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聖都バルバラ、祝福を囲うは妖精の輪編
18.アイテムと戦利品
しおりを挟む※今更ですがアイテムのうんちく回です (´∀`)<こういうのも好き…
俺はモテない男なので伝聞でしかないのだが、デートではショッピングも当たり前だという。そして大概の場合、デートの目的が買い物だけなら、男子はその腕の筋肉を余すところなく発揮しなければいけないらしい。
……経験者は語る。何故女子の服はあれほど重たいのだと。
何故二三着の服の紙袋が四つに増えると、倍の重さのように思えるのだと。
あれほどの重さってどれくらいなのか俺には解らんが、紙袋を三つも四つも持たされていればそれは重いと思う。でもどんくらい重いんだろうなアレ。
出来れば彼女と一緒に体験してみたかったが、今の俺には彼氏しかいないので知るべくもない。しかも彼氏の位置に居る奴は彼氏っていうかオッサンだ。悲しい。
……つーか。
「ふ、普通の買い出しでこんなに重いなら、絶対やりたくない……」
妖精王の城に帰ってきた俺達は、俺に割り当てて貰った部屋に倒れ込むようにどっと入室する。部屋のどこそこがすごーいなんて事を言いたかったのだが、両手に荷物を持っている状態ではそんな気も回らない。
へろへろと歩き、やっとの事でシングルベッドに荷物を放り出すと、俺はそのまま思いっきりベッドにダイブした。
「あぁああ゛あ゛……づっがれたぁ……」
呻く俺の背後で、同じように精も根も尽き果てたような溜息が二つ分聞こえて、それぞれドサドサと物を置く音がした。
「つ……ツカサ君……頼むから、泣いて縋られたからってホイホイついて行かないで……荷物持ちする僕らの身にもなって……」
「うっぷ……よ、妖精の臭いは好かん……嗅ぎ過ぎて酔った……」
「すみません返す返すもすみません……」
そうね、今回は俺が悪いね……だけど大人に泣かれたら子供の俺としては困るじゃん。俺この世界では成人扱いだけど、まだまだ子供の特権使いたい十七歳よ。
そんな心構えの俺が、大人に泣きつかれて大人な対応なんて出来る訳がない。
結果、あちこち引っ張られては、どこぞの光の聖女がごとくご利益のある手翳しを延々大人の妖精達にやっていたのだが……まさかその副産物として色々頂いてしまうとは思ってもみなかった。
しかしこの感じ……俺の婆ちゃんの田舎に似ている……!!
婆ちゃんの田舎も、何か一つ手助けをする度に、カボチャだの大根だのと倍以上の物品によるお礼が家に届いてたんだよなあ……。
あれって気心知れたご近所さんがやるから「ありがたい」で済むけど、初対面で熱狂的に誘って来る相手からやられると怖いだけだな。
「でも、結果的に妖精の珍しい品物も貰えたみたいだし、まあいっか!」
「大半は人族のモノと変わらないゴミだけどね」
「ええい煩いそこのオッサン!」
確かに大半は「人族が昔持って来た貴重な品」とかだったりして、俺達にとっては価値があまりない物だったりするけど、それでも彼らにとっては貴重なんだからゴミと言う言い方は良くないぞ。
……まあ、正直使い道がないのは本当だけど……でも、妖精族の友好度はグンと上がったわけだし、これはありがたく良い使い道を探させて貰おう。この世界でも骨董品好きなマニアは居るだろうし、古びた剣やランプもどうにかなるはず。
ゴミを押し付けられたわけではない。決して。
その証拠に幾つかの凄い品やお菓子のレシピも貰ったし!!
「とりあえず貰ったものを整理してみよう」
「えぇ~……」
「ブラックは寝てていいよ。あとクロウもさっきから口抑えてないで吐いて来い。ちゃんと口ゆすいで来るんだぞ」
「うぷ」
そう言うと、クロウは待ってましたとばかりに風呂場へと駈け込んで行った。
しかしこんな事は初めてだな。獣人って妖精と相性悪いのかな……?
人の中に流れる曜気や気を食べる獣人にとって、妖精の体内で混ざっている気は良くない物なのかも知れない。
そう言えば……アドニスやウィリー爺ちゃんは、曜術師の五曜の属性にはない「氷」の術を使う訳だし……あれって純粋な水の術じゃないよな。
だとしたら、そういう特殊な術を使う相手はクロウの食料には適さないのかも。
……って俺自身が自分を食料だと認めてどうする。
「いかんいかん。とにかく仕分けだ」
「頑張れつかさくーん」
「手伝う気ゼロだなオメー」
まあ元々ブラック達は俺に付いて来てくれただけなんだし、仕方ないか。
俺も曜気あげすぎでちょっと疲れてるんだが、今日しか整理する時間が無いのでちゃっちゃとやってしまおう。
ってなわけで一時間ほどかけて、バルバラの城下街の妖精達に貰ったものを選別してみたのだが、思った通り四分の三くらいは骨董品を扱う古物商か、古い物でも使い方を知っている人に教えを請わねばならない物ばかりだった。
妖精達がこの品々の来歴を語ってくれた気がするのだが、大抵が「数百年前にこの国に来た人間が交換してくれた」という話だったので、どれほど昔の物だったかはよく解らん。帰ったらロサードにでも見せてみるか。
で、残りの四分の一の中の更に三分の二は食品だ。
これもまた「外の世界から持って来た貴重な樹木の果実」とかだったので、人族である俺達にはあまり価値が無い。でも美味しい果物はありがたいので、後でゆっくりと頂く事にしよう。
骨董品あたりはギリギリ風呂敷代わりの布で包めたので、偶然一つだけ空きがあったスクナビナッツに入れておくことにする。
六つあったスクナビナッツだが、今となってはもう空きがない。
一つは空き瓶を死ぬほど溜め込んでるし、もう一つは既製品の回復薬を二十本ほど詰め込んでいる。後の二つは調理器具セットと調合セットで、もう一つあったナッツも布でくるんだ人数分の寝袋で満杯になっていた。
今までポイポイ放り込んでたが、俺のアイテムボックスはもう満杯ですよ。
今更ながらに俺って結構持ち物増えてたんだな……。
あ、ちなみにお久しぶりに出てきた【スクナビナッツ】は、【スクナビ】という物体を縮小させる事の出来る“気の付加術”が籠められたナッツの形をした曜具だ。この道具を使って、俺は薬瓶やアイテムを収納している。
今まで出て来なかったのは、実はもう前述の品物で満杯状態になっており、使う機会が全くなかったからなのである。……機能制限付きアイテムボックス辛い。
「しかし困ったなあ……一つの箱や風呂敷に入れ込めば、入らない事も無いんだけど……全部入る巨大な箱もないし、大体んなもん用意できないしな……」
どうしたもんかと思っていると、ブラックが机にぐでっと頬をくっつけながら、ちょいちょいと指で品物を指さした。
「それ、材質が同じものは一緒に入れられるんでしょ? だったら、ナッツに入れる木箱や布袋の数をを増やせばいいんじゃない?」
確かにそれはごもっともだが、そう言う訳にもいかないのだ。
何故なら、俺はそれをもう試した事が有るから。
「スクナビナッツの裏ワザはどこまで可能なのか」と。
「俺も前にそう思って試してみた事が有るんだけどさ……包みが二つに増えたら、ナッツが不安定になるっぽくってなあ……。試しに二つの包みを入れたら、一個変な所に飛んで大破したので無理なのよ」
やってみた結果、完全に外側の材質が同じ薬瓶とかは、何個まとめても一気にその場に出てきたんだけど、物を詰め込んだ箱や布袋はどうしても飛び出したり変な方向に飛んで行ったりして破損してしまう事が解った。
何度か試して解ったんだけど、動作不良はどうも重量が関係しているらしい。
薬瓶や空瓶を多量に収納する事が可能だったのは、物を詰め込んだ木箱や布袋のように重くなかったからだ。
以前、これをくれたラーミンが「巨大なものは入れられない」と言っていたが、その理由は恐らく重量による制限が掛かるからなのだろう。
スクナビナッツにも、収納出来ないものが有る。重量制限も存在する。
つまり、薬瓶も無限に収納できる訳ではないのである。
……それに気付いた時はガッカリしたもんだが、まあ仕方のない事だよな。
本来なら「一つ一個」で物を収納する曜具(曜術が込められた道具)だし、今の「同じ材質のモノだと何個でも同時収納可能」だとか「包めば沢山の品物もオッケー」って使い方も、裏ワザ見つけてズルして使ってるようなもんだし。
本当ならこれで良しと思わなければいけないんだが……。
ああ。時間経過のない無限収納のアイテムボックスがほしいよ本当。
せめてスクナビナッツが肉とかの生鮮食品が腐らなかったらなー。
「じゃあその残りの本や紙束はバッグに入れなきゃいけないんだ」
言いながら、俺の横に残った紙束をつまらなそうに見やる相手に、俺は項垂れるようにがっくりと首を落として頷いた。
「仕方がないけどそうなる。……まあ、あっちに帰って荷物を整理すればナッツに空きが一つ出来るから、まとめてそこに放り込めるけど……今機動力が下がるのはちょっとキツいよなあ……」
そう。俺はただでさえパーティーの中ではダントツに素早さが低いってのに、そこに重い本や紙束を持つ事になるのだ。今より更に機動力が落ちてしまうなんて、自殺行為もいいとこである。でも、だからといって本を手放す事は出来なかった。
だって、この本や紙束こそが、俺にとっては最高に価値のある物なんだから。
「いやーそれにしても、やっぱ妖精族のレシピって独特だよな~」
「一気に機嫌治ったねツカサ君」
「三日の間にどれだけ読めるかな~」
「無視かぁ」
ええい煩い気力を失ったオッサンめ。俺の楽しみを奪うんじゃない。
荷物をバッグの中に戻して床を綺麗にすると、俺は本と紙束を抱えて勢いよくベッドにダイブした。背中にブラックの視線が突き刺さるが、気にしない。
枕に顔を乗せて、俺は妖精達に貰った本と紙束を確認した。
「えーっと、妖精の秘薬に伝承の本、子育ての本に、お菓子のレシピ……ふふふ、どれも独特な事が書いてありそうで楽しみだな」
「子育ての本にはツッコミ入れないの?」
「馬鹿だなあブラック、妖精ってのは俺達と全く違う発生の仕方をしてるんだぞ? となると、この子育て本はある意味妖精族の成長を事細かに記している研究本と言う事にもなる! これはファンタジー好きとしてはかなりの良本だぞ!」
「そりゃまあ確かにそうだけど……妖精の生態なんて知ってもなあ」
賢者並みに知識を蓄えている男が何を言うかと思ったが、ブラックも好き好んで知識を吸収した訳じゃないからそこは言わない方が良いか。
ま、知らない自由ってのもあるよな。
知りたくもない事を無理に教えるってのも酷だし、そう思うのは仕方ない。
だが俺は興味が有るのでじっくり読ませて頂く!!
確か魔族にも「妖精族」ってのが居るらしいし、そっちの詳細な情報とかも手に入れて比べるのも面白そうだよな~。ああ心が躍る!
うーむ、しかし子育ての本に興味を持つ日が来るとは自分でも驚きだ。
夕食まで暇だしちょこっと読んでみようかな~。
ふふふ、これってちょっとした設定集みたいなもんだよな。しかしどうしてこうゲームの世界観設定資料とかを読むと物凄くワクワクするんだろう。
ああいうのって読むの楽しいよなあ。どうかするとゲームじゃ出てこない所までキッチリ設定されてるし、見ているだけで異世界を旅行した気分になるよ。
ゲーム雑誌とかで言えば、攻略ページを見るより世界とかキャラの紹介してるページの方が好きなんだよなー。
「設定厨乙、と……お、流石は子育て教本。図が有って解りやすい」
っていうか一応この世界でも赤ちゃんを世話する親の役割の妖精はいるんだな。
人族のように「お父さんお母さん」はおらず、子供達の世話をするのは「世話役」と呼ばれているらしいが、教本が有るって事は何代もずっと続けられてる伝統なんだろうなあ。
そんな事を考えつつ最初のページに書かれている「世話役の心得」を読んでいると、やっとクロウが風呂場から戻ってきた。
「……うっぷ…………き、きょうの食べ物全部吐いてしまった……」
な、なんだってー!
とんでもない発言に思わず振り向くと、そこでは青ざめた顔をしたクロウが口元を腕でゴシゴシと拭っている光景が。
……いつもより元気がないが、それほど吐いたと言う事なんだろうか。
「クロウ、大丈夫か?」
「うう……ここ最近鼻への打撃が凄い」
「そ、そうだな……オーデルってクロウの嫌な物ばっかりあるし……」
首都のノーヴェポーチカは鉄の臭いで充満してたし、何よりこの国には緑がほとんど存在しない。そのうえ妖精の国には相容れない香りの妖精族ばかりとくれば、クロウの気分の悪さは察するまでも無かろう。
可哀想に……獣人って意外とデリケートなんだな……。
「クロウ、メシ食えそうか?」
「それは大丈夫だ。……と言うより、出し過ぎて腹が減った……」
「…………はい?」
何か変な方向に話が行き始めたぞ。
固まる俺の目の前で、クロウはグウと音を鳴らしてこれみよがしに腹をさする。
「夕食まで我慢できないから、ツカサを舐めたい」
「ば――ッ!! もー! なんでそうなるかなあ!!」
もっとこう、お城の人に間食を作ってもらうとか色々あるでしょ!!
俺は昨日も目の前のオッサンにメチャクチャされて、またうっすい精液しか出ない美味しさゼロパーセントボディになってるから駄目です!!
つーかスナック感覚で俺の体を弄ぶのやめてくれる!?
ちょっ、べ、ベッドに近付いて来るな!
「ぶ、ブラック、ちょっとクロウ説得してくれよ!」
幽鬼のごとくユラユラと揺れながら近付いて来るクロウが怖くて動けない俺は、この状態の元凶であるブラックに助けを求める。
が、ブラックはと言うと。
「熊公だけに美味しい思いさせる訳にはいかないなあ……」
とか何とか言いながら、肩を回しつつゆらりと立ち上がって近付いてきやがる。
あの、ちょっと。あの。
アンタここ止める所でしょ! 恋人として「僕のツカサ君だぞ!」とか言う所でしょうがああああ! さてはお前もフラストレーション溜まってやがるのか!
「いやクロウはともかくお前もう今日はえっちしないぞ! しないからな!?」
「大丈夫だよ、僕も憂さ晴らしにツカサ君に悪戯したいだけだから」
………………。
あの……憂さ晴らしで悪戯される俺の立場って……なんなんですかね……?
「ブラック、今日はじっくり舐めてもいいんだな」
「よかろう」
よかろう、じゃねえよクソオヤジ。
どうにかして逃げようと俺は知恵を絞って頭をフル回転させてみたが……俺の浅知恵で逃げられる相手なら、こうはなっていないわけで。
「厄日だ……妖精の国に入ってからずっと厄日だぁ……」
挿入されないとは言え、それでも充分俺にはキツいんですけどね……。
明日ちゃんと出発できると良いなあ……ああ……。
→
※ペロペロしてるだけですが次回も変態なので※付けときますね(´^ω^`)
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