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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編
欲悦2*
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「う、ぅぁ……くっ……ひぐっ……ぅ、う、うぁ……ぉ……もて……ぇ……っ」
「馬をもて、でしょツカサ君。んもー、ほんとに激よわおちんちんなんだから」
「らっ、ぇ……」
だって、お前が触るからいけないんじゃないか。
そう言いたいのだろうが、ツカサは必死に声を飲み込んでいる。
かれこれ十分ほど、ツカサの様子を見つつ急所を弄繰り回しているが、ツカサは最早台詞をまともに読む事も出来ないほど快楽に乱されていた。
それというのも……。
「ん……ツカサ、また胸で呼吸しているぞ。これはお仕置きだな」
「ひあぁっ……あ゛、あぐ、もぉっみ、みぎばっか……っ、いや、ぁっ……っ!」
「ああ、右だけ乳首が育っちゃうもんね。仕方ないなぁ……じゃあ、左の乳首は僕がオシオキしてあげる」
「やっ……やだっ、やめろバカッ、ばっ……あ゛ぅうっ!」
そう。
駄熊のしょうもない口車に簡単に乗っかってしまったツカサは、ずっと「腹式呼吸を上手く行えていない」と難癖を付けられ、事あるごとに乳首を吸われていたのだ。
まあ、実際はブラック達がちょっかいをかけるせいで呼吸が乱れるのだが、有無を言わさず駄熊が乳首を貪り吸って舌で捏ね、ヘソも太い指で遠慮なくズボズボと犯すので、ツカサはその衝撃に翻弄されてしまい真実を指摘する事も出来ない。
それどころか、もう息も絶え絶えだ。
快楽で頭の中すら犯されてしまい、もう何が原因なのかも解らないに違いない。
そんな無慈悲な責めを、かれこれ一刻ほど続けている。
だから、ツカサはすっかり出来上がってしまっているのだ。
「ん~っ、ツカサ君の乳首おいひぃ」
「ばかっぁっ、な、こと……っ、んんっ! いう、な……っあぁあっ……!」
右ばかりで寂しそうに勃起していた左の乳首を、ブラックは容赦なく愛撫する。
わざと下顎を動かして無精髭の感触を強く感じさせながら、唇で何度も胸ごと乳首を食んでやる。そうして、音を立てて吸い上げたり啜ったりすれば、ツカサは耐える事も出来ないのか、子犬のような甲高い嬌声を漏らして身悶えた。
それが面白くて、ブラックは駄熊と競うようにツカサの胸を愛撫する。
同時に、ツカサのズボンの中に手を入れ、下着越しにツカサの稚茎を緩く擦れば、泣き声のような可愛い喘ぎがとめどなく聞こえてきて。
ツカサのその姿は、目の前のオスを煽るのには充分過ぎるものだった。
(そういう声を出すと相手は燃えちゃうのに、ツカサ君たら迂闊だなぁ)
先程から熊公が興奮するのも無理はない。
これほど可愛い声で喘がれ、身を捩る姿を見せられれば、人族よりも欲望に忠実な獣人としては放っておけないだろう。乳首や臍を弄りまくられても文句は言えない。
しかし、ツカサがここまで喘ぐのもまた仕方のない事だろう。
ブラックによる股間への緩い刺激が常に襲ってくるのに加えて、それに気をとられ台詞や呼吸を間違えたら、駄熊の容赦ない「おしおき」が待っている。
それだけでなく、ツカサの可愛いへそは駄熊の無骨な指によって、時折意識を引くように、いやったらしく抜き差しされているのだ。
台本に集中しようとするとその行為を繰り返されて喘ぐハメになるのだから、彼がこうも乱れてしまうのは当然としか言いようが無かった。
……まあ、ブラックも駄熊の調子乗りに乗じてツカサの柔らかな股間を執拗に刺激してしまったが、それ自体はツカサも別に怒らないだろう。たぶん。
約束はしているので怒らない、はず。
(仮に怒られても、ツカサ君なら後で絶対許してくれるもんね……ふふっ……)
閑話休題。
ともかく、ツカサの状態は、ほぼ熟れたと思っても差し支えない状態だ。
多少の抵抗はあるが、もう逃げる事も不可能と言っていいだろう。ツカサ自身は今も意地を張れているつもりなのだろうが、それは大きな間違いなのだ。
この状態を、どうして「まだ取り返せる」と思えるのか。
股間の方は熱に限界まで膨らみ、乳首も弄られつくして紅潮し萎える気配が無いのに、どこに意地が残っているのだろう。問いかけて困らせたいぐらいだ。
抵抗しているのは、ツカサのなけなしの理性だけだというのに。
そんな理性すら脆弱な彼は、それでも「自分は立派に我慢出来ている」と思い込んで、乳首も陰茎も勃起させている。実に滑稽でいじらしい。
いや、それだけではない。
息を切らせて腹どころか体全体で空気を欲している愛しい少年の姿は……征服欲と支配欲を満たす、淫靡とも言える好ましいものだった。
(ああ……良いなぁ……。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってる、ツカサ君の顔……。もう何度も恥ずかしい姿を見られてるのに、それでも慣れずに恥ずかしがって……)
乳首を舌でぐりぐりと潰してやれば、それだけでツカサは大きく啼く。
熊公が鼻息荒く臍を指で犯し乳首を赤子のように吸えば、それにたいしてイヤイヤと首を振って涙を散らした。
嫌がる素振りを見せても、しっかりとブラックの手の中にある股間を反応させて。
「いあぁっ、もっ、やらっ……やあぁあっ……! ぜん、ぅ゛、だぇっ、あ゛、え゛ぇ……っ」
全部触っちゃ駄目、と言う事すら、もうツカサには難しい。
濃密な琥珀色の瞳は、蜂蜜のように溶けだしそうなほどとろけていた。
その様が、どうしようもなく己の中の獣欲を呼び覚ます。
(ああ……ツカサ君……っ、あは……ツカサ君、ツカサ君……っ)
こんな無様でいとけない表情を「色気に満ちた、実にそそる顔だ」と感じるようになるなんて、以前のブラックなら考えられない事だっただろう。
目新しさに少年を抱く事はあったかもしれないが、ツカサほどの容姿の物を積極的に犯そうとは思わなかったに違いない。だが、今の自分は、そんな少年を嬉々として抱き、欲望を募らせ吐き出している。
彼ほどの童顔を持つ少年を犯す事は「その後の面倒臭さ」を予想させて食指が動かなかったのに、今は何度でも限界まで犯したい。彼を壊したとしても、この浅ましい情欲はとまらないだろう。それほど、ブラックはツカサに溺れている。
だが、それは彼が少年だからではない。
ツカサでなければ、純然たる欲望や嬉しさ、性の喜びなどは感じられなかった。
己でも異常だと思う存在を受け入れてくれた彼だからこそ、こうも興奮する。
興奮して、ありとあらゆる顔を、屈服しメスになる顔を見たくなるのだ。
十七にはとても見えない、愛しくてたまらないこの少年を。
そんな自分の節操のなさが、幼く見える存在を滅茶苦茶にするという禁忌を犯しているのだと思えば、触ってもいない股間がズボンの中で張り詰めてくる。
ツカサも限界だろうが、こちらもそろそろ限界だ。
もう「前戯」もお開きで良いのではなかろうか、と思ったのだが。
「はぁっ……は……つ、ツカサ……ツカサ……っ」
「はひゃぁあっ!?」
急に横のわずらわしい影がどこかに行ったと思ったら、ツカサの股間を掴んでいる手が少し寒くなった。可愛い悲鳴が上がったので何だと思ったら――急に、指の間に柔らかいような硬いようなものが、ぐぬりと突っ込んできたではないか。
「ぐおおっ!? な、なにしてんだクソ熊っ!!」
これは鼻だ。こともあろうに、駄熊の鼻が割り込んで来たのだ。
不快感に思わず手を引くと、これ幸いとケダモノは唸りながらツカサの下着を一気にずり降ろす。ぴょこんと元気に出て来たツカサの子供おちんちんは、淫らで透明な糸を引いていたが、それを確認する前に……駄熊がソコに噛みついてしまった。
……いや、正確に言うと、噛みついたのではなく吸い付いたのだが。
「ふあぁあ! やらっ、や、あ゛っあ゛ぅう゛っ、もっ、らぇっ、あぁあっ……!」
「チッ……ツバつけやがって……。僕だって久しぶりにツカサ君のおちんちんを堪能したかったのに……」
今回はあまりに優遇し過ぎただろうか。この駄熊、ツカサが台本を読んでいる時もツカサの乳首を揉んだり掌で潰していたし、そのうえツカサの可愛いヘソを弄っているのだ。ブラックは股間を撫でていただけだと言うのに、美味しい所を持って行き過ぎではなかろうか。
そう思うと殺意が湧いたが、駄熊が口を付けた場所を銜える気にはならない。
仕方なくブラックはベッドをずり上がると、ツカサのいやらしい顔を見下ろす位置に付いた。色々と権利を奪われてしまったが、ここだけは……自分の物だ。
「ツカサ君……あは……イッちゃった?」
「はっ、はひゅっ……っ、は……は、ぁぅ……うぅう゛……っ!」
荒い息を吐いて放心状態になっていたかと思えば、すぐ苦しそうに顔を歪め、イヤイヤと必死に首を振る。恐らく、予想外の早さで達してしまったツカサの敏感な稚茎を、いやしんぼの駄熊がちゅうちゅうと吸い続けているのだろう。
精液を放った後の脱力した体と敏感な急所には、あまりにも強い刺激だ。
こんな状況など、ツカサは耐えられないに違いない。そんなブラックの予想をその通りだと示すように、彼は「やめて、もう吸わないで」と啜り泣きながら駄熊の頭に手を伸ばし、無様に喉を曝していた。
だが、もうこの熊男の食欲は止められまい。
ここ数日、事件続きで色々有ったせいで、ツカサとのセックスは愚か素肌の接触も少なかったのだ。旅の途中で青姦という手もあったが、有能な移動手段であるロクショウに運ばれては、野宿する暇も無い。
おかげで、ブラックと駄熊はここまで飢えてしまったのである。
ツカサは「やめて」と言うが、それをいうなら性を糧とする種類違いのオス二人に極限まで我慢させたツカサにも責任がある。
駄熊はともかく、ブラックにとって、ツカサとの愛に満ちたセックスは何ものにも代えがたい至福の快楽だ。唯一の安らぎと幸福感を感じられる、二度と失えない崇高な儀式にも似た行為なのである。
……まあそこまで狂信的だとは言いたくないが、他の快楽など取るに足らない物だと認識してしまったブラックにとって、ツカサとの交歓はそれほどの行為なのだ。
それを我慢させられて、今まで律儀に守っていたのだから、こうなってしまうのも仕方が無い事だろう。ツカサが快楽に弱いのと同じくらい仕方が無い。
一度タガが外れてしまえば、どのような種族であっても欲望には勝てないものだ。
それは、獣人族でも神族でも同じこと。人族だけではない。
異世界の人族であるツカサですら――――こうして、快楽と苦しさの狭間で必死に「気持ち良いこと」を感じ取ってしまい、びくびくと体を波打たせているのだから。
「ね……ツカサ君……。ツカサ君がそんなヤらしい顔するから……僕も我慢出来なくなっちゃったなぁ……」
「ひぐっ、う゛っ、うぅうっ……ゃ、あっぐ……んんっ、ん゛ん゛ん……っ」
ブラックの顔が目の前にある事に気が付いたのか、ツカサは真っ赤に熟れた頬をグッと引き締めて、声を押しとどめようとする。
まだ、なけなしの理性が残っているらしい。
その哀れで愛らしい様にブラックは思わず笑みがこぼれたが、ツカサはその笑みを何か別の物に読み取ったらしく首を振っていた。
(ふふ……。やだなぁツカサ君、僕の笑顔を見てそんな風に拒否しちゃうなんて……もしかして、これ以上にヒドい事をされると思っちゃったのかな?)
ブラックとしてはそんな気など無かったのだが、そうまで期待されると可愛い恋人の想いに応えたくなってしまう。
何を想像したかは知らないが、そうまで嫌がると言う事は……ブラックにとっても、悪い話ではない想像と言う事になる。
なにせ、ツカサがこういう時にイヤイヤと首を振るのは、意識が飛んでしまうほどの凄まじい快楽を撃ち込まれると思っているからに相違ない。
彼が怖いのは、自分が「男」という存在からかけ離れて「メス」になる事だ。
そうなる理由は、やはりブラックが与える快楽に他ならない。
嫌がるツカサは、無意識にブラックの与える快楽が「自分をメスにしてしまうほどの凄まじい快楽」だと信じ込んでしまっているのである。
(そこまで信じられちゃたら……僕だって張り切らないワケにはいかないよねえ)
涙をぼろぼろと零し、快楽に負けて流れた鼻水や涎でぐちゃぐちゃになった幼い顔。とてもこの世界の成人年齢に達したとは思えないほどの、欲をそそる表情。
今は、その表情をブラックにだけ向けている。
この後に訪れるであろう快楽を思って、震えているのだ。
…………ここまでされたら、予想を叶えてやらねば男が廃る。
(だって、ツカサ君は『僕に愛されたら、与えられる快楽で狂っちゃう』って想像をしてくれてるんだもんね……?)
そう、これはツカサが望んだこと。
どんなに意地を張ろうとも、愛する存在に触れられてしまえば節操なく幸福な快楽を感じてしまう。そんな淫乱な肉体になってしまったツカサが望んだ事なのだ。
「う゛……う゛、ぅ……っ」
「あは……ツカサ君……ねぇ、僕のお願い……聞いてくれる……? そしたら、今はツカサ君の可愛いお口だけで我慢したげる……」
殊更優しい声を強調しながら、額に張り付いた黒く艶やかな前髪を撫でる。
汗で湿り気を帯びたせいで、手に吸い付くような瑞々しい肌になったらしい。まったく、ツカサは本当に男好きのする少年だ。そんな相手に喉を鳴らしつつ、ブラックは笑顔を崩さないようにしながら相手の顔に近付いた。
「ほ……ほん゛っ、……ぉ……」
「本当、本当。僕が約束破ることあった?」
「ぅ……うぅ……」
曝された額を撫でると、ツカサは気持ちよさそうに目を細める。
駄熊の吸い付き攻撃がようやく一段落したのか、肩の力は抜けているようだ。
その貧相な肩の動きに再び股間がどくりと脈打ったが、ブラックは邪魔な己の赤髪を耳に掛けながら目を細めて見せた。
「ツカサ君も、ここからセックスしたらキツいでしょ……? でも、僕もツカサ君とセックスが出来なくて苦しいんだよ。恋人なら解るよねえ。だからさ……折衷案ってことで、これからは二人きりになれたらセックスして良いって感じにしようよ」
「はぇ……えっ……」
「ああ、大丈夫。一回に付き一発にするから。僕も出来るだけ頑張るから! そうしたらツカサ君も疲れないでしょ? むしろ、これからは体力が付くかも。そうしたら芝居もマシになるだろうし、凄く良い運動になるよ!」
「ぁえ……ぇ……えぇ……?」
賢者モードの最中に快楽でむりやり頭を弄られたせいで、ツカサが正気に戻るには少し時間が必要なようだ。が、まあ、当然それを待つブラックではない。
むしろこれ幸いと笑みを深めて、ブラックはツカサに承諾を迫った。
「セックスの約束なんて、前もいっぱいしたでしょ? だから心配ないよ。寧ろその約束が蘇っただけさ! きっとツカサ君ならやり遂げられるよ。ねっ、だからいいよね。約束出来るよね?」
「まるで金貸しがやる騙しの手口だな」
「うるせえ殺すぞクソ熊」
背後から鬱陶しい声が聞こえるが、今は無視だ。無視できていなかったような気もするが、とにかく今はツカサの言質を取る事が重要なのだ。
この機を逃すと、またツカサは色々と理由を付けてセックスを先延ばしにする。
そうなると、ブラックはこの面倒臭い城での娯楽が無くなってしまうのだ。そんな事にならないためには、どうしても今ここでツカサを落としておかねばならない。
(まあ……あの部屋の事を忘れさせるためにも丁度いいし……)
あの部屋――――あの、不可解な光が放置されていた、謎の部屋。
木々が侵食し溢れるほどになっても放置されているわりには、枯れた木などもなく綺麗に整えられたような印象があったが……どの部分に着目しようが、やはりあの場が「危険」なことに変わりは無い。どのような危険かはブラックも把握出来なかったが……ひとつだけ、確信とも言えるものがあった。
(部屋の中央に浮いていた、緑色の光球……。あれからは、ギオンバッハの大河から放出されていた“膨大な曜気”と似たような感じがした……)
かつて、聖女が【炎帝】を鎮めるのに用いたギオンバッハの曜気。
誰もが美しいと思った青く透明な光の柱。
何千年もその場にとどまり続ける異質な奔流は、何故かブラックには美しさと共に「悍ましさ」が感じられて、あの頃から妙な感覚だと首を捻っていた。
そんなものと同じ感覚が、あの緑の光球から感じられたのである。
(でも、所詮は僕が感じたことでしかないし……主観で遠ざけたら、後で混乱を招きかねない。ツカサ君も変に不思議がって近付くかもしれないんだ。そうなったら何が起こるか、僕にもわからないからな)
だから、今は出来るだけ「しらんぷり」を続ける必要がある。
ツカサにも、あの部屋のことを出来るだけ忘れさせなければならない。この約束は、その事も解決する一石二鳥の約束なのだ。
正気に戻ったらツカサは怒るだろうが、それでも解ってくれるだろう。
ツカサは、ブラックが望めばどんなに怒ろうが体を開いてくれる。
ブラックの事を愛しているから、結局は自分の為に頑張ろうとしてくれるのだ。
「ツカサ君……ね……お願い……」
限りなく自分を愛してくれる、小さな体の少年。
心配すると同時に己の事を想ってくれる相手の事が愛おしくて、甘えたような声を零すと……ツカサは赤い顔を更に真っ赤にして、ぎこちなく頷いてくれた。
(ああ……ツカサ君は、僕の恋人なんだなぁ…………)
「お願い」の真の目的など、ツカサは知らないだろう。
だけど、ブラックにねだられればツカサはどこまでも甘く軟化してくれる。
大人らしくないと愚痴っても、甘えるブラックを許してくれる。
どれだけ不安な要素が有ろうが、ツカサのこの愛だけは確かだと言えるのだ。
「ツカサ君……好き……」
その事実が言いようもなく幸福な事だと思えて、ブラックはツカサに覆い被さり、何度も何度もキスをする。
触れるだけの淡い快楽だったが――理性が吹き飛んでいるツカサは、嬉しそうな顔を素直に見せてくれたのだった。
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