512 / 1,264
神滅塔ホロロゲイオン、緑土成すは迷い子の慟哭編
18.思い人がいるという幸せ
しおりを挟む「ツカサ君、さっきから額に手を当ててどうしたの」
こっそり部屋に帰ろうと思っていたら、宴会がお開きになったのかへろへろのオッサン達と合流することになってしまった。
ぐ……さっきアドニスにされた事をまだ呑み込めてないってのに……。
気まずいなあと思ったが、俺はへらへらと笑ってあえて額を擦った。慌てて隠したら余計に疑われるってのはもう学習済みだもんね!
「ちょっと額を打っちゃって……」
「んん? どれどれ」
言うなり俺の手を取って診察するブラックに、俺は内心ビクビクしながらも黙って成すがままになる。ど、どうかバレませんように。
いやさあ、別に額にキスくらい挨拶みたいなもんだろうし、アドニスも親愛の証としてキスしてくれたんだろうから、俺は別に気にしてないんだけどさ。
でも、ブラックは違うからな……どんなに些細なキスであろうと怒るからタチが悪いんだよ。こいつにはキスが挨拶と言う概念はないのだ。
なんでだよ。美女にウェルカムキスとか最高の挨拶だろ。文化として認めろよ。
いや男にウェルカムキスされるのは絶対嫌だけども。
「あ、赤くなってるかな?」
恐る恐る訊くと、ブラックは不思議そうな顔をして首を傾げながら手を離した。
「うーん? 怪我は無いみたいだねえ」
「だが妖精の臭いがする……ツカサ、どこかで抱き着かれなかったか?」
ブラックとは対照的に、クロウは訝しげな顔をしながら俺の体を執拗にすんすんと嗅いで来る。そ、そうだ。こいつはニオイで色々と判るんだった……。
しかしここで負けてはいられない。俺は慌てないようにぐっと堪えながら、気楽そうに答えた。
「そりゃクロウだってそうだろ、妖精のニオイを嗅ぎ過ぎて、ちょっと鼻が疲れちゃったんじゃないのか?」
「……? そうか……?」
俺が笑顔でそう言うと、クロウは自分の腕を嗅いだりし始めた。
よーっし! よーし!! 俺ったら今日はウマい事回避できてない!?
あれかな、ブラック達も今日は流石に疲れたからハナが効いてないのかな!?
内心ガッツポーズをする俺に気付かず、ブラックとクロウは疲れた顔で首を傾げていたが、やがて廊下で話していても埒が明かないと思ったのか、俺の肩を抱いてよたよた歩き始めた。
「まあいいや……今日は流石に疲れたからもう寝よう……」
「おい、何故俺を捕まえる」
確か、俺達の部屋は別々にして貰ったよな。
なのにどうしてそう引っ付いて歩く必要があるんだとブラックを見上げると、相手は心底驚いたような顔で声を上げた。
「え? だって今日は僕と一緒に寝るよね? ツカサ君」
「次の時はオレも一緒にベッドに入るぞ」
「いやいやいや……ちょっと待て、そんなのいつ決まったんだよ」
「宴会の時に僕と熊公の間で」
「うむ」
「俺の意思はぁああ!?」
それ俺関係してませんよねえ!?
つーかクロウも何乗ってくれちゃってんの、さっきの俺の「やだ……クロウったらやっぱり頼りになるじゃない……」みたいな俺の評価返して! 評価損!
今日は気疲れもしたし風呂に入ってさっさと寝たいと思っていたのに、ブラックはと言うとクロウに合図のように軽く手を上げてあいさつした後、俺を抱き込んでさっさと部屋に入り鍵を掛けてしまった。
テメーなんでこう言う事に関しては手が早いんだよコンチクショー。
今日はゆっくり風呂に入れると思ってたのにそのままベッドに連れ込まれて、俺はオッサンの抱き枕よろしく拘束されてしまった。
「おいっ! せめて風呂入らせろよ!!」
「もう明日でいいじゃないか……そんなに汚れてないしぃ……」
「入れるうちに入っておきたいんだよ! 頭もすっきりするし!」
離せと抵抗するが、疲れたと言ってたのにブラックの腕の力は衰えておらず、俺を解放するどころか更に引き寄せて来やがる。そのうえ、俺の顔を無理矢理胸板に押し付けた。く、苦しい。固い。そしてオッサンくさい。
「んんん……ツカサ君のにおい……安心するなあぁ……」
離れようとする俺の髪に顔を埋めながら、ブラックの手が下に降りてくる。
「っや……! ちょっと、も、寝るだけって……!」
慌てて制止しようとするが、ブラックが体重を掛けながら抱き締めてくるので、相手の重みで腕が動かない。
その間にも不埒な指は背筋を辿って、ゆっくりと尻の割れ目に近付いて来る。
ね、寝るって言ったのに。寝るって言ったのにこのオッサンは……!
「変な事すんなっ!!」
破れかぶれで俺の爪先の位置にあった足のすねを蹴ると、ブラックは体を大きく震わせて動きを止めた。……もしかして弁慶の泣き所とかだったのかな……?
一瞬気の毒になったが、だからといって不埒な真似をさせる訳にも行くまい。
俺は緩くなった腕の締め付けを解いて少しずり上がると、痛そうな顔をして硬直しているブラックの両頬を叩くような勢いで掴んだ。
「うに゛ゃっ」
「うにゃ、じゃねーよスケベ! 疲れたんなら寝ろ!」
「だ、だって……やっと色々終わってもう邪魔する物がなくなったのに、このまま寝るなんて僕にはとても……」
「アンタねえ、仮にもいい大人でしょ……? 忍耐とか理性とかどこいったの?」
チクチクした頬を揉みつつ言うと、ブラックは膨れたような顔で口を尖らせた。
「大人とか関係ないもん。僕はツカサ君といちゃいちゃしたいんだもん」
「だもんってお前……とにかく、今日はダメ! お互い疲れてんだから!」
「じゃあ、ひと段落ついたら、僕といっぱいセックスしてくれる? そしたら今日は大人しく寝るよ」
「とてもオッサンの言う事とは思えない……」
今の台詞が僕っ子のサキュバスとかだったら物凄く興奮するんだけど、目の前でほっぺをムニムニされているのは四十路も近そうなオッサンだしなあ……。
妄想と現実のギャップに思わず溜息が出そうになったが、飲みこんだ。
「ダメ?」
俺の思いなんて知らないで、ブラックは相変わらず不貞腐れたような顔で俺を見詰めて来る。いつもなら「ふざけんな」と頬を抓っている所だったが……何だか怒鳴る事も出来なくて、俺はふっと息を吐いた。
……悔しいけど、こいつのこんな言い草も溜息程度で聞いちゃうほど、俺もまあまあ慣れてきちゃってんだよなあ……。
しかも、それを心底嫌だと思ってないのがまた業が深いというか……。
「ツカサくんん……」
「あーもーわかったわかった! 解ったから目を潤ませるな!!」
年甲斐もないからやめろと頬を軽く伸ばすと、ブラックは情けない変な声を出したが――俺が拒否しているワケじゃない事を知って、だらしない嬉しそうな笑みを浮かべて俺の事をまた抱き締めて来た。
「えへへ……ツカサ君……」
「…………今度変な事したら、容赦なくベッドから突き落とすからな」
頬から手を放すと、ブラックはまた俺の事を抱き締めて来る。
だけど、今度は真面目に寝る気になったのか、適度な距離で俺の背中に手を優しく添えて来た。拘束すると言うよりも、ただ触れるかのように。
その感覚が不思議に思えて、間近に有るブラックの顔を見ると。
「ね、こうして眠るの……久しぶりだね」
格好良さなんて微塵も無い、嬉しさに蕩けたような顔。
なんて顔をしてんだよと思ったけど……その顔は、間違いなく俺のことを想ってくれている顔なんだよな。
どんなに離れたって、大人らしさなんて建前をかなぐり捨てるくらい。
俺が何度攫われたって、本気で助けに来てくれるくらい…………。
「…………」
「ツカサ君?」
きょとんとした顔すら、まるで子供だ。
だけど、そんなふうに素直な自分を俺の前で見せてくれるほど、ブラックは俺を好きでいてくれるんだよな。
……そう思ったら急に胸が痛くなって、俺はブラックの目を手で塞いだ。
「えっ、なに?」
「……い、いいから早く寝ろよ。……逃げないから」
熱くなってくる頬に悔しさを覚えてぶっきらぼうに言うと、ブラックは笑った。
「うん。……朝までずっと一緒に居てね、ツカサ君」
そう言いながら、ブラックは俺の体をまた自分にくっつけようと引き寄せる。
少しだけ強さを増した腕に、俺は小さな声を漏らして頷いた。
◆
「またブラックのにおいがする……ツカサの美味さが下がる……」
「お前妖精の国に来てからそればっかりだな。殺すぞ駄熊」
「ま、まあまあ……」
翌日、俺達は存外爽やかな朝を迎えて、朝食前に謁見の間に集合していた。
ウィリー爺ちゃんと俺達はもうマブダチとも言える仲なので、跪いて待つなんて事はしていないが、しかしこのリラックス具合はやりすぎのような気もする。
だって、今回の謁見の間には、人が……いや、妖精達がずらっと左右に並んでいるんですよ。初日は声しか聞こえなかった美形の妖精さん達が、ゲームさながらに壁際に並んで、王の登場を待ってるんですよ!
この状態で今の会話って、どう考えてもヒソヒソされる奴!!
私語は慎むべきだよなとは思うが、相手を敬わなくていいと知ると、オッサン達はすぐにこう言う事を言い始めて止まらなくなるわけで。
俺が怒って止まるんなら、こんなやりとりが続くはずがないんだよなあ……。
クロウは集合一番に俺の臭いを嗅いで顔を顰めるし、ブラックはブラックで王座の前なのに殺すとか言い出すし……いつもの事だけど、本当に辛い。
爺ちゃんの話では、出発前に話す事があるので、朝食前に三人でこの部屋に集まって欲しいって事だったけど……何の話だろう。
アドニスに関係する話かな。それとも、ロクの師匠の話?
こんなに人がいる中で話すんだから、変な内容じゃないとは思うけど……ああもう、オッサン達が煩い。こういう場所でくらいは喧嘩しないで下さい!!
もう本当に怒ってやろうかと思っていると、玉座の方から音が聞こえた。
「いやあ、遅れてすまんのう」
気楽そうな声が聞こえて、思わず三人で玉座を振り返る。
するとそこには、いつの間にかウィリー爺ちゃんがどっしりと座っていた。
「い、いつのまに……!」
「妖精の臭いが充満していて解らなかった……不覚……」
不覚、じゃないっすよ不覚じゃ。もっと他に言う事有るだろ!
しかしここで怒るとヒソヒソされそうなので、俺は必死にこらえてウィリー爺ちゃんに笑顔で挨拶をした。
「おはよ、ウィリー爺ちゃん」
「うむ、おはよう可愛い孫娘よ。……さて、お主達に集まって貰ったのはほかでもない。実は、お主達だけにだけ話す事があってな」
「ロクショウの事ですか?」
逸る気持ちで問いかけると、ウィリー爺ちゃんは苦笑して長い顎髭を扱いた。
「ふふ、そうだと言いたいところだが……変化の術の師匠は、今すぐに連絡がつく相手ではなくてな。色々と話してやるつもりだったが、期待を持たせるのもどうかと思ったので、返答が着次第ウァンティア候に書簡を送ろう。で、今回はそちらではなくて別の事なのだ」
「他にも何か重要な事が……?」
何だろう。アドニスの事かな?
いや、妖精の国についての事かも……。ここって一応秘密の国だし、他の人にはナイショにしてねって言いたかったとか。でもそれなら帰り際に言えば済む事だよなあ。俺達だけに話す事って、他に何かあったっけ?
ブラックとクロウも思いつかないようで、二人仲良く頭にハテナマークを浮かべていたが、ウィリー爺ちゃんはそんな俺達の姿を見て朗らかに笑うと、唐突にぱちんと指を鳴らした。
何事かと思ったら、ウィリー爺ちゃんの近くに控えていた妖精のお姉さんが、仰々しい小さな台に何かを乗せて近付いて来る。
キラキラと光る銀色の髪のお姉さんは、やっぱり妖精なだけあって神がかり的に美しい。おっぱいもいっぱいだし、ほんとこの世界は美女が多くて楽園だなあ。
背後から邪悪な気を感じながらもぽーっと見ていると、お姉さんは俺に台の上のモノを取れと言っているかのように、台をぐいっと差し出した。
「……?」
「どうぞ、お取りください」
ああっ、声までお美しい!! いやそんな場合じゃないですねすみません。
怒らないで下さい背後のオッサン達。
気を取り直して台の上のモノを見てみると、そこにはかなり大きな金のリングが一つだけ乗せられていた。
……なんだろう……これ……。
「あの、ウィリー爺ちゃん……なんですか? これ」
腕輪にしては大きすぎるし、かといってベルトって訳でもないし……強いて言えば、孫悟空の輪っかに似てるかな。でも頭に付けてもすっぽ抜けそう。
装飾品ってことでもないよなあ、絶対……。
背後のブラック達に振り返って見ても、二人も解らないようで肩を竦めている。
降参ですとばかりにウィリー爺ちゃんの方に向き直ると、相手は実に楽しそうな笑みを浮かべて、俺達を見ていた。
「お主は、そういうモノが欲しかったのであろう?」
「え?」
「その道具は、お主の願いをかなえるものだ」
俺の願いをかなえるって……なんだろ。
……俺、ウィリー爺ちゃんに何かお願いした事ってあったっけ……?
→
11
お気に入りに追加
3,610
あなたにおすすめの小説
義理姉がかわいそうと言われましても、私には関係の無い事です
渡辺 佐倉
恋愛
マーガレットは政略で伯爵家に嫁いだ。
愛の無い結婚であったがお互いに尊重し合って結婚生活をおくっていければいいと思っていたが、伯爵である夫はことあるごとに、離婚して実家である伯爵家に帰ってきているマーガレットにとっての義姉達を優先ばかりする。
そんな生活に耐えかねたマーガレットは…
結末は見方によって色々系だと思います。
なろうにも同じものを掲載しています。
悪役令嬢になりたくない(そもそも違う)勘違い令嬢は王太子から逃げる事にしました~なぜか逆に囲い込まれました~
咲桜りおな
恋愛
四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。
記憶が戻ったのは五歳の時で、
翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており
その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の了解であり周知の事実)、
自分が公爵家の令嬢である事、
王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、
何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、
そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると……
どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。
これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく
悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って
翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に
避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。
そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが
腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。
そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。
悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと
最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆
世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。
BL短編
水無月
BL
『笹葉と氷河』
・どこか歪で何かが欠けたふたりのお話です。一話目の出会いは陰鬱としていますが、あとはイチャイチャしているだけです。笹葉はエリートで豪邸住まいの変態で、氷河は口悪い美人です。氷河が受け。
胸糞が苦手なら、二話から読んでも大丈夫です。
『輝夜たち』
・シェアハウスで暮らしている三人が、会社にいる嫌な人と戦うお話。ざまぁを目指しましたが……、初めてなので大目に見てください。
『ケモ耳学園ネコ科クラス』
・敏感な体質のせいで毛づくろいでも変な気分になってしまうツェイ。今度の実技テストは毛づくろい。それを乗り切るために部活仲間のミョンに助けを求めるが、幼馴染でカースト上位のドロテが割って入ってきて……
猫団子三匹がぺろぺろし合うお話です。
『夏は終わりだ短編集』
・ここに完結済みの番外編を投稿していきます。
・スペシャルはコラボ回のようなもので、書いてて楽しかったです私が。とても。
・挿絵は自作です。
『その他』
・書ききれなくなってきたので、その他で纏めておきます。
※不定期更新です。
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです
紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。
公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。
そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。
ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。
そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。
自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。
そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー?
口は悪いが、見た目は母親似の美少女!?
ハイスペックな少年が世界を変えていく!
異世界改革ファンタジー!
息抜きに始めた作品です。
みなさんも息抜きにどうぞ◎
肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!
4番目の許婚候補
富樫 聖夜
恋愛
愛美は家出をした従姉妹の舞の代わりに結婚することになるかも、と突然告げられた。どうも昔からの約束で従姉妹の中から誰かが嫁に行かないといけないらしい。順番からいえば4番目の許婚候補なので、よもや自分に回ってくることはないと安堵した愛美だったが、偶然にも就職先は例の許婚がいる会社。所属部署も同じになってしまい、何だかいろいろバレないようにヒヤヒヤする日々を送るハメになる。おまけに関わらないように距離を置いて接していたのに例の許婚――佐伯彰人――がどういうわけか愛美に大接近。4番目の許婚候補だってバレた!? それとも――? ラブコメです。――――アルファポリス様より書籍化されました。本編削除済みです。
スキルが生えてくる世界に転生したっぽい話
明和里苳
ファンタジー
物心ついた時から、自分だけが見えたウインドウ。
どうやらスキルが生える世界に生まれてきたようです。
生えるなら、生やすしかないじゃない。
クラウス、行きます。
◆ 他サイトにも掲載しています。
縦ロールをやめたら愛されました。
えんどう
恋愛
縦ロールは令嬢の命!!と頑なにその髪型を守ってきた公爵令嬢のシャルロット。
「お前を愛することはない。これは政略結婚だ、余計なものを求めてくれるな」
──そう言っていた婚約者が結婚して縦ロールをやめた途端に急に甘ったるい視線を向けて愛を囁くようになったのは何故?
これは私の友人がゴスロリやめて清楚系に走った途端にモテ始めた話に基づくような基づかないような。
追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる