付いた。

「あの、その……ソーニオって……」

 誰なんですか、と、問いかけようとしたその時。
 光の向こう側に居た彼女の形が、急にぐにゃりと歪んだ。

『もう、力が……。せっかく、クラ……ァ……に……協……て、貰った……のに』
「え……あ、あの……! ちょっと待って!」

 嫌な予感がした俺は、とにかく彼女の方へと走る。
 だが、その間にも空いての姿は再び空間に滲み始め輪郭を失っていく。
 消えて行く様にゾッとしたが、しかしそれでも……彼女は、穏やかだった。

『いっぱい……伝えた……たこと……ある、けれど……もう……』
「ああっ……!」


 橙色の光の中で手を伸ばすが、届かない。
 急激に足が重くなってスローモーションのようになってしまった俺に、彼女は滲む顔で微笑むように軽く頬の部分を動かすと、再び手を伸ばしてきた。

 もう闇に同化しようとする、薄く色が乗っただけの半透明な手を。

『さい、ご……これ……だけ……』

 その手に、金色の光が灯る。
 刹那――――俺の脳内に、唐突に映像が流れ込んできた。

「ッ――――!?」

 山を割る大河が溢れだす、何人たりとも近付く事が出来ない瀑布。
 その近くに、豊かな水があるにも関わらず荒野に囲まれたその都市がある。都市を守る壁も無く開けた小さな都市に視点が寄り、古ぼけた家々の隙間を縫って大きな館へと視界が飛んだ。

 水が存在するにも関わらず、まばらな草だけで木々が生えない不毛の地。
 だが、その館の小さな一角にだけは王宮のような植物に満ちた庭園があった。

(あれ……? なんか、王宮の中庭と雰囲気が似てる……ような……)

 気にする間に、視界は庭をすり抜け館の中へと入って行く。
 王宮に比べれば質素だが、それでも装飾で美しく彩られた廊下。
 昼間だというのに何故か少し薄暗いその廊下を進んだ奥の扉をすり抜けると――

(あ……)

 そこは、古いものと書物が並べられた部屋。
 見た事も無いのに、何故か既知感がある。そう思いつつ無意識に鼻で息を吸って、俺はハッと自分の中の記憶に気が付いた。

 ああ、そうだ。
 この骨董品や古いおもちゃが並べられた棚に、古い装丁の本が並ぶ本棚。椅子や机すらそれに引っ張られて古いもののように見える空間は、俺も知っている。

 この世界のこの部屋とはだいぶ違うけど、でも……ここは、父方の爺ちゃんの部屋にそっくりだ。婆ちゃんがずっとそのままにしている、爺ちゃんの古い部屋。
 古いものから香る独特なあのにおいを思い出したんだな、俺。

 でも、ここは一体どこなんだろう。
 この……古いおもちゃや不可思議な……遺物……? のようなものが、一緒くたに棚に並べられた部屋は……。

『あのこ、の……好きな花の……中に…………』
「え……――――」

 消え入りそうな声に、雑音のような風の音が混じる。
 ふと顔を上げると、あの橙色の光の粒子が風で吹き飛ばされるように俺の後方へと急激に流れて行き――――目の前に居た熊族の女性は、そのまま暗闇の中へと消えて行ってしまった。

 ――キラキラと光る、金色の光を残して。

「…………今の、人は……」

 誰、だったんだろう。
 というか、俺に何を見せたかったんだろう。あの場所は、どこだったんだろうか。
 【ソーニオ・ティジェリーの手記】を探せという言葉は、誰に言えば良いのか。

 一気に流れ込んできた情報を混乱しながらも反芻していると……。

『ごめんね……お兄ちゃんに、あのお姉さんのお願い、教えたかったけど……私じゃ、お母様みたいに出来なかった……』
「え……!?」

 あれっ……この声も聞いた事有る。
 これ、この、可愛らしい女の子の声って……!

「クラウディアちゃん!?」







 ばっ、と、目が開く。
 慌てて起き上がろうとしたけど体が動かなくて、俺はびよびよと揺れた。えっ、いやなに、どういうこと。ドコだここは。

「あっ、ツカサ君やっと起きた~」
「んごっ!?」

 なに……うぐっ、な、なんだ、体が動けないぞ。
 いや、動けないって言うか……これは固定されてるのか。つーかどこココ。
 どこに居るんだここは……とぼやけた視界で必死に周囲を見回すと、ようやくここが広い部屋であることに気が付いた。……けど、客間じゃないな。どこだここ。

 動けない状態のままでボーッとしていると、俺を拘束している何かがモゾっと動き、背後から声が降って来た。

「大丈夫? なんだか途中から魘されてたみたいだけど」
「あれ……え……ブラック? あれっ、でもここ……あれ? 客間じゃない……?」

 そうか、俺はブラックに背後から抱きかかえられていたから動けなかったのか。
 座ったまま寝るなんて器用なことをしてしまったが、何故こんなことになっているんだろうか。しかも、こんな寒色系の色の神殿みたいな部屋で起きるとか……。

 もしかして、寝ぼけてこんな所に来ちゃったんだろうか。
 でもその記憶もないし……そもそもベッドで寝た記憶も無いな。

 ええと確か俺は、クロウと王宮の中庭で会ったあと、そのあと……その……ご褒美とか言われて、あそこで…………と、とにかく、散々めちゃくちゃされたんだよ!
 そうだ思い出した。俺がやめてくれって言ってるのに、あんにゃろラーメンの替え玉並に気軽に即座のおかわりしやがってぇええ……おかげで頭がバカになるかもってレベルの快楽を叩きこまれて、死ぬかと思ったんだからな!?

 いくらご褒美と言っても、アレは完全に拷問だろ。
 ったくクロウの野郎、姿が見えないけど顔を見せたらもう酷いんだからな。

 今日と言う今日は怒る。絶対に怒るぞ。
 そんでクロウだけおやつ抜きにしてやる。散々人を喰ったんだから当然だ。
 ねだられたって絶対に許してやんないんだからな!

「つーかーさーくぅーん? 僕の腕の中にいるってのに、まーた別の男のこと考えてるよねぇ~?」
「いやいやクロウに怒ってただけですけど!? つーかここ……クロウは……?」

 そう。怒りと恥ずかしさのあまり忘れてたけど、やっぱこの場所が謎だ。
 天窓からの光で明るいけど壁には窓がなくて、壁には独特な古い壁画が描かれているこの神殿の一室みたいなこの部屋。
 こんなところ、王宮にあったんだろうか。

 俺を抱きかかえて胡坐をかいているブラックに振り返ると、相手はムスっとした顔をすぐに笑みに歪めて、俺の顔に擦り寄って来た。
 やめろ、ヒゲが痛いからやめんかっ。

「やっと気付いたの? まったくもう、ツカサ君たらのんびり屋さんなんだからぁ。ここは、あのデカ獅子王の棲家の一室だよ。ツカサ君が寝てる間に朝になったから、そのまま連れて来たんだ。あんまりのんびりもしてられなかったからね」
「え……そ、そうなの……? なんかごめん……。でも、寝てる間にって……クロウや怒りんぼ殿下とは、挨拶できなかったんだな……」

 やったことは怒られるべきこととはいえ、いったん別れるのだから、挨拶とか激励はしておきたかったなぁ。朝早く起きることが出来ていたら、二人に弁当とか持たせられたり、結局どういう作戦だったのかちゃんと説明しても貰えただろうに。

 ぐうう……でも今回は俺は悪くないぞ。
 クロウがムチャしたから俺はいつのまにか気絶してたんだからな。

 ともかく、こうなった以上は二人の無事を祈るしかないか。
 俺達だってこれから敵地に潜入……出来るか否かをまず見極めなきゃ行けない、重大な作戦を行わなくちゃいけないんだし。

 たしか、そういう話だった……はず……。だよな。聞いてみようかな。

「ぶ、ブラック。あの……作戦って、やっぱ捕虜たちに協力させて潜入するって作戦で変わらなかったのか?」

 見上げると、菫色の綺麗な瞳をきょとんと丸くして、ブラックは頷く。

「そうだよ。まあ金で雇われてるワケだし、崩せない事はないと思うけどね。万が一、失敗してもそれはそれで待機して居ればいいだけだから安心して良いよ」
「あ、そ、そんなユルユルなんだ……? そっか……いやでも、それならなんでこんな早く出たの……っていうか、いま何時? ゼルさんの家に到着するの早くない?」

 気絶してから一日も経ってないとすると、この移動は素早過ぎる。
 王都・アーカディアから【海鳴りの街】に近いらしいこの棲家に来るには、少なくとも数日はかかったはずだ。俺の可愛いロクなら数時間だけど、普通はそんな時間短縮なんて出来ないはず。もしかして、またチャラ牛王の力を使ったんだろうか。

 そう考えたことを察したのか、ブラックは頷きながら俺の頬にぐーっと自分の無精髭の頬を押し当てて「えへへ」と声を漏らした。

「ツカサ君も思った通り、不本意だけどあのクソ牛の力を使ったんだ。この場所はクソ牛も知ってるみたいで、それほど労力も無く送り込めるみたいだったからね」
「やっぱり……あれっ、でも、チャラ牛王の瞬間移動の能力って、使う時には対価が必要じゃなかったっけ? なにあげたの?」

 俺のバッグから蜂蜜玉かお菓子でも持ち出したのかな、と思ったら……ブラックは、顔を話してちょっと気まずそうに視線を逸らすと……ボソリと答えた。

「それは……その~……」
「バッグから何か持ってったのか? それは別に良いんだけど……」
「いや、そうじゃなくてね? その~……あのクソ牛が力が出ないって言うから、対価にツカサ君の首筋の汗をペロペロさせちゃったんだ」

 首筋。ぺろぺろ。
 思っても見ない単語をぶつけられて、しばし思考が止まる。
 だが、ブラックは俺を抱えたままもう一度繰り返してきた。

「だからね、ツカサ君の首筋をペロ……」
「ギャーッ!! 言わんでいい、言わんで!! つーか人が寝ている間になんちゅう事をさせ……いやでも時間がないワケだし、瞬間移動のためなら仕方ないか……。キスされるよりはマシだし……」
「ツカサ君どんどん許せる範囲広がってない? 大丈夫?」

 大丈夫もクソもあるか。そりゃ男に舐められるなんてどこだろうがイヤだけど、相手は獣人だし、神獣ってのは体液が栄養になるんだから仕方ないじゃないか。
 ……いや、まあ、だからって対価にペロらせるのはちょっと……とは思うけど。

 けど、それくらいならまあ……え、えっちなことされたワケじゃないし……こ、今度は、キスとかもされなかったワケだし……だったら良いかなって……。

「ゆ、許せはしないけど……やんなきゃいけない事なワケだし……それに、首筋だけなら、まだ許せるって言うか大丈夫っていうか……」

 そう言いつつ、無意識に口に手が寄る。
 あの時の事を思い出してつい口を隠してしまったのに気付いて、俺は慌ててその手を離そうとしたのだが、ブラックに手首を掴まれてしまった。

「ふ、ふへ……そ、そうだよねぇっ、ツカサ君がキスする相手は、恋人で婚約者の僕しかいないもんね! 自分から頑張ってキスしようとするのも……」
「わあああバカ何言ってんだバカばかばか!」
「おいおい、何かうるせぇなと思ったら痴話ゲンカかぁ? 勘弁してくれや」

 ぎゃあっ、だ、誰かに聞かれた見られたぁ!!
 いやあの違うんです俺達は別にそう言うんじゃなくてつまり……って、入って来たのは、神獣の一人【磊命神獅王】こと【海鳴りの街】でも最強クラスの獅子獣人“金獅子のゼル”さんじゃないッスか。

 ……じゃ、じゃあ慌てる必要も無かったな……。
 この人も俺の尻を性欲ゼロで揉んでくる変態だし……。

「オイ、人を変な目で見るんじゃねえ。準備できたが行くのか? 行かんのか?」
「準備?」

 面倒臭そうに言う相手に目を瞬かせると、ブラックが「よっこらせ」と俺を抱えて立ち上がった。ぬいぐるみのように抱えられてしまっているが、それはまあ良い。
 ともかくどういう事だと眉根を寄せると、ブラックが答えてくれた。

「潜入するのに使えそうな人族を、数人選んで貰ってたんだ。さ、行こうか」
「う、うん……?」

 何だかよく分からんが、とにかく作戦に関係しているって事か。
 ならば俺も行かねばなるまい。夢の事は色々気になるけど、今は目の前の作戦を実行しなくちゃな。別方面で頑張っているクロウ達のためにも、なんとか潜入して敵の情報を掴めるようにしなくては。

 ……なので、いい加減、降ろして貰っていいですかねブラックさん。
 なんでそのまま移動しようとしてるんだアンタは。
 降ろせ、降ろせっての。なんで頑なに抱えたままなんだよ。

 だあもうっ、降ろせってばー!
 ぬいぐるみか俺はー!











 
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