異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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神殿都市アーゲイア、甲花捧ぐは寂睡の使徒編

  たっぷり甘やかしてくれるよね?2※

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   ◆



「あぁ……いいよ、ツカサ君……っ」

 感じ入ったような声が耳に届いて、内腿うちももに力が入る。
 ぎゅうっと緊張させても股間全体にゆるい気持ち良さが伝わるだけで、もう我慢してこらえる意味すらも無くなっていた。

 だけど、俺は耐えなければならない。
 服を脱いでベッドに寝転がっているこのオッサンを、俺がたっぷりと甘やかして……満足させなければいけないって約束をしてるんだから……。

「はぷっ……ぅ……」

 熱と欲求不満を訴える下腹部に意識が行っていたのを揺り戻し、俺は再び目の前にそびえている赤黒い肉棒を横から唇でみ、少し息をめてから口内こうないふくむ。
 もう頭はゆだっていて、理性も段々うすれて行ってるような気がしているけど、やはり同じ男のソレを口に入れるのは、どうしたって抵抗がある。

 ましてや、それを自分で喉奥のどおくまでくわえこむなんて……やらなきゃって思っていても素人同然の俺では、どうしてもそんな強烈な事など出来なかった。

「んっ……ぅ……んん゛っ、んぶっ……」
「あはっ……つ、ツカサ君ってホント、口までキツキツだね……っ。早く僕のペニスを咥え込んで、根元まで満足させてよぉ……」

 解ってる、み込まなきゃ行けないんだって。
 でも、今の俺はというと、最初の軽いフェラから数えて三度目のフェラでもう頭がボーっとしていて、舐めすぎたのか口も上手く動かなくなっている状態なんだ。
 抵抗感も手伝って、なんど意気込もうとしてもむせるだけで上手く行かなかった。
 しかし、それも仕方ない事だよな。

 だって俺、もう時間も分からないくらい、ブラックのペニスを唾液だえきと精液でべちょべちょにするくらい……フェラし続けてるんだから。

 ……最初は手と舌だけだったけど、口に含めと言われ二回目をさせられて、精液を飲み込めずに思わず吐き出してしまったので罰として三回目を今させられている。
 それも、寝転がっているブラックの直立した棒を、自らまたいで口に含むという行為を強制されているんだ。もう、口が動かなくたって当然だろう。

 それなのに、ブラックは俺に「のどまでれろ」なんて言って来るんだ。

 んなこと、出来てりゃとっくにやってるよ。出来ないから、ずっと口の中に入れたままで苦しんでいるのに、なんでそんなにかすんだ。
 バカ、とののしりたいけど、でも今の俺はにがじょっぱい味と濃いにおいと、熱くて太い物で口をふさがれている事でいっぱいっぱいになっていて、罵倒ばとうも出来ない。

 鼻水と涙を流して、えづきながらブラックの大きいペニスを口で奉仕することしか出来なかった。……しかし、ブラックがこの状態を許してくれるわけがない。

「んもう……ツカサ君たらいつまでも初々しいんだから。しょーがないなあっ、と」
「う゛ぐっ!?」

 急に両側から頭を捕えられて思わず体を硬直させると、たくましい腕がこっちに伸びて来る。なにをするのかと思ったら、その手は俺の頭を上から固定した。
 ああ、そうか、俺の顔を両側からはさんでいるのはブラックの太腿ふとももだ。

 硬さと共に、濡れた感触と男特有のほおくすぐる感覚がして、顔がむずがゆい。
 だけど動けるはずも無く、口もブラックのペニスを含んだままで、俺は逃げることなど出来なくなっていた。そんな状態で、恐る恐るブラックを見やると……相手は、悪人みたいにニタリと笑って。

「手伝ってあげるから、その代わりに全部飲んでね」
「ん゛ッ――――!? ん゛ぶぐっ、ん゛ん゛ん゛ん゛!!」

 目の前にある男むさい腰が、一気にこちらにせり出して――――固定されて抵抗も出来ない俺の口に、そのペニスが侵入して来て、のどを強引に広げ擦り始めた。

「ごぉ゛ッ、ぐごっ、ぉえ゛っ、あぶっ、ん゛ッ、んっ、ん゛ぅ゛う゛う゛!!」
「ああぁっ……! つ、ツカサ君の喉、き込むたびに締まって凄くイイッ……! はぁっ、ハッ……ははっ、ハハハッ! 本っ当、ツカサ君たら淫乱ッ、だなぁっ、喉まで僕の精液を絞り取ろうとするんだからっ……!」

 興奮したようなブラックの声が聞こえるけど、自分のえづきと、喉まで入るペニスの耐え切れない圧迫感に何も言えない。
 耳も口の中の粘着音に支配されていて、出て来るのなんて涙と鼻水ぐらいで。
 でもそのしょっぱい味すら、俺のかどうか解らない。頭がボーっとして、喉奥まで太くて大きなものに広げられるのにクラクラして、もう……も、ぉ……――――

「んんっ、ぅ……~~~~ッ!」

 突き上げられた腰が、俺の顔を陰毛でふさぐ。
 根元まで突き入れられて体を硬直させた瞬間、抵抗すら出来なかった俺の顔を体と共に震える毛がくすぐり、喉でうごめく太いソレが……ドクドクと、何かを吐き出した。

「あっ……は……はぁあ…………ああ~……最っ高ぉ…………」

 嬉しそうな、声。
 だけど、顔をやっと解放されてずるりと口からペニスを抜かれた俺は、喉を下った不快な感覚に耐え切れずゲホゲホと咳き込んでしまう。
 そのことがつらくてベッドに倒れ込もうとするけど、ブラックの足にはばまれて、俺は相手の下腹部に頭をしたたかに打ちつけてしまった。

 でも、もう……動けない……。

「ああ……さすがに全部飲めたみたいだね……。ふふ、嬉しいよ……」

 嬉しそうな声が降って来て、俺の体が浮き上がる。
 どうなったのかと思ったら、ベッドヘッドがくっついている壁にもたれさせられた。自分の腹が、呼吸をしようと大きく動いている。のどが次第にイガイガしてゴホゴホと咳き込んでいると、ブラックがいつの間にかコップに水をんで来ていた。

「ツカサ君ごめんね、ちょっとはしゃぎ過ぎちゃった。一旦いったん落ち着いてね」
「ん……」

 水で洗い流され、一息つく。と、ブラックがキスをして来た。

「ツカサ君……」
「ぅ、ん……んむ……っ」

 唇をゆっくりと押し付け、軽く吸い付いて離す。
 その軽いキスですら俺にとってはゾクゾクするような刺激で、思わず眉を寄せて体を強張らせてしまうと、ブラックは小さく笑いながら再びベッドに乗り込んできた。
 何をするのかとボンヤリした頭で思えば、そのまま俺の服を脱がしてくる。

 そういえば、俺、服着たまんまだったんだっけ……。
 でももう、汗だくで着てるんだかなんだか分からない。全部脱がされると、やっと体が冷たい空気に触れて気持ち良さに目が緩んだ。

「ツカサ君……今度は君の体で甘やかして……?」
「それ、っぇ……」
「僕のペニスを、ツカサ君が自分で気持ち良くしてよ……ね……っ」

 水を貰ったおかげで少しだけ意識を取り戻したけど、でも、こんな事をお願いされるなら頭がボケていた方が良かった。だって、これ、って……お、俺が……ブラックを招いて、動かなきゃ行けないってコトなんだろ?

 だとしたら、そんなの、そんな……。

「ね……ツカサ君……してくれるよね……?」

 そう言いながら、ブラックは俺を抱き締め、膝立ひざだちにさせる。
 相手の肩に頭を預けさせられて、素肌が密着した。それが、ゆだってダレてしまった俺の体をまたドキドキさせる。
 自分とは違う硬くてたくましい体に触れると、また勝手に体の奥が熱くなっていった。

「ブラッ、ク……」
「準備はしてあげるから……」

 そう言いながら、ブラックは俺の背後で「きゅぽん」と何かを開ける。
 すると、尻の上から何かがボトボトと落ちて来た。

「ひぁっ……! ぁ……あ……ッ」

 大きな手が、尻を撫で回してくる。
 太い指が時々谷間に食い込むと勝手に腰が動いてしまって、俺は勃起しっぱなしの自分のモノを無様に揺らしてしまった。
 それをブラックに笑われるけど、もうどうにもならない。

 ぬちぬちと水音を立てて谷間を何度も往復され、指の腹ですぼまりを確かめるようにぐりぐり押されてしまうと、体に力が入ってどうしようもなかった。
 でも、そんな風に耐える俺に、ブラックは上機嫌な声で笑うだけで。

「残った回復薬、たっぷりお尻に塗り込んであげるからさぁ……ココでも僕のこと、たっくさん甘やかしてね……?」

 ニヤニヤと顔を笑みに歪めて、耳元で俺にささやく。
 低くて、お腹の奥がビリビリして、熱い息を含んだ……やらしい、声。
 次に何をされるのか解って、思わず尻に力を入れたが――ブラックの指はゆっくりと俺の中に入って来てしまった。

「ん゛う゛っ……ん゛ん゛~~~~ッ、ん゛ぅううう……ッ」

 ――やだっ、ぁっ、苦しい、入ってくるっ、うぅう……っ。

「あはっ、なーんだ、ツカサ君たらお尻もトロトロで準備万端じゃないか! さては、僕のペニスをたくさん食べて興奮しちゃったのぉ……? ふっ、ふふ……嬉しいよ……ツカサ君も、順調に僕のメスになってくれてるんだね……」
「やっ……な゛っ、あ゛ぁ゛あ゛ッ!」

 そんなワケないだろ、と、言おうとするけど、二本目を軽々と入れられて、勝手に体が震えてしまう。フェラしただけでこうなるなんてありえないと思っているのに、ブラックの指が楽に根元まで入り、そのまま縦横無尽に体内を掻き回されたら、虚勢を張る事すらも出来なくなってしまった。

「あぁああッ、あっ、あぐっ、ぅっ、うぅう、ぅあぁあっ、やっあっ、あぁあああ……!」

 くちゅくちゅと恥ずかしい音が響く。
 前立腺のとこを軽く何度もタッピングされると、勝手に声が漏れて俺はブラックの体にすがりついてしまう。どんなにこらえようと思っても、ソコをいじられて、何度も指で広げられながら抜き差しされると、はしたない声を抑えきれなくなってつらい。

 体が熱くて、息が続かなくて、力が、抜けてしまう。
 恥ずかしいのに、俺の意志など関係なく、俺の……俺の、お……おちんちん、が、イきたいって汁を垂らして、ブラックの腹筋に知らずの内に己を擦りつけていて。

「ひぐっ、ぅ、うあぁああっ、あああああ……!」
「ふっ、ふははっ! つ、ツカサ君っ、可愛いおちんちんを僕の腹筋に擦り付けて、一体ナニをしてるのかなぁ? もしかしていっ、いひっ、い、イキたいの……?」

 ヘンな笑い声を漏らして俺を見上げる相手に、必死にうなづく。
 もう、我慢できない。おなかの中をぐちゅぐちゅされて、ブラックの硬いのに擦り付けるのが気持ちよくて、早くイきたい。いきたいのに、いけない。
 いつもなら擦るだけでイケるのに、俺のナカがぎゅっとブラックの指を絞めつけて「物足りない」って言って、どうしてもイケないんだ。

「ひぎっ、らいっ、やらっ、や、あぁ……っ!」
「うんうん、気持ち良くなりたいんだね……。ふふっ……可愛いよ……だったら、さっきの僕のお願い……ちゃんと聞いてくれるよね?」
「ひあぁっ! ひっ、ぐっ、いぐっ、い、うぅうっ……!」

 聞く、聞くからナカ動かさないでっ、つらい、ちんちんつらい、からぁっ……!

「じゃあ、ほら……このまま腰を下ろして、僕のペニス入れてくれるよね……?」
「あ゛ッ……ぁ……」

 ブラックのカタいとこが、あ……ぁ……ふ、腹筋、が……離れる。
 指が俺に刺激を与えないようにゆっくりと抜き去られて、穴がぎゅっとしぼんだ。
 でも……。

「ん……っ……ぅ……」

 散々ナカをいじられて、体が、ヘンだ。
 おしりが、おかしい。おちんちんが、あつくて、気持ち良くなりたくて、つらい。

 逃げようと思えば逃げられるのに、どうしても体が熱くていう事を聞かない。
 アタマは「そんなことするな」と言ってる気がするのに、なんだかその声も……段々と、頭の中から薄れていくようで……。

「あは……ツカサ君、今の顔すっごくやらしくて最高だよ……」

 なに、言ってんの。
 もうわからないけど、でも……。

「っ……は……はぁ……は……」

 ブラックの肩に手を置いて、体を大きなもののところに持って行く。
 おおきな、黒くて大きな、ブラックのペニスだ。
 尻をゆっくりと落として窄まりに先端を押し付ける、けど……体が、動かない。
 でも、これ以上なにもしないわけにはいかない。
 それに、俺のおなかのナカがドキドキして、おしりの穴にくっつけてるブラックのペニスの先端を感じていると、じりじりとソコが焼けてうずくみたいで…………

「うっ、く……ぅう゛う゛……っ!」

 ブラックの目が、俺を見ている。
 綺麗な菫色すみれいろの瞳が、じっと俺の恥ずかしい姿を見ているのを感じる。
 でも、止められない。腰を落とし少し入ったのが切欠きっかけになったのか、体がどんどん入って来た物を受け入れようとヒクヒク動いてしまう。

 腰が落ちて、息が詰まって、苦しさにのどがぎゅうっと締まる。
 つらい。すこし入ったけど、大きすぎて、体がナカから広げられてる感じがする。
 入ってきてすぐの所がじんじんして、体が震えて、とまらない。

 一度抜こうと体を動かすけど、それもつらくて。

「ッ、ぐっ、うあぁっ、あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛! ひぐっ、ひっ、ひはっ、はぁ、あ゛っ……!」

 出て行く感覚が怖くて思わず腰を落とすと、さっきよりも一気に中に入ってくる。
 内臓を押されるような、凄まじい圧迫感。それがつらくて、呼吸が浅くなった。
 でも、もうどうしようもない。奥まで入って来たおちんちんを抜こうとしても、体が締まって全部は抜けなくて、再び腰を落とすたびに奥へと入り込んでしまう。

「あっ、あ゛ッ、あぁっあああ! あぐっ、ひっ、ひぐうっ、う゛あ゛ぁあっ、あぁああ……!」

 なに、これ……やだ、やだっ、くるしい、つらい、きっ……きもち……いい……。
 気持ち良い、ブラックのおちんちん気持ちいい、うごくのやらっ、や、ぁっ、お、おちんちん入って、出て来るのきもちいっ……ひ、ぃっ、とまらにゃっ……あっ、あぁああ……!

「あはっ……ツカサ君気持ちよさそう……! そんなに僕のペニス気持ち良い?」
「ひっ、ひぐっ、うっ……ううっ、ぅ、う……ッ」
「そう、そんなに気持ち良いんだねえ……ふっ、ふふ……ははは……ッ! でも……ツカサ君の可愛い動きじゃあ、全然精液出そうにないなぁ……」
「……れ、れも……も、もぉ、お……っ、ぁ……あぁあ……あああ……!」

 だってもう、動けない。気持ち良いの終わらなくて、苦しくて。
 でも、奥までいけなくて、も、もぉ……おれ……っ。

「仕方ないなぁ……まぁ、でも、この分なら騎乗位も問題無さそうだし……。次は、最後までいやらしく腰を振って踊ってみせてね……ッ!」

 何か、言われた気がする。
 腰が急に思い通りに動かなくなって震えた俺に――――ナカに入ったモノが、俺の意志を無理して一気に奥まできた。

「あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「はっははは! あははっ! ツカサ君もっとだらしない顔してよっ、あはっ、はっ、僕のツカサ君……ッ、ふっ、ふはっ、可愛いっ、可愛いよぉ……!」

 視界がぶれる。
 気持ち良くて、勝手に顔が上を向いて、俺は。
 おれ、は…………

 目の前が、真っ白になった。












※またもやだいぶ遅れてすみません(;´Д`)
 ツカサへの弄りが足りないのは次章で保管…
 
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