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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編
6.謎が謎呼ぶ舞台劇
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「私と国主卿は十年前からの付き合いでしてね。国主卿夫人のことで相談が有って、それ以来、オーデル皇国からの“友好の証”として、私はこちらに度々出張しているのです。まあ、早い話が賓客講師みたいなものですね」
試着を終え、別室で一息ついた途端にこう言われて俺は眉根を寄せる。
ここは、城の中にある豪勢な応接室……の一つだ。アコール卿国によく訪れているアドニスが言うには、この城にも他国の城と同じように何室も応接室が在るとか……いやまあそれはいい。ともかく、細かい花柄が縦のストライプ模様を描くパステルな色味の壁紙とキラキラした調度品に囲まれた部屋で、アドニスが何故城に居たのかの話を聞いているのである。
そこで、この長髪メガネイケメンがワケの分からんことを言う物だから、俺は正直に眉をギュッと寄せてしまったのである。
なんじゃヒンキャクコウシって。技名みたいだが新しい役職か。
「あのねツカサ君、賓客講師ってのは、国の為に他国から招かれて助言をしたり仕事をしたりする、知識人とか学者のことだよ」
「あっ、なるほど講師ね。先生のことね!」
「ツカサ君は相変わらず豊かな土壌並に柔らかい頭ですね。安心しました」
「だあちくしょうお前も相変わらずだな!!」
こんちくしょう、久しぶりに会ったってのに直球で嫌味を言ってきやがって。
でも相変わらず過ぎてちょっと嬉しかったのが悔しい。
出会った頃のアドニスは、皮肉屋の上に人と近しい関係になろうとしない、他人をちょっと遠巻きに見ているような感じのヤツだったからなぁ。今は色々あって親しい感じで話をしてくれるけど、初対面の頃のアルカイックスマイルな相手と比べると、今の嫌味全開で楽しそうにニコニコしているアドニスはえらい違いだ。
まあ、でも……不思議なもんで、そうやって初めの頃の冷たい相手を思い返すと、さっき言われた事へのムカつきも治まって来るもんで。
「どうしたんですツカサ君。顔まで使って己のアホさを表現しなくても、私は充分に君の無教養さを分かっていますよ?」
前言撤回。
どつき回す。泣くまでどつき回すうううううううううう。
「わぁーっツカサ君落ち着いて! お前も必要以上にツカサ君をつつくなクソ眼鏡! だいたいなあ、ツカサ君は頭が弱いから可愛いんだろうがっ」
「そうだそうだ」
「ぐぅう……こいつら……っ!」
三人揃って俺の事をバカにしてやがる……ッ。
ギリギリと歯軋りをするが、しかし俺の事を何の悪意も無く本気でアホだと思っている大人ども三人は「それもそうですね」とか「そうだろう、そうだろう」と勝手に納得しあっている。なんでそこだけ仲が良いんだお前らは。
ああ、俺がドS級の冒険者だったら今ここで三人ともしばき倒してやるのに。
「まあ冗談はともかく……無事ここまでたどり着けたようで安心しました」
「あ゛? 全部想定内だったってか?」
不機嫌そうなブラックに、アドニスは涼しい顔をしてティーカップを傾ける。
「そういう感じですね。……とはいえ、悪の組織らしきものの中枢に、間抜け……おっと、偶然にもツカサ君が潜り込んだ事には驚きましたが」
「バカにしてんのかテメー」
「いえいえ、褒めてるんですよ。今までそのような別の切り口から“贋金事件”に切り込むような方法はありませんでしたからね」
そう言いながらカップを置くアドニスに、ブラックが表情を真剣な物に変えた。
「……確証が出て来たってのか」
だよな。ブラックの言う通り、あのデジレ・モルドールっていう金髪が組織してた謎の集団は、あの場所で鉱石を採掘していた事は事実だけど……まだニセガネ事件に関わっているかどうかは分からなかったはずだ。
なのに、不確かな事を確信めいて言うのが嫌いな学者肌のアドニスが、こうやって匂わせるように言うって言うのは……すなわち、何か分かったって事で。
それなら、シアンさんの為にも早く知りたい。
アドニスの顔をみやると、相手は常に薄らと笑みに歪めた金色の眼を動かさずに、俺の顔を見返して口だけを弧に引き締めた。
「少なくとも、首謀者が“やりそうなヤツだ”という事は判明した……くらいですかねぇ。ああ、行方は今も分からないので捜索中ですが、少なくともツカサ君のお蔭で【デジレ・モルドール】という存在の由来は確認が出来ました」
「どんなヤツだったんだ……?」
俺は容姿や名前は知っているけど、相手の詳しい事は何も知らない。
もっとよく知りたいと問いかけた俺に、アドニスは簡単に教えてくれた。
「まず、モルドール家の事を教えます。……モルドール家というのは、五十年ほど前までアコール卿国の貴族に名を連ねており、己の名を冠する領地を治めていた一族でした。しかし、一代限りの武功を認められた新興貴族だったので、貴族とは言えどその中での地位は低く……肝心の領地経営も上手くいかなかったようですね」
「まどろっこしいな。今の状況を言えよ」
ジロリと睨むブラックに、アドニスは「やれやれ……」と言わんばかりのジェスチャーを軽く披露して、溜息を吐きつつ肩を竦めた。
「前提を理解せずに結論を急いでは、明確な理解は得られませんよ? まったく……これだから、本ばかりを読んで探求と言うものを知らない“読書家”は」
眼鏡を直しつつ毒づくアドニスに、ブラックの片眉がピクリと反応する。
あっ、これヤバいやつ……――――
「話の前後を理解も出来ないからまどろっこしく説明するってのは、三流学者の悪い癖だな。研究で言語感覚が鈍る“一つ覚えバカ”にはありがちだ」
あああ二人とも立ち上がって睨み合っている。
これは止めた方が良いんじゃないかと思っていると、火花が散り出した。
「ほーう、では私の言いたい事が全て理解出来ると? 非常に興味深いですねえ」
「あ゛ぁ? やってやろうか? お前が的確に要素を抜き出せるならやってやる」
「おやおや、それでは結局は理解出来ていないという事では?」
「テメェが語彙力のない説明するからだろうがぁあああ」
「コラコラコラ! なんでそうお前らはインケンな言い合いになるんだよ!!」
正直二人の言う悪口は一ミリも理解出来ないが、理系と文系で言い合うのはやめんか。俺からすればどっちも頭が良いのに、どうして讃え合えないのか。
いやまあそもそも曜術師同士は仲が悪いって言うから、こうなるのも仕方が無い事なのかも知れないけど、でもこう喧嘩されちゃ進まないんだってば。
頼むから二人とも落ち着いてくれと涙目で二人を交互に見やると、俺の必死な訴えにようやく心を静めてくれたのか、それぞれソファに沈み込んだ。
「…………ともかく、先程の言葉通り……領地経営が上手くいかず、その結果焦って高ランクのモンスター討伐に領主自ら乗り出し――――その結果、返り討ちで統治を任せられる者がいなくなり、事実上の断絶ということになったそうです」
「じゃあ、今はモルドール家ってのは無いんだな……でも、子孫は居るんだろ? 家が無くなったって、家族は居ただろうし……それがデジレってヤツじゃないのか?」
貴族としての地位が失われたって、生きてさえいればなんとかなる。
討伐に失敗したと言っても死んでしまったワケじゃなかろうし、例え地位が失われても、家族が居るならきっと平民になったって頑張って生きていたはずだ。その子孫がデジレって事なんだろう。
そう思ったので、俺は子孫がいる前提で問いかけたのだが……答える側のアドニスは、妙に思わしげな表情をしていた。
「確かに、モルドールには一人息子が居たようですが……領主と共に討伐に行って、行方不明になってしまったそうです。それに、領主はその時に死んでいますよ。返り討ちとはそういう意味です。……ああ、あと彼の妻は屋敷に居たそうですが、当主が死んだことで病に倒れ、二年後に死亡していますね」
「息子が行方不明ということは、生き延びている可能性もあるのではないか」
確かにそうだ。行方不明っつったって、死んだと決まったワケじゃないよな。
両親に先立たれてしまったけれど、一人でも頑張って生きていた可能性がある。
しかし、クロウの冷静な問いかけにアドニスは首を振った。
「五十年ほど前のことですよ? 仮に息子が生きていたとしても、現在は老人です。孫だとすれば、もっとありえませんね。貴族の振る舞いは、貴族以外には特殊に映ります。そんな者が紛れ込めば、必ず噂は広がります。逃げおおせるはずが無い」
「うーん……そう言われると確かに……」
俺の世界の物語だと、貴族の主人公は大体「あなた貴族っぽくないわね」みたいな態度を見せて、村人に溶け込んで上手くやったり庇って貰えたりするものだけど……貴族として生まれて貴族として育った子なら、普通はそうは行かないよなぁ。貴族に育てられれば、どうしたって振る舞いに「貴族らしさ」が出てしまったはずだ。
この世界は情報の伝達は遅いけど、その代わりに噂なら周辺にすぐ広がる。
範囲は狭いかも知れないけど、行商人やら旅人が聞けば多分ピンとくるはずだ。
モルドール家が没落して以降全くそういう噂が無かったのなら、行方不明になった領主の息子の子供……つまり孫がデジレ・モルドールって事になるけど……どうなんだろうなぁ。
事実は小説より奇なりっていうし、孫が存在するかもしれないって予想も「絶対に無い!」とは言えないけど……。でもポッと出て来たのは不可解だしなぁ。
そんな「もしかしたら」に悩んで腕を組んでしまう俺だったが、アドニスは「それは無い」と言わんばかりの言葉を畳みかけて来た。
「そもそも、モルドールの名前を使えばそれなりに噂は広がるはず。奴隷扱いの相手にも名乗ると言う事は、その名前を知らしめる意思が有るという事です。……なのに、贋金が確認された地域でも、目ぼしい流通経路を調べてみても、ツカサ君が目撃したような人物の情報は存在しませんでした。元貴族の名前を使うのであれば、それなりに使う理由があるはずなんですけどねえ」
そういう物なんだろうか。
不思議に思って首を傾げていると、ブラックが補足してくれた。
「貴族の名前ってのは、とんでもなく知名度が高い名前なんだよ。だから、その名を使ったら身分を証明できるし一定の信頼も得られる。そのせいで、貴族の名を騙る者は重い罰を受けるっていう法律もあるんだ」
「へー……でもそっか、この世界の田舎ってあんまり情報が入って来ないんだもんな。そりゃ貴族の名前が特別なモノになるわけだ」
考えてみれば、見ず知らずの人の名前なんて滅多に聞かない世界なんだから、そんな場所で広まっている名前ってのは凄まじい価値があるんだよな。
だからこそ貴族も信頼が在るし、そのぶん周囲に認識されてしまうわけで……。
……となると、あのデジレってヤツは本当にモルドールの人間だったのかな?
名前を騙ると重い罪になるんなら、仮にあそこがニセガネに使う金を採掘する場所だったとしても、そんな消えてしまった名前を使う理由が無いよな。
居なくなった領主でも、架空の貴族の名前を使うよりリスキーだし。
でも、もうモルドールの人間は居ないって話だし……。
「え……じゃあ偽名なの? そんな名前を偽名で使う理由って、何かある?」
「罪を着せたいとか、まあ……理由というなら、考えればいくらでも。……しかし、モルドールの名前を知らないであろうベランデルンの冒険者や囚人達に名乗るのが、何を意味するのかは……」
「……やっぱ本物なんじゃないの? 孫とか、若返りの秘薬があるとか……」
色々理由があっても絞り切れないのであれば、マジでモルドールさん家の何某かと言う事になるんじゃないのか。
しかし、アドニスは俺の考えに難色を示す。
「君も食い下がりますねえ。……まあ、気持ちは分かりますが……仮に領主の息子が生きていれば、今も領地は存続していたのですよ? それに、死亡扱いとなった今、名乗りを上げても、もう忘れ去られた名では領地を取り戻す事など出来ない。それは貴族の孫ならば理解出来るはずです。名を持ち出す事は恥にしかならない。それに、秘薬というのは……君のような特殊な子はともかく、人族には得難い存在です。下級貴族が手に入れられますかね?」
「むぅ……」
そう言われてみるとそうだ。
息子・モルドールが生きていたとして、あのデジレ・モルドールが孫だとしても、彼が何故領地に帰らなかったのかと言う謎が残る。
貴族の名前だと解るのに、それでも価値が無い名前。それを何故名乗ったんだ。
名乗れば名乗るだけソンになるし、あの巧妙な空間を作る親玉にしては、なんだか迂闊すぎる気もする。漫画やゲームの悪役キャラならともかく、悪い事をしてる奴が簡単に本名を名乗るかな。でも、偽名にしたって妙にしっくりこない立ち位置の名前だし……。どういうことなんだろう。
うーん……考えるとこんがらがって来た……。
「あっ……ツカサ君の頭から煙が……」
「ヌゥ、久しぶりだな」
「ああすみません、悩ませすぎましたね……。ともかく、モルドールの名前を知る者と言う事は、彼の領地周辺の人族か……もしくは、貴族に限られる」
貴族。ってことは……このアコール卿国の貴族達ってこと?
確かに、五十年も前のそれほど有名でも無い人を覚えていられるのは、その領地の人達か同じ貴族仲間だろうけども。いや、ちょっと待て。だとすると……貴族の中に関係者がいるのか?
俺が顔を歪めたのを見て、正解と言わんばかりにアドニスは目を細める。
それを眉を上げつつ流して、ブラックが「なるほどね」と息を吐いた。
「これから、式にかこつけた祝宴で貴族が一堂に集まる。その時に、部外者の僕達が居てはあまりにも不自然……相手にも素性が割れているツカサ君は、特に危ない」
「だが、ツカサしかモルドールの詳細を覚えている存在はいない。信用出来る語り手としても、他にはいないだろう。……だから、演劇なのか」
ブラックとクロウの言葉に、俺はようやく「何故劇をやるのか」と言うことを理解して、目を丸くしてしまった。
そ、そうか。そう言う事だったのか。
祝宴は前々から決まっていた事だろうけど、でも情報が出た今となっては、祝宴も貴族達をまとめて拘束する場としては物凄く都合がいい。
貴族達の中にモルドール家に関することに一つでも反応する人がいれば、その人か……あるいはその人達だけを何かと理由を付けて帰さない事も可能だ。
なにより、こちらが「気付いている」とは思われにくい。
だからこそローレンスさんは俺達にムリヤリ劇をやらせようとしているんだ。
劇になったら、俺達だって観客の方を向く。つまり、礼儀など関係なく堂々と相手の顔を見る事が出来る。もし貴族達の中にモルドールの名前を騙った奴がいれば、俺が見定める事だって可能なのだ。
だけど、俺達が【ゾリオンヘリア】に着く短時間の間に、よくそんな事を……。
「これ、ローレンスさんの作戦なのか?」
アドニスに問いかけると、相手は呆れたように息を吐いて片眉を上げた。
「人の良い国主……とは言いますけど、天然の策士は空恐ろしいですね。おかげで、私もくだらない演劇に参加する事になってしまいましたし」
「ゲッ、お前もやんのかよ」
嫌そうな顔をするブラックに、アドニスも不機嫌そうに顔を歪めて睨んでくる。
あっ、珍しい。さてはよっぽど酷い役なのか。
どんな役なんだろうと相手を見返すと、何故か俺に対してだけはニッコリ笑い。
「私は、君を救う救国の乙女だそうですよ。ははは、良かったですねえツカサ君」
「…………うん……うん……?」
きゅーこくのおとめ。
……おとめ?
ちょっとまって、今理解出来ない単語が耳に入って来たんだけど。
誰がなんだって?
「おっ……お前がツカサ君の相手役だと!?」
「なんだと! それはずるいぞ!」
両脇のオッサンがガタッと立ち上がるが、俺は頭が付いて行かない。
目の前の胡散臭い笑顔のイケメンが救国の乙女って、どういうこと。髪が長いけどコイツは男なんだが。つーか俺以外の全員が女装なんだが。
一体どういう劇なんだと頭が真っ白になったが、両脇からステレオで罵声が飛んでくるのだけは理解してしまう。ああ、また酷い事になった。
思わず耳を塞いでしまいたかったが、その前にアドニスの冷静なセリフが耳に飛び込んできて、俺は思わずテーブルに突っ伏してしまった。
「ちなみに私は君と恋人同士になるそうです。楽しみですねえ、ツカサ君」
だあもうっ、次から次へと衝撃的なことばっかり!
もう勘弁してくれ!!
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